死の恐怖克服法

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今回はあまり考えたくはない話題かもしれませんが、死についてじっくり考えてみたいと思います。

 

■なぜ死が怖いのか

他人が事件や事故に巻き込まれて死亡したというニュースを聞いても、所詮は他人事と思い、あまり自分の死について考えないという方が多いと思います。
自分の身近な人が死亡した場合はショックを受けますが、人の脳は、他人の死を他人事と処理をして、脳機能になるべく影響がないように防御する機能が備わっているそうです。

自分が死ぬことを想像するのは怖いことです。
自分の死を想像した人は、何とも言えない恐怖を経験することがあると思います。

もし自分が死んだら、無となり、地球が何回転しようとも、永遠にこの世に戻ることができないという恐怖を感じることになります。
恐らくそのような経験をしたことがあるという人は多くいらっしゃるかと思います。

もちろん、それは異常なことではなく、死は誰にでも怖いことであり、そしていずれは誰にでも訪れることです。
もうそのような恐怖を味わいたくはないと思う人は、死についてよく考える必要があるでしょう。

例えば、輪廻転生があり、別の生物、別の人間として生まれ変わると信じていれば、死の恐怖も薄らぐかもしれません。

輪廻転生が本当にあるかどうかは、分かりません。
たとえ輪廻転生をしたとしても、前世の記憶はないと思われますし、科学的に実証することも難しいからです。

今生きている人たちは、誰も死んだことありません。
死んだ後にどうなるかなどは、今生きている人は誰にも分からないのです。

死ぬのは怖いことではありますが、避けることは不可能ですので、受け入れるようにしましょう。

 

■死の覚悟をする

事故で死にかけたとか、自殺を実行したが失敗したという人たちは、死の覚悟をした人も多いでしょう。
一度、死の覚悟をした人は、死に対しての恐怖が薄らぐ可能性があります。

幽霊が怖いとか、夜真っ暗なのが怖くて眠れないなどの悩みがある人は、一度本気で死の覚悟をすると良いかもしれません。
死の覚悟をした人間は強くなるものです。

昔の戦国時代や戦争があった時代の人たちは、出陣、出兵する時には当然、多かれ少なかれ、死の覚悟をして臨むものです。
戦いの最中は、いつ自分が死ぬか分かりませんし、死ぬのをを怖がっていては、まともには戦えません。

実際に死の覚悟をするというのはなかなか大変かと思います。
それこそ、死にそうになるような事故に遭えば、死の覚悟をすることもあるかもしれませんが、日常生活では死の覚悟をする機会はないでしょう。

ただ、平和な日本であっても、災害や事件など、いつ自分の身にも災難が振りかかるかは分かりません。
いざという時のためにも、死の覚悟をしておくというのは、良いことと私は思います。

死の覚悟をするには、実際に自分が死ぬことを想像します。
どうしてもできない場合は、包丁を喉につきつけてみましょう。

もちろん、実際に刺してはなりませんが、死を感じることはできるかもしれません。
死の覚悟をするのは簡単なことではありませんが、少し真剣に考えてみていただければと思います。

 

■死を常に意識しておく

日常生活をするにしても、常に死を意識しておくことは良いことかと思います。
平和な世の中であっても、いつ何が自分の身に起きるかは分からないものです。

例えば、道を歩いていても、ビルの上から何か落ちてくるかもしれませんし、車が自分のところに突っ込んでくるかもしれません。
突然通り魔に襲われる可能性も0ではありません。

このように、いざという時、死を意識している人はとっさに何ら行動をとれる可能性が高くなります。
意識していない人では、あたふたしてしまい、何もできずに大事に至るかもしれません。

死を意識しているから必ずしも大丈夫というわけではないですが、注意力を高めるという効果はあるかと思います。

死というのは、自分には関係ないと考えがちな人が多いと思いますが、そういった考えの人の方が事故や事件に巻き込まれやすく、いざ巻き込まれると、「なぜ自分が・・」と口走るものです。

日頃から死を意識している人は、そういったことの対処ができる場合があります。
自分もそういった事故や事件を他人事と考えていないからです。

想定をしていれば対処できる可能性が高まりますので、日頃から死は身近にあると意識して、注意力を高めておくようにしましょう。

 

■死ぬのは楽しみ?

どうしても死ぬのが怖いという人は、死ぬのが楽しみと考えてみましょう。
死んだらどうなるのかは、実際に死んでみないと分からないことであり、死んだらどうなるのかを楽しみにとっておくのです。

死ぬというのは、人生の最後の冒険です。
人間のみならず、あらゆる生物は、いつか必ず死にます。

死ぬのが避けられないなら、その運命を受け入れ、楽しみにしておくことです。
実際に死ぬのが楽しみだとおっしゃる人もいて、そういった人は、人生も楽しんでいる人も多いものです。

また、病気が辛いとか、不運が重なり、地の底に落ちてしまった人などは、早く死んで長い眠りにつきたいと思っている人も少なくありません。

死ねば、もう辛い思いをしなくて良いとか、イヤな仕事もしなくて済むという人もいらっしゃいます。
死ぬのを早めたいために、自殺を選択する人もいらっしゃいます。
人生が辛い人にとっては、死ぬということは長い眠りについて、楽になると考えるのです。

それは間違いではなく、私も不治の持病が複数あり、自殺も考えるほどでしたので、死ぬのが楽しみでもあります。
なので、私は自殺については、絶対にダメというわけではありません。

ただ、自殺は最後の選択肢であり、その前にあらゆる改善策を考え、実行する必要があります。
死という冒険は、あくまで最後の冒険です。

自殺しなくても生きられるのであれば、無理に自殺するのではなく、最後の楽しみにとっておき、生きているうちにしかできないことを考えていきましょう。

 



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