差別をなくすことはできるのか5
■男性の自殺率が高いのはなぜか
日本は男性の方が自殺率が高いというデータが出ています。
これは男性に厳しい社会だからということでしょう。
男性が失職して他の仕事に就けない場合、健康だと生活保護も受けられず、家族や知人の助けが少ないと、自殺を選んでしまう人が多いのかと思われます。
一方、女性は結婚して配偶者の稼ぎが良ければ養ってもらえる場合もありますし、健康であっても離婚や失職時に、子どもが養えないなどがあれば生活保護を受けられる可能性が高くなります。
また、女性であれは親戚や知人が面倒を見てくれる可能性が高いので、自殺率が低くなると考えられます。
男性の場合は、親戚や知人を頼っても、「働け」の一言で一蹴されてしまうことが多いのでしょう。
どこに言ってもその一言を言われて追い出されてしまえば、自殺を選択してしまうのは当然の流れと言えるかもしれません。
ネットなどの意見を見ていても、都合の悪い時だけ男女平等と言いながら、実際は男性には厳しくして、女性には甘くしろという人が非常に多いです。
本当の男女平等が何なのかが分かっていない典型的な例と言えると思います。
こういったこともあり、暗黙的に男性が生きづらくなっていて、男性の自殺率が高くなってしまっている可能性もあります。
ただ、コロナ禍では女性の方が自殺率が高まったようです。
これは、飲食店や旅行関係で仕事しているのが、女性の方が多かったからかと思われます。
飲食店や旅行関係の業界は、経済規制の影響をもろに受け、失職や収入が大幅に減ってしまった人が多いのです。
これらの業界の女性率が高いために、自殺に追い込まれた男女の比率も変わったのかと考えられます。
これについては経済規制を無駄にしているからであり、緊急事態宣言の効果がないことを理解した上で、規制を早く止めるべきと思います。
コロナについては別の記事に書いておりますが、日本では免疫力さえ高めれば経済規制は不要なので、免疫力対策に切り替えれば解決できると考えています。
■日本の男女の温度差
アンケートなどの統計によれば、日本人女性は専業主婦になりたいと思っている人が半数以上と、高い数字になっております。
もちろん、それは悪いことではないのですが、昨今の不景気な世の中では、なかなかそれは難しく、結婚しても女性は働かなくてはならないご家庭も多いと思います。
ただ、専業主婦になりたいといデータは、日本人女性が男性に依存している数値とも言えるのです。
女性が専業主婦になるということは、男性の収入だけで家庭をまかなうということですので、それだけ男性に依存したいということになります。
世界の男女平等ランキングでも、日本が下位になっていることを批判する人も多いですが、このランキングは男性に責任を負わせているランキングだという意見もありました。
確かに、このランキングが低い国ほど、女性が男性に依存し、男性に責任を負わせているとも捉えることができます。
先ほどの専業主婦になりたいというデータも、女性が男性に依存したいということを示しています。
それだけ女性が男性への依存を望んでいながら、男女平等を訴えるのはおかしな話です。
また、日本の政治家に女性が少ないという批判もありますが、これも男性に責任を押し付けているとも言えなくはありません。
戦前、戦後のように、女性は立候補できないとか、女性の方が年齢制限があるなどの条件があるのであれば、それは男女差別ですが、今はそのような制限はありませんので、どんどん女性が政治家になってもらっても構わない状態なのです。
にも関わらず、女性の政治家が少ないのは、政治家になりたいという女性が少ないからであり、差別があるからではありません。
逆に言えば、女性が男性に責任を押し付けているとも言えます。
まぁ、それは言い過ぎかもしれませんが、世界の男女平等ランキングは、そのような側面を持っており男女差別があるからランキングが低いわけではないということは、皆さんにもご認識いただきたいと思います。