居酒屋のお通しはなぜ出てくるのか

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■お通しは断っても良いのか

居酒屋などで、何も注文していないのに、最初にお通しが出され、レシートを後で見るとお通しがチャージされています。
一見、お店のサービスなのかと思いきや、お金を取られているので、勝手に商品を出してお金を取っているのは、詐欺的な行為ではないかと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

お通しというのは、実はお店側の苦肉の策です。
本来、席を占有しているだけで、お店側としてはお金を要求したいのです。

席にお客様が座っていれば、他のお客様がその分座ることができず、もしあまり注文しないお客様だと非常に利益率が悪くなります。
そのため、席の占有でお金を請求したいのですが、それだけですと、「席に座っているだけで金を取るのか」とお客様に文句を言われるため、やむを得ず前菜という形でお通しというものを出して、これで席の占有費用代わりにお金を取っているのです。

お通しを拒否するお客様もいらっしゃるようですが、上記の理由から、基本的にお通しを断るのは、お店側に対してマナー違反ということになります。
ただ、違法というわけでもありませんので、どうしてもお金が厳しいようであれば、お通しを断ることもできますが、その場合は、お店の混み具合なども見て、お店側にご迷惑がかからないようにしましょう。

お通しというのも、やはりお店側にとっても心苦しいようで、なるべく良いものを提供しようとしていらっしゃるお店も多いです。
その時の旬のものや、手の込んだお通しを出してくれるお店も多いので、快くお通しをいただくようにしましょう。

 



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