差別をなくすことはできるのか4

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前回に続き、差別について少し考えてみたいと思います。

 

■完全男女平等の方が差別が生まれる

男女差別については、これまでも書いてきましたが、これについてもう少し考えてみたいと思います。

日本は、政治家に女性が少ないから、男女平等の意識が遅れているという意見が未だにあります。
これについては、前も書きましたが、男女差別があるから女性政治家が少ないのではなく、日本は政治家になりたがる女性が、男性に比べて少ないからです。

もし、戦前のように、選挙に立候補できるのは男性のみという条件があるのであれば、それは男女差別になります。
しかし、現在では特に男性と女性で条件が異なるというものはなく、誰でも立候補できるようになっていますし、投票できる人も成人国民全員なので、男女に違いはありません。

政治家の男女比が違うからと言って、無理やり男性と女性を同じ人数にしてしまったら、それこそ男女差別になります。
なぜなら、政治家の候補者は男性の方が圧倒的に多いので、男女を同じ人数にしようとすると、明らかに女性を優遇するということになってしまうからです。

同様に、理系の企業なども男性の方が多いから、女性も同じくらいの人数を採れという意見があります。
しかし、日本の理系の男女比は、男性の方が圧倒的に多いため、男女比を無理やり同じにしてしまうと、女性を優遇して採用しなければならなくなり、それこそ男女差別になると言えます。

例えば、会社で2名を新たに採用する時に、男性の応募が9名、女性の応募が1名だった場合、男性1名採用、女性1名採用にしなければなりませんので、女性を無条件で採用しなければならなくなり、いかに不公平かが分かります。
希望者に男女比が生じている以上、採用の男女比を同じにするのは無理があるのです。

確かに、日本以外では理系の女性や、政治家の女性が男性と同じくらい多い国もあります。
ただ、それは女性の希望者も多いということです。

では、なぜ日本は理系の女性や、政治家になりたがる女性が少ないのでしょうか?

これについては、別の記事でも書いておりますように、男性ホルモンが関係しているのではないかと考えています。
歴史や文化の違いから、国によって男性ホルモン量の違い生じているとは思いますが、男性ホルモン量が多いと、理系に興味を持ったり、リーダーシップを要求される政治にも興味を示しやすくなるのではないかと思います。

つまり、理系企業や政治家の女性が活躍している国は、女性全員の男性ホルモン量が平均的に多いのではないか、ということです。
日本人女性の多くは、男性ホルモン量が少なく、女性ホルモンが多いので、より女性らしい女性が多いのではないかと考えられます。

それが良いことなのか、悪いことなのかは人それぞれ考え方があるとは思いますが、男女平等を訴える人には、そういった時代背景なども考えていただきたいものです。

 

■コロナ差別

最近は、新型コロナウイルスのせいで、コロナ差別というものも生まれているようです。
コロナ差別というのは、コロナに感染してしまった人、もしくはその疑いがある人に対して、近寄るなとか、会社に来るななど、酷い扱いを受けることです。

新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまったなら、感染を広めてしまう可能性があるので、それは仕方のないことなのかもしれませんが、コロナではないのに、ただの風邪の場合や、風邪に似たように症状が出ただけでも、そのような反応をされてしまうのは、確かに差別と言えるでしょう。

コロナ禍だから仕方がないというご意見もあるかと思いますが、そうとは限りません。
欧米諸国に比べて、日本はコロナの感染者数や死亡者が少なく、他国ほど驚異とはなっていません。

しかし、政治家やマスコミがコロナに対する恐怖心を執拗に国民に植え付けたため、このような差別が生じていると考えられます。

なぜ、日本のコロナ被害が他国より少ないかは、新型コロナウイルスについての記事で書いておりますので、それらをご参照いただければと思いますが、基本的に日本人は免疫力が高いからです。
にも関わらず、それを分かっていない政治家やマスコミが、欧米諸国の被害に恐怖し、国民にも必要以上に恐怖を与えてしまったということです。

最近も、連日コロナの感染者が過去最高とニュースで報道していますが、それでも各都道府県に数百人程度で、人口を考えるとそれほど流行っているとは言えないと思います。
もし、1日何万人が感染ということであれば、流行っていると言えると思いますが、人口が何百万人もいる都市に数百人程度の感染者ではそれほど感染は広まっていないのです。

それを、さも日本も危ないとか、やれ医療現場は大変だとかいう報道を続け、コロナの恐怖心を煽って経済を止めようとしています。
医療現場は大変だとは思いますが、欧米諸国に比べれば感染者数も少なく、対応を間違えていなければ、それほど大変にはならないはずです。

政治家やマスコミの報道が間違った方向に行っているため、コロナ差別を助長していると私は考えています。

新型コロナウイルスについての記事にも書いている通り、コロナは感染力が強いので、感染自体を防ぐのは非常に難しいことです。
感染を予防するのではなく、免疫力による発症予防に発想を切り替えれば、コロナも収束に向かい、コロナ差別もなくなるでしょう。

皆さんも政治家やマスコミに騙されることなく、冷静に、そしてよくよくコロナに対する正しい対策を考えていただきたいと思います。

 

■良い差別もある

ツイッターなどで私は差別を決してしないと書いている芸能人もいましたが、全ての差別が悪いものではなく、良い差別というものもあります。

例えば、電車などの席に座っている時、妊婦や老人には席を譲るのに、サラリーマンには席を譲らないというのは、差別ではありますが、これは悪いことではないと思います。

健常者よりも障害者を優先して助けるというのも、ある意味差別ではあるのですが、助けるのであればそれは良い差別かと思います。
差別をしないということは、こういった弱者も平等に扱うということになってしまい、それは冷酷とも捉われかねません。

差別と言うと、悪い意味に捉えられてしまうので、区別と言った方が良いとおっしゃる方もいますが、人を区別して意見や態度を変えるという意味では同じことです。
差別には、良い差別もあるということは覚えておきましょう。

今までも書いてきたように、多かれ少なかれ差別というのは、どうしても出てきてしまいます。
度が過ぎた差別は良くないことですが、多少の差別は存在すると認識した上で、一人ひとりがどう考えていくかが重要だと思います。

皆さんにも、差別がどういうものかを意識して、自分はどうすべきかということを、日頃から考えるようにしておくようにしましょう。

 



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