気にしない性格になるには6

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前回に続き、気にしない性格になるにはどうすれば良いかを考えてみたいと思います。

 

■完璧を目指さない

完璧主義者というのは損な性格です。
完璧主義者でなくとも、一度決めたことは最後までやらないと、気が済まないとかモヤモヤするという人も多いと思います。

しかし、状況にはよりますが、ほとんどの事は完璧にやらなくても良いことが多いものです。
仕事などではなるべく完璧を目指した方が良いかもしれませんが、例えば料理などで、見た目や味などをいつも完璧にしたいというのは少し気を張りすぎています。

完璧を目指すと時間もかかりますし、それ自体がストレスになるという方もいらっしゃると思います。
何事にも適当にこなすようにすると良いと思います。

適当というのは、どうでも良いとか手を抜くという意味ではありません。
文字通り、適切に当たるという意味で、状況に応じて力の入れる加減を変えるということです。

仕事でも、あまりに完璧にこなそうとすると気が滅入ってしまうこともありますので、ある程度は力を抜く必要がある場合もあります。
力を入れなければならないところはしっかりやり、力を抜いても良いところは、ほどよく手を抜いてストレスや疲れがが溜まらないようにします。

仕事で完璧にこなそうとしてしまうと、一つ一つの仕事に時間がかかりすぎてしまい、逆に会社や他の社員たちの迷惑になってしまう場合もあります。
手を抜けない仕事であっても、例えば他の人に仕事を任せてプロジェクトを進めた方が良いかもしれないのに、完璧主義者は自分とやろうとしてしまいがちです。
こういったことでプロジェクトに遅れが出てしまい、完璧主義者の人は嫌われてしまう可能性も出てきてしまいます。

実は手を抜くにも技術がいります。
どの仕事はしっかりやらなければならないのか、どの仕事は手を抜いても大丈夫なのかを判断し、さらに手を抜くにもどの程度は力を入れ、どの程度はやらなくて良いかなど、事細かく判断しなければならないからです。

慣れてくれば、この適当というのもできるようになりますが、完璧主義者の人が適当に手を抜くというのは、最初は難しいかもしれません。
その辺りは、よく状況を見て判断するようにしましょう。

すぐに仕事にとりかかるのではなく、仕事をする前にある程度、その仕事の優先度や重要度、力の入れ具合を考えてからとりかかるようにすると良いかもしれません。

完璧主義ではなく、不完全主義の方が気にしない性格に近づけると思います。
状況に応じて適当にやるということは、心がけていただければと思います。

 

■良かったことを思い出す

何事も気にしてしまう性格の一番良くないところは、イヤなことをくよくよと思い出してしまうことです。
反省するのは良いことではありますが、それは次に活かすためです。

イヤなことがあっても、それをいつまでも思い出してくよくよするようでは、ネガティブ思考に陥ってしまいます。
それを払拭するには、イヤなことを思い出すのではなく、良かったことを思い出すようにしましょう。

SNSなどでも、批判的な意見をもらってしまった時、反省することは必要ですが、単に悪口だった場合など、どうすることもできないものは、無視してすぐに忘れた方が良いこともあります。
こういう場合は、自分にとって良い意見の方を思い出すか、自分が書き込んだ良いコメントなどを見返したりすると良いでしょう。

自分の書いたコメントを読み返すのは、気分が良くなる場合もありますし、次のコメントを書く時の反省にもなります。
また、イヤなコメントを忘れるという効果もありますので、習慣的に行うようにすると良いかもしれません。

友人との会話などでも、イヤな言葉を思い出すのではなく、褒められた話などの方を思い出すようにしましょう。
こちらも、自分が話してウケた話などを思い返すのも良いと思います。
その時の嬉しさも蘇りますし、イヤなことも忘れやすくなります。

基本的にイヤなことは無視して思い出さないようにして、良かったことを思い出すようにしましょう。

 

■人の心を読む

気にしない性格になるには、人のことを気にしないようにするのが良いのですが、人の心が読めるようになれば、この人は自分のことを気にしていないということが分かり、逆に気にならなくなります。

人の心を読むには、以前も記事に書いたように、人の立場に立って考えるということが良いと思います。
その人の立場になって、その人が何を考えているのかを考えるようにすれば、心が読めるようになる場合もあります。

また、小説をたくさん読むようにすると、他人の気持ちが分かるようになってきます。
小説は登場人物もたくさん出てきますし、自分でない小説の主人公の気持ちを常に考えながら読み進めることになるため、人の気持ちを考える良い練習になるのです。

小説をたくさん読むほど、自分でない人の気持ちを知ることになりますので、だんだんと人の考えが分かるようになり、人の心が読めるようになってくるかもしれません。

なので、気にしない性格になりたいなら、小説をたくさん読み、人の気持ちが分かるようににしましょう。
人の気持ちが分かれば、自分のことをどう思っているのかが分かるようになり、他人の目が怖くなくなるということもあるかもしれません。

 

■平常心を保つ

よくスポーツの試合などで言われる、平常心を保つということですが、これはいかなる時にも大事なことです。

何かイヤなことを言われた時なども、常に冷静さを保ち、感情的にならないようにしなければなりません。
そのためにも、平常心を保つということを忘れないようにしましょう。

他にも、プレゼンテーションで自分が進行をする時など極度に緊張するような場面でも、なるべく平常心を保つということです。
こういった緊張する場面では、大抵は人の目が気になってしまい、緊張しすぎてしまうことでうまくいかなくなってしまうことが多いものですが、平常心を保つことを心がけることで、うまくいく可能性も高くなります。

何かイヤなことを言われた際にも、感情的になって暴言を返すのではなく、一度冷静になって、その言葉が正しいのか、それとも自分が正しいのかを判断した上で、謝罪なり反論なりするようにしましょう。

平常心を保つということは、いつの時も必要なことです。
ちょっとしたことで感情を乱すようでは、気にしない性格にはほど遠くなってしまいます。

普通に生活している時においても、平常心を保つということは忘れないようにしていただければと思います。

 



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