なぜクソゲーを発売するのか

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■なぜクソゲーを発売するのか

ゲーム会社は、テスト段階で、面白くないということが分かるはずなのに、なぜクソゲーを発売するのかという話題がありました。
クソゲーと判断できた時点で、発売を止めるべきという意見のようです。

ただ、これも経営者の目線で考えなければなりません。

例えば、企画や開発段階で、1億円の売上を見込んでいて、3000万円をかけて開発したとします。
テスト段階で、面白くないと発覚した場合、ここで発売を止めてしまうと、3000万円の損失となります。

そのまま発売する場合、ROMの生産にさらに3000万円がかかるものの、発売をすればなんとか6000万円くらいの売上が見込めるのであれば、利益は0円ですが、赤字にはならないので、発売に踏み切るという判断もあるというわけです。

期待を裏切られたゲーマーには申し訳ないと思うのものの、会社の存続のためにはやむを得ずクソゲーを出してしまうことがあるということです。

もちろん、さらに開発費をかけて、クソゲーにならないように作り直すという選択もあるかと思いますが、広告をすでに出していて、発売日をあまり延期できない状況の場合は、なかなかそれも難しいのです。
高い開発費用をかけて作り直したとしても、発売延期などの影響で、もし売上が見込みよりも大幅に下回ってしまったら、大赤字となって倒産してしまう可能性も出てきてしまうのです。

クソゲーを買わされた人には、たまったものではありませんが、少し視点を変えて、経営者目線で考えてみるのも良いかもしれません。

 



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