前回に続き、様々な事例について多角的に考えてみたいと思います。

■夫婦別姓

夫婦別姓を認めてほしいという意見があります。
主な理由として、女性が姓を変えなければならないというのが不公平ということと、離婚して旧姓に戻ったりすることがあるので、手続きや周囲の人へ知らせるのがわずらしいというものです。

ご意見はごもっともかと思いますが、男性が女性側の家族に入る婿養子という形式もありますし、旧姓に戻る話をするのは、離婚を前提にするという話であり、永遠に家族となることを誓う結婚式を無視するような意見にも思えます。

結婚をするということは、他人である男性と女性が家族になるということであり、家族であればFamily Nameである姓を統一するのは自然なことです。
夫婦別姓にするということは、家族になるのを拒否しているともとれます。

私の意見としては、夫婦別姓にしたいなら、結婚しなければ良いと思うのです。
結婚せずにずっと一緒に住んでいれば、内縁の夫、内縁の妻となり、籍を入れなくとも夫婦同然の扱いとなります。
なのに、なぜ結婚にこだわるのかが分かりません。

結婚にも色々な形があるわけですから、籍を入れずに同居を続け、夫婦も同然となればさほど問題はないかと思います。
籍を入れようとするのに、姓を別々にしようとするから話がややこしくなるのです。

子どもが産まれた時に、どちらの姓にするかという問題がありますが、それは夫婦別姓で結婚した場合も同様です。
これについては、話し合いで決めれば良いとは思いますが、基本的に母親が子を産むので、母親の姓の方が良いのかもしれません。

万が一、浮気があった場合でも、母親が違うということはあり得ませんので、後で子どもの姓を変えなければならなくなるという心配がないからです。
まぁ、夫婦が別れた時に男性側が子どもを引き取った場合のみ、子どもの姓を変えなければならなくなるかもしれませんが、逆のケースもありますし、子どもの姓で困るのはこのケースくらいかと思います。

役所への手続きなどが煩雑になるというご意見もあるかもしれませんが、それも夫婦別姓でも同様ですし、夫婦別姓を希望したための障害とも言えます。
結婚をしていないと、扶養控除が受けられないとか、死別した時に相続ができないなどの問題があるという意見に関しては、確かにその通りですので、それは内縁の夫婦間でも扶養や相続などができるように法律を変えれば良いかと思います。

つまり、結婚については、今まで通り何も法を変える必要がないというのが私の意見です。
結婚するということは、家族になるということであり、家族になるということは姓を同じにするということです。

夫婦別姓にしたいなら、結婚せずに一緒に暮せば良いのです。
何も結婚という形にとらわれる必要はありません。

女性の中には、結婚して夫がいるという肩書がほしいという人もいらっしゃるのかもしれませんが、それこそ、そこにこだわるのが時代遅れとも言えます。
夫婦別姓を希望する方は、よくよく考えて結論を出すようにしましょう。

■自己中な人が増えた要因

これまでこのサイトでも、自己中心的な人が増えたのではないかと考察してきましたが、その要因の一つとして、教育の甘さも挙げられます。
教育についても、このサイトで何度も触れてきましたが、ゆとり教育、過保護、モンスターペアレント、体罰は禁止などといったぬるい教育が、厳しさを知らない若者を増やしていると考えられるのです。

こういった教育では、若者の精神面が鍛えられず、自己中心的な行動や、若者の犯罪の増加につながってしまうと考えられます。
特に、体罰は禁止という間違った教育方針により、いじめをしたり、不良の道に向かってしまう子どもたちを、正しい方向に導くということを難しくしてしまっています。

何度も書いていますが、虐待は禁止すべきかと思いますが、体罰は絶対に必要かと思います。
悪さをする子どもは、軽い体罰が与えられることで、それが良くないことだと学ぶのです。

これを禁止してしまっては、歯止めをかけることが難しくなり、不良になったり、自己中な人が増えるのは当然でしょう。
体罰は禁止にすべきだという意見を言う方には、まず虐待と体罰の違いを理解すべきかと思います。

こういったぬるい教育が、若者たちの精神を弱めてしまっていることは間違いなく、若者の自殺者数も増加傾向にあります。
日本の景気の悪さや、それによって悪化する人間関係などに耐えられず、簡単に命を捨てるという選択をしているのでしょう。

きちんと正しい体罰を与え、厳しい教育をしているご家庭では、子どもの精神面も鍛えられるので、ちょっとやそっとのことでは、自殺することはないはずです。
また、こういった厳しい教育をしていれば、いじめや不良も歯止めがかかるので、犯罪に走ったり、自己中心的な人物も減ってくる可能性は高いと考えられます。
もちろん、厳しすぎては虐待になってしまいますので、アメとムチのバランスが大切と言えます。

そもそも、なぜこのようなぬるい教育になってしまっているかと言えば、少子化が大きな要因かと私は思います。
昨今の不況により、結婚して子どもを産んだとしても、一人か二人くらいが経済的に限界なご家庭も多くなり、子どもが少なければ、子ども一人にかける愛情が大きくなります。
そのため、過保護になり、学校にも子どもに優しくしろという親が増えてきているのだと考えられます。

ただ、少子化で一人っ子のご家庭が多くなったとしても、ご両親の教育方針で厳しく育て、精神面を鍛えることは可能です。
まぁ、不景気のせいで共働きとなってしまい、ご家庭で教育する時間が少なくなっているのも事実かと思いますが、子どもと一緒にいる時間は、学校よりも長いはずなので、時に厳しく、時に優しい教育を心がけていただければと思います。

■2020年の死亡者数

2020年はコロナウイルスに襲われた年でしたが、日本の死亡者数自体は減少したようです。
コロナで死亡した人はそれほど多くはなかったということと、他の病気での死亡者が減ったということでしょう。

これは、コロナの感染を不安視して病院に行く人が減った結果ではないかと言われています。
しかし、病院に行く人が減ると、なぜ死亡者が減るのでしょうか？

病院というのは、慈善事業ではなく、営利目的のビジネスですので、生かさず殺さずの治療をすると言われています。
患者が健康すぎても病院に来なくなるし、病気で死なせてしまっても、それ以上お金を取れなくなってしまいます。

そのため、生かさず殺さずの治療をして、病院になるべく通ってもらうようにしているところが多いのです。
つまり、無駄に薬を出したり、完治しないような治療をしている可能性があるということです。

特に高齢者は、大量の薬を買わされ、結果的に正しい治療が行われなくなり、死亡してしまう例が多いということでしょう。
それが、コロナで病院離れが起きたため、医者に殺されるケースが減った可能性があります。

いかに、自分で健康管理をすることが重要なのかが分かるかと思います。

2020年の死亡者数が減った要因として、マスクをする人が多かったため、コロナ以外の感染症による死亡者が減ったという意見もあります。
確かに、そのケースで死亡者数が減った要因もあるとは思いますが、日本人の死亡原因で一番多いのはがんなので、がん治療によって死亡する例が減ったのではないかと私は思います。

コロナによる病院離れは、がん検診の数も相当減らしました。
がん検診でがんが発見されれば、がんの治療が始まりますが、この治療のせいで、本来もっと長生きできる人が殺されている可能性があるのです。

これもこのサイトで書いてきましたが、抗がん剤やがんの摘出手術は、患者の寿命を縮めている可能性が高いのです。
がんと一言で言っても、様々な種類があり、放っておいても大丈夫ながんもあります。

しかし、がん検診でがんが見つかれば、必ず医者に脅されて治療をすることになり、この治療のせいで、少しずつ寿命を削られているのです。
抗がん剤は体に良い細胞も破壊しますし、がんの摘出手術も患者の体力を大きく削り、さらにどちらも免疫力低下につながるので、別の病気にもなりやすくしてしまいます。

病院は営利目的でこれをやっていますので、自分で健康管理をするのが最も安全です。
自分で治療できないけがや病気になってしまった時のみ病院に行くようにして、普段の健康診断はなるべく避けて、自分で健康管理をした方が無難ということです。

もちろん、本当に治療しなければならないがんなどの病気もあり、それが2020年の病院離れによって見逃されていると、今後病気で死亡に至るというケースも増えるかもしれませんので、注意が必要です。

心配なら病院で検診を受けることも必要かもしれませんが、基本的には自分の体は自分で健康管理するようにしましょう。