他人に好かれる方法
このサイトでも何度かコミュニケーション能力を高める方法をご紹介してきましたが、人に好かれるというのはなかなか難しいものです。
今回は、コミュニケーション能力を高めると同時に他人に好かれる方法をご紹介します。
■相手の話にリアクションを取る
相手が話をしている時に相槌を打つことはもちろん必要ですが、話が自慢話だったり、ショックな出来事だった時に、少し大きめなリアクションを取ると、相手は好意的に思います。
オーバーぎみにリアクションを取ると、話している相手も気持よくなるでしょう。
例えば、相手が自慢話をした時に、
「すげ~!」
「さすがですね!」
のように、声を強めにして相槌を入れるようにすると良いでしょう。
ショックな出来事を話された場合は、
「マジで!?」
「うわ~!ひどいですね~」
のような感じです。
さらにボディアクションを付けても良いかもしれません。
ただし、あまり派手にアクションを取り過ぎると、バカにしてると思われる場合がありますので、やり過ぎに注意しましょう。
このように大きくリアクションを取ることで、話し手は、相手が聞いていてくれているという安心感と、共感してくれているという感覚を味わいます。
これを繰り返すことにより、相手があなたに好感を抱き、相手はどんどんあなたに話しかけたくなるでしょう。
■相手に共感する
相手の話にリアクションを取ったとしても、気持ちが込められてなければ、あまり効果はありません。
相槌を打つ時は、できるだけ気持ちを込めましょう。
できれば、相手側の立場に立ち、相手と同じ気持ちになって、言葉を発すると良いでしょう。
例えば、
「ようやく契約が取れたよ」
「さすが部長ですね!部長ならやってくれると思ってましたよ!」
「昨日、嫁と喧嘩にしちゃったんだ」
「え~!あんなに仲が良かったのに、なんで?」
のように相手の気持ちを汲み取ることが大事です。
また、相手の気持ちを言葉にすると、共感していると思われ、聞き手に好意を抱きます。
「雨が降ってきて濡れちゃったよ」
「マジっすか!それは服が濡れてイヤになりますよね~」
「この間、新潟にスキーに行ったんだ」
「いいですね!スキーをやるとスカッとして楽しいですよね」
のような感じです。
特に難しく考える必要はありません。
とにかく相手の立場に立って、どのようにリアクションをしたら相手が喜ぶのかを考えると良いと思います。
そして、相手の気持ちを察して、自分も同じ気持になれば、自然に好意的なリアクションが取れるようになるでしょう。
■自分の気持ちを話して心を開く
相手が心を開いてくれないと、なかなか打ち解けることができません。
その場合は、まず自分の気持ちを話して、心を開くことが先決です。
些細な出来事にも、自分の気持ちを伝えると良いと思います。
「さっきコーヒーをこぼしちゃってさ。バカだよな」
とか、
「今日は暑くて汗で服がビショビショだよ。こんなんじゃテンション下がるよな~」
といった感じです。
このような会話を続けていると、相手も徐々に心を開いてくれるかもしれません。
時間がかかるかもしれませんが、自分が心を開かないと、相手もなかなか心を開いてくれませんので、根気よく自分の気持ちをぶつけることが必要です。
もちろん、相手が気さくな人であっても、自分の気持ちを伝える方法は有効です。
自分の気持ちを伝えることで、共感を得やすくなるのです。
■短い会話を繰り返す
仕事上、どうしても一緒にいなくてはいけない人が、すごく内気で人見知りな人の場合、なかなか打ち解けることができないというケースもあると思います。
そういった場合は、短い会話を繰り返し、心を開いてくれるのを待つと良いかもしれません。
「今日はこれから雨降りそうだね」
「今日はおしゃれなネクタイをしてるね~」
「いつもどんなもの食べてるの?」
のような些細な会話で良いのです。
最初はなかなか会話が続かないと思うので、会話は短く切り上げましょう。
無理に会話を長く続けようとしなくても良いのです。
短い会話を繰り返しているうちに、心も開いてきて長く会話できるかもしれません。
心を開いてくれないと、相手の気持ちも分かりませんので、共感することもできません。
相手の立場に立って、どのように接すれば相手が不快に思わず、心を開いてくれるかを考えながら会話をするようにしましょう。
相手と気持ちを共有し、心を開くということは、コミュニケーションにおいて非常に重要なことです。
とにかく相手の立場に立ち、相手がどうすれば喜ぶかを常に考えながら会話をするように心がけると、どんどん人に好かれるようになります。
常にこのことを念頭に置き、コミュニケーション能力を磨いていってください。