なぜ地球温暖化で水不足になるのか
■猛暑だと水不足になりやすい?
昨今の地球温暖化により、夏の猛暑がひどくなってきています。
また、この季節は雨の被害も多くなってきていました。
以前も説明したように、地球温暖化の影響で海水温度が上昇すると、海水の蒸発する量が増えるので、雨の水分量が増えます。
そのため、台風や豪雨による土砂災害、洪水などの被害も増えてきていたのです。
しかし、最近では日本の夏に水不足となっているというニュースが多いように思います。
また、台風の数や被害も数年前と比べて減っているように思います。
これはなぜでしょうか?
恐らくですが、地球温暖化による気温上昇と海水温度上昇が年々ひどくなっており、海水の蒸発量が増えすぎているのではないかと思われます。
海水の蒸発量が多すぎると、その上空の水蒸気の水分量が増えて水の塊になりやすいため、すぐに雨となって落ちてしまいます。
そうすると、雨雲が陸に着く前に雨が落ちきってしまうのです。
海に近い陸には雨が降ることが多いかもしれませんが、内陸部までは雨雲の水分が落ちきってしまい、雨が降らなくなっているのではないでしょうか。
内陸の山間部に雨が降らないと、山が吸収する水分量が減りますので、ダムの水も川の水も減り、水不足に陥ってしまいます。
つまり、あまりに地球温暖化が進んでしまったために、水不足になりやすくなっていると考えられるのです。
場所や地形によっては当てはまらない場合もありますし、毎年のことではないかもしれませんが、年々地球温暖化が進んでいるため、早めに対策を進める必要があるかと思います。
地球温暖化や水不足の解決策については、別の記事にも書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。