なぜ犯罪が増えているのか
新型コロナウイルスの影響によって、犯罪が増えているという声が多くなっているようです。
日本ではそれほどでもないようですが、世界的には犯罪は増加傾向にあるようです。
では、なぜ犯罪が増えているのかを考えてみたいと思います。
■マスクによる影響
新型コロナウイルスの感染予防のため、ほとんどの人がマスクをするようになりました。
ただ、これは犯罪者にとって環境が良くなったと言えます。
みんながマスクをしていれば、自分がマスクで顔を隠しても怪しまれることがなくなり、犯罪を行いやすくなります。
これにサングラスでもすれば、髪型や服装などはいくらでも変えられるので、完全に誰なのかの特定が難しくなります。
この状態でさほど怪しまれることがなければ、万引きや器物損壊などをやりやすくなります。
仮に防犯カメラに写ってしまっても、犯人の特定が難しくなるのです。
これは、ネット上で匿名での誹謗中傷が多いというのと同じ理由になります。
特定をされなければ、非道徳的なことも行いやすくなるのです。
犯罪者だけでなく一般の人であっても、ちょっとした違法なことならバレなければ良いかという意識が、マスクによって芽生えやすくなる可能性が高いです。
まぁ、だからと言ってマスクをするなというわけではありませんが、基本的に私は、コロナ対策としてマスクは不要と考えています。
感染予防をするのではなく、人間の免疫力によって発症を防ぐべきというのは、今までも書いている通りです。
■ストレスによるもの
新型コロナウイルスの影響と言うよりは、緊急事態宣言による影響ですが、ストレスによって犯罪率が上がっている可能性が挙げられます。
緊急事態宣言により、飲食店やイベント施設などへの営業自粛要請や県外移動自粛要請が出されました。
これにより、大半の国民が自宅での自粛を余儀なくされ、ストレスが溜まっていると考えられます。
本来、外で遊びたい人が全くそれができずに、家にこもりっぱなしになってしまえば、ストレスが溜まってしまうことは容易に想像できます。
旅行もスポーツもダメ、飲み会やパーティもダメではストレスが溜まってしまうのも当然です。
また、スポーツや散歩、飲み会などのストレス発散法が難しくなったことによる影響も計り知れません。
ストレスが発散できなければ、イライラを溜め込むことになり、どこかで爆発してしまいます。
このようなことがあれば、犯罪者ではない一般人であっても、溜まったストレスが爆発した時に、人へ危害を加えてしまったり、物を壊してしまうということも増えてしまうでしょう。
緊急事態宣言が解除された後も、感染予防を続けさせられていることも要因にあるかと思います。
マスクや消毒などをずっとさせられていては、ストレスに感じてしまう人も多いと思われます。
我々としては、ストレスをなるべく溜めずに、溜まってしまったストレスを上手に発散させる必要があります。
ストレスは免疫力の低下にもつながりますので、何らかの方法でストレスを発散させるようにしましょう。
自宅にいてもストレスを発散させることは可能です。
ストレスの発散法については、何度かこのサイトでも書いていますが、人によって異なるので、自分に合ったストレス発散法を見つけるようにしてください。
■金銭的なもの
緊急事態宣言による営業自粛要請、県外移動自粛要請により、経済的打撃が深刻なものとなりました。
これによって多くの企業や店舗で収入が激減し、景気が悪くなることで、直接的に打撃がなかった業種にも不景気の波が押し寄せ、ほとんどの業界で景気が悪化しました。
当然、経営が危うくなれば従業員の減給、解雇をせざるを得なくなり、それでも資金が足りなければ倒産ということになります。
経営者だけでなく、従業員にもその影響は大きなものとなり、金銭的に苦しむ人が増えました。
金銭的に苦しむ人が増えれば、犯罪率も上がります。
今日食べる物を買うお金がないなら、人からお金を盗んだり、万引きなどをせざるを得ない人が出てきてしまうのです。
また、職を失ったり仕事が減ってしまった人も多いですが、将来の不安から冷静な判断力が低下し、犯罪に手を出してしまう可能性が高まります。
もちろん、全ての人がそうなるわけではなく、ほとんどの人が何らかの努力をして犯罪に手を染めなくても大丈夫のようにしているわけですが、貧困層が増えれば、それだけ犯罪に走る人が増えるのは当然のことです。
自粛要請が解除されれば、景気も少しずつ回復してくるとは思いますが、こういった厳しい規制をすれば経済的打撃が深刻になるのは最初から分かっていたことです。
感染力が高く、致死率が低いウイルスは、規制によって防ぐのではなく、免疫力によって防ぐ方が得策であるということが、この結果からも言えると思います。
■暑さによるもの
コロナウイルスの影響ではありませんが、地球温暖化も犯罪増加の要因として挙げられます。
何度かこのサイトでも書いていますが、気温が上がって暑くなると、頭がぼーっとしてしまうことが多くなり、思考能力が低下しやすくなります。
暑さで冷静な判断力を失ってしまうと犯罪に手を出しやすくなります。
犯罪とまでいかなくとも、暑さでイライラしたり、カッとなって人を傷つけることを言ってしまうなどということは、起こりやすいと言えるでしょう。
これは夏だけではなく、地球温暖化により平均気温が上がっているので、どの季節でも犯罪率が上昇する可能性があります。
我々としては、暑くても冷静さを忘れないようにしなければなりません。
また、暑さによって攻撃的になっている人に絡まれてしまった場合も、こちらはあくまで冷静に対応するようしましょう。
一緒になって熱くなってしまっては、喧嘩になるだけです。
相手が手を出してきた場合は、傷害罪にあたりますので、警察に通報しましょう。
警察に電話するフリでも、相手が引き下がる可能性があります。
もしくは、訴訟のために録画もしくは録音しておくと言ってスマートフォンに記録するのも有効です。
相手も冷静さを取り戻し、解決する可能性があります。
地球温暖化が進み、ますます犯罪者が増えてくる恐れがありますが、自分はそうならないように冷静さを保つようにしましょう。