オススメ商品や限定品はお得なのか?

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■オススメや目玉商品は本当にお得なのか?

店頭やレジ前などに、お店のオススメ品や目玉商品があったり、レストランなどでお勧めしているメニューなども、本当にお得なものなのかを経営者視点で考えることも重要です。
こういったお勧めをしている理由を考えた場合、在庫が余っているために目玉商品と謳っていたり、人気がなくあまり売れない物をお勧めしているケースが多いのです。

もちろん、そういったお店ばかりではなく、良心的にお客様に本当にお勧めしたいものを紹介するお店もあるのは確かです。
ただ、そういったお店の方が少ないくらいで、基本的に人気のある商品や本当に良質の物は何も言わなくても売れるので、オススメ品として扱わなくても良いのです。
お店側が売れると判断して発注したのに、予想よりも売れなかったために、オススメ品として紹介する場合が多いと考えられるのです。

だからと言って、オススメ品や目玉商品が悪い物ばかりとは限りません。
お店側は良い商品と思って入荷しているわけですから、もし安い値段で提供されているのであれば、買う価値はあるかもしれないのです。

その辺りの判断は難しいですが、経営者目線を鍛えることにより、より的確な判断ができるようになると思いますので、普段から心がけておくと良いでしょう。

 

■安すぎる商品は良い品か?

一昔前は、PHSという安価な携帯電話があり、本体が1円で売られていることがありました。
現在では規制などによって、そういった値段では売られていませんが、なぜ1円で提供できたのか分からない方もいらっしゃるかと思います。

このケースでは、PHSの契約者は月額料金を払いますので、2年以上契約が必須などの条件をつけて、ランニングコストで本体費用を回収していたのです。
多くのユーザーを獲得することによって、売上を上げることができます。

ただ、なぜ0円ではなく1円なのかと言いますと、企業側としては0円でも提供できるのですが、売上管理上0円で売ってしまうと何も売っていないことと同然となり、管理に困るという事情がありました。
なので、苦肉の策で1円という値段で販売していたというわけです。

現在でもレストランや居酒屋などで、超安価で商品を提供しているところがあります。
質があまり良くないものを安く提供しているところもありますが、良質な物をびっくりするくらいの値段で提供しているお店もあります。

良質な牛たんを50円で提供したり、ラーメンを100円で提供しているというところもあります。
これは、基本的には客寄せで、そういった安い商品で話題作りをしているのです。

もちろんそれだけ食べて帰られてしまうと赤字となってしまいますが、一人一品までと制限を付け、その他の商品で採算を取っているのです。
安い商品があるということで、お客様が増えますので、お客様が増えれば売上も上がるというカラクリです。
売上のトータルよりも、安値で提供する商品のマイナス分の方が多ければ、赤字ということになりますので、店側としては賭けになります。

ただ、ほとんどの商品が安いというお店は、質が良くないものを提供している可能性が高いので、なるべく避けた方が良いと思います。
こういったことも、経営者側の観点で考えることによって、判断ができるようになるかと思います。

 

■限定商品が良いものとは限らない

商品数限定や、期間限定として売っている商品がありますが、これらが良いものとは限りません。
限定という言葉に弱い人も多いようで、早く買わないとなくなってしまったり、買える期間が過ぎてしまうからと、消費者のあせりを促しているだけです。

本当に在庫が少ない場合もありますが、基本的には消費者の購買意欲を煽るために、経営者が行っていることです。
本当に在庫が少ない場合は、値段を高く設定した方が売る側も儲かるはずです。

在庫に限りがあるから限定にしているのではなく、単に購買意欲を煽っているだけと思った方が良いでしょう。
もちろん、本当に欲しい商品の場合は、買っても良いですが、本当に必要な物かどうかを冷静に判断するようにしましょう。

 



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