経営者目線で考える16

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前回に続き、経営者目線で様々な事例を考察してみたいと思います。

 

■キャンセル料はなぜかかる?

キャンセル料が高いとか、なぜキャンセル料を取られなければならないのか、という文句をよく聞きますが、これも経営者側の立場に立てば分かります。

レストランなどで食事まで予約をすると、当然お店側は食事を準備しておかなければなりませんが、直前でキャンセルされてしまうと、その準備した食事も無駄になり、準備をした人件費も無駄になります。
キャンセル料を取らなければ結構な被害額となり、こんなことが続いてしまうと、莫大な無駄な経費が発生し、お店も潰れてしまうことになるでしょう。

そのため、キャンセル料を取らなければなりませんし、予約直前の時間になるほど、キャンセル料は高くなるのです。

もちろん、美容院や歯医者など、準備がそれほどないところであれば、キャンセル料が取られない場合もありますが、だからと言って気軽にキャンセルして良いわけではありません。

キャンセルが発生してしまうと、そこは空白の時間になってしまうわけであり、本来売上金が発生するところがなくなってしまう可能性があります。
たまたま、その時間にまた予約が入ってくれれば良いですが、直前にキャンセルされるほど、その可能性は低くなります。

もし、キャンセルが多発することになれば、今までキャンセル料を取っていなかったところも、キャンセル料を取らざるを得なくなってしまうのです。

こういったことは、お店を経営する立場に立って考えないと分からないことなのかもしれません。
何もサービスを受けてないのに、キャンセル料を取られるのはおかしいとクレームを言う前に、経営者側のことも考えるようにしましょう。

 

■特許を取るのはなぜか

特許というのは、発明やビジネスモデルの発案者を守るためのもので、アイディアを勝手に使われるのを防ぐためにあります。

特許が取られている発明やビジネスモデルを使いたい場合は、ライセンスを購入すれば使える場合がありますが、もし特許を持っている人が許可しなければ、その発明やビジネスモデルは使えないということになります。
無断でその特許を使ってしまった場合は違法となり、損害賠償請求などをされる場合があります。

ただ、大企業などでは大量の特許を取っているところもあります。
これは、ライセンス料請求が目的というよりは、防御と交渉のためのようです。

どういうことかと言いますと、他の会社でも割と簡単なビジネスモデルを特許として登録する企業も多く、そのビジネスモデルを自社が使ってしまっていると、特許を取っている企業からライセンス請求をされてしまうことがあります。
こうなってしまうと、そのビジネスモデルを諦めるか、ライセンス料を支払うしかありません。

そこで、自社でも特許をなるべくたくさん取っておいて、どこからかそのようなライセンス料を請求された場合に、自社が特許を取っているビジネスモデルで、似たようなものをその会社が使ってないかを調べます。
もしそれがあった場合、お互いがライセンス料請求することになるので、チャラにしようという交渉ができるのです。

ライセンス料を請求されるということは、その会社と自社が同じ業種の可能性が高いので、自社でもビジネスモデルの特許をたくさん取得しておけば、相手もこちらのビジネスモデルを使っている可能性が高いということです。

こういった交渉や防御に使うために、簡単なビジネスモデルや、一つのビジネスモデルを少し変えたものでも、特許を申請して登録しているところが多いのです。

本来の特許の意図としては、本末転倒のように思えますが、これは特許庁が簡単に特許申請を許可してしまっているのが原因かと思われます。
特許庁としても、特許の申請でお金を取れるからかと思いますが、特許を取れる条件を少し厳しくする必要があるのではないかと私は思います。

 

■飲みニケーションは不要?

昨今のコロナ禍で、会社での飲み会をする機会が減り、会社の飲みニケーションは不要ではないかという人が増えているようです。

私も飲み会自体好きではないですし、若い頃に会社の飲み会に出るのはあまり気が進みませんでした。
ただ、経営者になった今では、飲み会の必要性も分かりました。

会社で飲み会をしたり、上司が部下を飲みに誘うのは、親密性や団結力を高めて、仕事やコミュニケーションを円滑にしたり、部下の転職を防いだり、チームワークを高めるためです。

私も人を雇った際に考えたのは、せっかく部下を育てたのに、すぐに転職されてしまっては困るということでした。
そのため、一度飲みに連れて行って、お互いを理解し合う必要があるのではないかと考えました。

まぁ、それを強制するのは悪いのでしませんでしたが、経営者もしくは上司になれば、飲みニケーションが必要という考えに至るのは当然とも思えます。
もちろん、単に飲み会をしたいという人もいると思いますので、人それぞれ目的は違うかもしれませんが、そういった人でも団結力を高めたり、社内の人と仲良くなりたいというのはあるかと思います。

新人のうちは分からないかもしれませんが、経営者や上司の立場に立って考えてみるのも良いでしょう。

今のコロナ禍では飲み会の機会も減って、リモート作業も増えてなかなかコミュニケーションも取りづらくなっていますが、どうすれば仕事が円滑に進むかを考えるようにしましょう。
仕事上、飲み会がなくても問題なければそれで良いのですが、コミュニケーション不足でミスをしてしまったということもよくあることです。

飲み会をしなくても仕事が円滑に進むのか、それとも飲みニケーションでチームワークを高めた方が良いのかなど、単に飲み会がイヤだというのではなく、何が会社にとって一番良いかを考えるようにすると良いと思います。

 



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