幸せになる方法2
最近は暗いニュースが多く、心も落ち込んでしまい、何が幸せなのかを見失ってしまうという方も多いかもしれませんが、自分にとっての幸せが何なのかや、幸せになる方法を改めて考えてみたいと思います。
■何が幸せなのか
以前の記事で、生きていること自体が幸せであるとも書きましたが、今のご時世ではなかなかそういった実感は湧きにくいかもしれません。
幸せとは何なのでしょうか?
この問いに一定の答えを出すことは難しいと思います。
なぜなら、人によって幸せと感じることが違うからです。
人によっては、結婚して夫婦仲良く一生を過ごすことが幸せと言うかもしれませんが、一生独身の方が良いという方もいらっしゃいます。
少し前は、結婚することが当たり前と考えられていて、結婚できない人は不幸だという認識がありましたが、最近はそうとも言えなくなってきたと思います。
バブル期で経済的に豊かな時代であれば、結婚して子どもをたくさん産んで育てるということも難しくはなかったと思いますが、今は景気も悪く、お金に余裕がない人が増えてきました。
そのため、結婚してしまうと、自由に使えるお金が減ることになり、結婚することに疑問を持つ考え方も増えてきたのかと思います。
こういった影響もありますが、そもそも何が幸せかというのは、人によって違うということです。
つまり、結婚だけが幸せなのではなく、自分にとって何が幸せかを見つけ、その幸せを目指すことです。
人によっては、美味しいものを食べている時が幸せ、旅をしている時が幸せ、お金があれば幸せ、趣味をしている時が幸せなど、何が幸せなのかは異なります。
大事なのは、何が自分にとって幸せなのかを探すことです。
何が幸せなのかが分からないという方は、自分が幸せだと感じることをまず探してみるようにしましょう。
■楽しいことをする
何が幸せなのかを探すためには、自分にとって楽しいことをすることが近道かと思います。
そんなことはとっくにやっているとおっしゃるかもしれませんが、意外と幸せなことに気づいていない方も多いものです。
普段の生活でも幸せを見つけることができます。
理想を高くしてしまうと、なかなか幸せを感じにくいので、日常生活で楽しいことを探してみるようにすると良いと思います。
美味しいものを食べるというのもそうですし、趣味をやっているなら、それが楽しいと思うことは多いでしょう。
しかし、楽しいと思っても、幸せだとは感じないという方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、楽しいことができるだけで幸せだと意識して考えるようにしてみましょう。
世の中には、もっと不幸な人がいて、食べ物さえ満足になかったり、自分の自由な時間を作れない方もいらっしゃいます。
もし、自分がそのような状況におかれた場合、今までできていたことができなくなってしまいます。
そのような状況になって初めて、普通のことが幸せだったと気づくのですが、そうなる前に普通のことが幸せだということに気づけば、幸せを感じることができます。
楽しいことがないという方は、色々と試して探してみましょう。
美味しい食べ物を探してみても良いですし、趣味やスポーツ、ゲーム、旅行など色々試してみると良いと思います。
こんなことをしても面白くなさそうだと思っていたことでも、試してみると意外と面白く、ハマってしまったというケースも多いものです。
何が自分にとって楽しいものなのかを探して、実行してみましょう。
すでに楽しみがあるという方は、それをしている時間を大切にして、幸せを味わうようにしましょう。
忙しくてなかなか時間が取れないという方は、わずかな時間でも自分にとっての楽しい時間を確保し、その時間で幸せを感じるようにすると良いと思います。
忙しいと時間を確保するのはなかなか難しいですが、楽しみがあれば、その時間を確保するために、仕事なり雑用なりを頑張ろうという気持ちが湧き、無駄な時間を無くして要領よく片付けることができるはずです。
もちろん、忙しい度合いにもよりますので、難しい場合は無理に時間を確保せずに、楽しみを後に取っておくようにしましょう。
■達成感を得る
達成感を感じると、幸せを感じやすいと思います。
例えば、登山で登頂に成功した時など達成感が得られます。
山が険しく、登頂の難易度が高い山ほど、登頂成功した時の達成感は大きくなります。
あまり登山をしないという方でも、目的を達成した時に達成感を得られるので、別のことでも良いです。
仕事や日常生活でやらなければならないことでも、目標を設定して、それが達成された時に達成感を得られるので、目標を決めるようにすると良いでしょう。
嫌な仕事があったとしても、仕事を細分化してToDoリストを作り、一つずつ片付けてチェックを入れるようにすると、チェックを入れた時に小さな達成感を得られ、それを積み重ねることで、やる気を維持することができるかもしれません。
達成感というのは、手軽に得ることができるものです。
最も手軽なものでは、テレビゲームやスマフォゲームなどをクリアすることでも達成感が得られます。
スポーツに挑戦してみて目標を作っても良いですし、試合に出て勝つという難しい目標にすれば、勝った時に達成感は大きくなります。
趣味でも、目標を設定するようにすると、達成感が得られる場合があります。
釣りが趣味なら、珍しい種類の魚を狙うとか、何センチ以上の魚を釣るなどの目標を設定するのも良いかもしれません。
旅行が趣味なら、この街のお寺を全て訪問するとか、あの都市に行くのを目標にするなど、気軽に目標を設定して達成すれば、達成感が得られます。
目標の難易度が高いほど、達成感も大きくなりますので、慣れてきたら難しい目標を立ててみるのも良いでしょう。
達成感を得られれば、脳内でドーパミンが放出され、幸せを感じることができます。
目標を達成しても達成感をあまり感じられないという方は、達成した時に両手を上げて伸びをするようにして「終わった」とか「できた」と心の中でつぶやくと良いと思います。
ガッツポーズなどでも良いですが、達成したという実感を少し無理矢理に引き出すことができます。
達成感の他にも、爽快感、優越感、満足感などがあり、そういったものでも幸せを感じられるというものがあるかもしれません。
自分にとって、何が最も楽しく、幸せに感じられることなのかを探して、実践するようにしてみましょう。
■楽をしない
楽(たの)しいことはした方が良いですが、楽(らく)なことはしない方が良いと思います。
楽をしようとすると、幸せが遠ざかってしまいます。
楽をするということは、努力をしないということであり、幸せにはつながりません。
仕事も楽をしようとすると、失敗したり、他の人に仕事を奪われて、仕事を失ってしまうかもしれません。
普段の生活でも、家事をサボってばかりでは、家の中が汚くなったりして、住みづらくなってしまいますし、ボーっとしてばかりでは、幸せも感じることができなくなってしまいます。
仕事は楽をせずに苦労した方が、終わった時の達成感が大きくなると思います。
趣味も全力で取り組み、楽しむようにした方が、より幸せに近づくでしょう。
人間は楽をしようとする生き物であり、油断するとすぐに楽な方を選んでしまいます。
しかし、楽をしてばかりいても、幸せが向こうからやってくるわけではありません。
何事も楽をしようとせず、真剣に取り組むようにしましょう。
もちろん、ずっと努力し続けていたり、何にでも全力で取り組み続けていると、疲れて身体を壊しかねませんので、手を抜けるところでは手を抜いて、休む時は休む必要があります。
要はメリハリをしっかりとつけることです。
やる時はしっかりとやるようにして、休む時はしっかり休むことで、幸せな生活にも近づくかと思います。
なかなか幸せを感じることがなく、実感も沸かないという方も、普段の生活の中で楽しいことを見つけ、小さな幸せというものを感じ取っていただければと思います。