認知症は治療できるのか
■認知症は治療できるのか
認知症というのは、脳が萎縮することで、記憶力や思考能力が著しく低下することです。
脳が萎縮してしまうので、残念ながら治療するということはできず、現段階では認知症の進行を止めるだけの治療となります。
とは言っても、悲観するには早いかもしれません。
萎縮してしまった脳は、元には戻りませんが、残っている脳をフル稼働できるようにすれば、多少改善させることはできるかと思います。
認知症と診断された老人に、簡単な計算を繰り返し行うというのを毎日行わせたところ、改善が見られたという事例もあります。
その他、テレビゲームや、将棋などのボードゲームなどでも効果があるようです。
そういったものを嫌がる人の場合、興味を示すものを色々試して探してみましょう。
社交ダンスに興味を示した老人に、それを毎日続けさせたところ、認知症が改善したという例もあるようです。
興味を示すものなら何でも良いというわけではありませんが、体を動かすこと、指をよく動かすこと、人と楽しくコミュニケーションを取れることなどが、認知症の改善に良いようです。
こういったことを毎日行うことで、脳の萎縮の進行を止め、残った脳をフルに活用できるようになるのかと思います。
認知症になってしまった本人は、これらのことを行おうとは考えないと思いますので、ご家族やサポートできる知人の方が実践するようにしましょう。