緊張しないためには
面接やプレゼンなど、人前で何か説明したり何かを見せる時に、少なからず緊張してしまうものです。
緊張しない方がうまくいくのに、なぜか緊張してしまい、逆に失敗したりしてしまいます。
緊張しない方法はあるのでしょうか。
■慣れが必要
面接でも、プレゼンでも、慣れてくれば緊張しなくなってきます。
もちろん、人によってはずっと緊張してしまうという人もいますが、それでも一番最初の時に比べれば、少しは緊張が減っているかと思います。
経験を重ねると、次の時はこうしようとか、この質問をされたらこう応えるなど、心の準備がてぎて、それによる安心感から緊張が減ってきます。
当然、緊張が減ってくれば何事もスムーズにいくと思います。
経験を重ねれば重ねるほど、緊張が減り、だんだんこなせるようになってくるでしょう。
慣れというのが、緊張を減らす最も有効な手段と言えます。
■精神統一法
慣れれば良いとは言っても、一度しかチャンスがないという場合や、初回を是が非でも成功させたいというケースもあるでしょう。
そのような状況ほど、緊張してしまって、うまくいかなくなってしまうものです。
そういう場合は、よくおまじないをすれば良いという話を聞いたことがある方はいらっしゃると思います。
「人」という字を手のひらに書き、それを飲むというものです。
これは、人を飲むことで、人を自分のものとして、緊張させなくするというものです。
こればまぎれもなく「おまじない」ですが、おまじないと言えども、かなりの効果はあるようです。
脳をだますことによって緊張をほぐす効果があるのでしょう。
私がお勧めなのは、精神統一呼吸法です。
簡単に言えば、深呼吸で落ち着かせるというものですが、やり方があります。
1:まず息を吐いて、肺の中の空気を全て出します
2:鼻からゆっくり10秒くらいかけて息を吸います
3:これ以上息を吸えなくなったところで、10秒ほど息を止めます
4:今度は口から10秒くらいかけて、ゆっくり息を吐きます
5:もし、緊張が解けない場合は、これを落ち着くまで繰り返します
私も試したことがありますが、驚くほど効果があります。
心臓の鼓動がおさまり、心も落ち着いて緊張も緩みます。
人前に出る直前でこれを行うようにすると良いでしょう。
■準備をする
人前で何かをするということは、必ず準備をしなければなりません。
経験があれば、それほど必要ないかもしれませんが、経験が浅いうちは準備を万端にしておくと、緊張も減るかと思います。
面接であれば、どのような質問をされるのかを予想し、応えを考えておく。
会議であれば、資料に目を通しておいたり、予め質問や検討内容を用意しておく。
プレゼンであれば、資料を用意するとともに、どういったことを話すのかをメモに書いておく。
楽器の演奏の発表会などでは、失敗しないように十分に練習しておく。
といった具合です。
また、人見知りの性格の人は、面接やプレゼンの場面などではかなり不利になります。
そのような性格の人は、普段からあまり仲良くない人にも積極的に接したり、コミュニケーション能力を学んだりしておく必要があるでしょう。
かなり時間のかかることですので、人前に立つ機会がなくとも、いざという時のために、日頃から訓練しておきましょう。
人はなぜ緊張するのかと言えば、失敗を恐れるからです。
十分に準備をしておき、失敗するはずがないというほどの状況にしておけば、自ずと緊張も減るでしょう。
■適度な緊張は必要
慣れたからと言って、あまりにも緊張しない人は、返って失敗を繰り返してしまうものです。
適度な緊張やプレッシャーは、あった方が良いのです。
そして、その緊張やプレッシャーを楽しむようになれれば、こちらのものです。
スポーツ選手などで、プレッシャーを楽しんで挑む方もいらっしゃるようです。
こういった選手は、とても良い成績を残すことが多いのです。
極度に緊張してしまうと難しいですが、緊張すら楽しんでしまうくらいの気概であれば、うまくいくことも多くなるでしょう。
あまり仕事などで楽しめないという方もいらっしゃるかと思いますが、人前で何かをするということは、その人のために行うということですので、人の役に立つことを喜んでしようという気持ちで臨むと良いかもしれません。
また、人前でハプニングが起きてしまった時なども、パニックにならず、落ち着いて行動するようにしてください。
ハプニングというのはたまに起きるものですが、悪いことばかりではないはずです。
そのような状況になった時でも、ハプニングを楽しむくらいの余裕がほしいものです。
どのような行動すれば良いかを冷静になって考え、見ている人を楽しませることを考えると良いでしょう。
また、失敗を恐れると緊張してしまうので、失敗しても良いという心構えで挑めば、緊張も少なくなるかもしれません。
気の持ちようで、緊張を調整できることもあるのです。
このように、緊張を減らす方法はありますので、参考にしていただけたら幸いです。