新型コロナウイルスについて2
依然として広がり続けている新型コロナウイルスですが、各国の政府の対応などについても考えてみたいと思います。
■なぜイタリアで感染者数が急増したのか
イタリアで新型コロナウイルスによる感染者数と死亡者数が急増し、これを受けてヨーロッパ諸国で外出禁止令が出されました。
許可や正当な理由もなく外出すると、罰金が課せられるという厳命です。
イタリアの感染者数と死亡者数が中国を超えたというデータが出ていますが、これは中国の隠蔽があるため、実数は中国の数値を超えていない可能性があります。
では、なぜイタリアで感染者数が急増したのかを考えてみたいと思います。
新型コロナウイルスが発生した当初、イタリアのみでなく、ヨーロッパ各国の人たちはどこか他人事で、日本人はコロナだから近寄るななどの差別も起きていました。
このことから、ウイルスに対しての知識は薄く、対策もあまり意識していなかったと考えられます。
また、日本では冬や春はインフルエンザや花粉症にかかる人も多いので、手洗い、うがいを習慣的に行い、マスクをする文化などもありますが、欧米諸国ではそれほど意識は高くなく、予防のためにマスクをしていても、何かの病気なのではないかと疑われることも多いです。
こういったこともあり、ヨーロッパの人たちはウイルスに対して、予防をするという意識が薄かったと思われます。
イタリアだけに感染者数が急増したのは、たまたま中国に旅行に行ったイタリア人が帰国後に発症し、病院の医師たちに感染してしまい、院内感染が多発し、第二の武漢とも言える状態になったと考えられています。
この結果からも、病院で働く人たちも新型コロナウイルスに関する知識や備えが薄かったと考えられます。
今回、イタリアだけでなく、欧米の人たちにはウイルスに関する知識が低かったような印象を受けました。
今回のコロナ問題によって、それが顕著に現れたのかもしれません。
■ヨーロッパ政府の対応
新型コロナウイルスに対して、各国の対応は様々で、それぞれに賛否両論があります。
日本の対応については、前回の記事や政治について思うこと19にも書きましたので、割愛させていただきます。
ヨーロッパ諸国では、上述したイタリアの感染者数急増があったため、外出禁止令が出されるなど、思い切った対策が取られています。
これについては、良い判断と言えるのでしょうか?
私は外出禁止令はやり過ぎかと思います。
新型コロナウイルスについては、感染力が強い、死亡者数が多いから怖いとパニックになるのではなく、ウイルスを分析し、ウイルスに関する知識を増やして、対策を考えることが重要です。
人間の無知の方がよほど怖いと私は思います。
敵を知り己を知れば百戦しても危うからずという言葉も孫子の兵法書にある通り、ウイルスについての知識と人体への影響をしっかりと知り、どうすれば良いかを全員が考えることです。
感染者数や死亡者数は多くはなっていますが、なぜ死亡に至るのか、なぜ重症に至るのかをしっかりと分析すべきです。
その上で、対策を考えなければなりません。
今回のウイルスの特徴などについては、前回書きましたので省略いたしますが、私の見解では、免疫力を上げる生活を心がけてほしいと全国民に訴えかけるのが最善なのではないかと思います。
その免疫力の高め方についても、テレビやホームページなどのメディアを通じて周知するのが良いのではないでしょうか?
高齢者や病弱な人ほど重症化したり死亡したりしやすいですが、そういう人こそ、意識して免疫力を高めさせるべきです。
高齢者が感染したからと言って、必ず死亡に至るわけではありません。
現に免疫力が高いと思われる高齢者は、多数回復しているというデータも出ています。
また、この外出禁止令ですが、ウイルス対策には逆効果になる場合があります。
外出をしないで家にこもってばかりだと、運動量が下がってしまう人が多くなってしまいます。
免疫力を高めるためには、散歩やジョギングなどもした方が良いのですが、それができないというのはウイルス対策に逆行します。
さらに、外出禁止令によって、感染を抑えることができたとしても、大勢の人が仕事ができなくなり、収入が減ることで貧困層は苦しむことなります。
この結果、餓死者が出たり、暴動が起きる可能性もあります。
それらが出なかったとしても、経済的損失は大きなものとなり、各国の経済が元通りに回復するまでは長い時間を必要とするでしょう。
また、いつまで外出禁止令が出されているのかも不安となりますし、解除されたとしても、その矢先に感染が再び広まるかもしれないのです。
本当は、重い持病をかかえている人や高齢者を隔離して、他の人たちは通常の生活を送るという政策ができるのであれば、それがベストな方法ではありますが、そういった政策もなかなか難しいとは思います。
ただ、過剰に反応して経済を止めてしまうことは、別の問題を引き起こしかねません。
基本的にこのような流行りウイルスを抑えるのは、人間の免疫力ですので、ウイルスや免疫力の知識を身につけた上で、政府も対策を練らければならないと私は思います。
■各国の対応
中国では、公表しているデータを隠蔽している可能性も高いので疑わしいですが、感染者数が収束しつつあるようです。
これを見習って、他の国でも同じ対策を、と言いたいところですが、中国が収束に向かったのは、中国でしかできない政策を行ったからとも考えられます。
ご存知の通り、中国は共産党の独裁で、すでに全国民が監視されているという、超監視社会にあります。
街の至るところに監視カメラがあり、個人情報も政府が握っているような状況ですので、感染者一人ひとりの行動を追えるのです。
この監視カメラなどにより、全ての感染者を強制的に隔離し、経済活動を維持しつつも、徐々に感染を抑えていったようです。
これは、中国だから可能な対策であり、他の民主主義の国ではできないやり方です。
ただ、ネットの情報では、中国内の感染は収束していないという情報もありますので、中国政府がデータを隠蔽して、収束に向かっていると嘘をついている可能性もあります。
アメリカでは、トランプ大統領が経済救済金を出すという他、入国規制や渡航規制など、様々な政策を打ち出しています。
経済救済金については、それだけの財源があるのであれば、経済対策としては良いとは思います。
しかし、イベント等の強制自粛や入国規制などはやり過ぎという印象があります。
これも、トランプ大統領が当初、アメリカはウイルスの感染をコントロールできていると言っていたのに、結局アメリカ中に感染が広まってしまったために、次の大統領選挙に支障がないように、政策を手当たり次第に出してごまかしているのでしょう。
入国規制は、日本のような島国なら有効な手段かと思います。
ただ、島国であっても国内に感染者数が少ない段階の措置としては有効ですが、すでに国内に感染者が蔓延しているような状況なら手遅れと言えます。
アメリカやヨーロッパ諸国のような大陸では、いくら入国規制をしても陸続きであれば、全ての入国者を制限するのは難しいですし、国自体の面積が大きく人口も多ければ、入国規制をしても国内で感染が広がり続ける可能性は高くなります。
日本の対応については、別の記事で書いたように、封じ込めに成功しているのではなく、PCR検査を行わないことで感染者を隠蔽しています。
WHOは、日本は封じ込めができているなどと評価していましたが、日本の隠蔽には気づいていないようです。
日本は、2020年に東京オリンピック開催予定でしたので、延期や中止をしないためにこのような隠蔽を行っていたようですが、現段階でこれだけ世界に影響を与えており、選手たちも練習ができないなど訴えていますので、オリンピックが延期になってしまうのは仕方ないかと思います。
仮に東京だけウイルス感染者数を抑えられたとしても、世界中の国から人が集まってくるので、ウイルスが収束しつつあったとしても、再拡大の可能性は否めません。
すでに延期が確定したようですが、オリンピック延期というのもハードルが高いようで、各国の放映権や、他のスポーツ大会への影響、開催地が負担する経費など、様々な問題があります。
各国の政府の対応を見る限り、過剰な反応をしてしまっているので、予定通りに開催できなくなるのはやむを得ないとは思います。
今は非常事態とも言える状態ではありますが、各国の政府の方たちには、冷静に分析と判断を行ったいただき、パニックにならずに政策を打ち出してほしいものです。
この記事に限らず、どこかの誰かが書いた、あるいは話した内容ばかりですね。
どこかの誰かが書いた、あるいは話した内容ばかりを脳に定着させることが人生を賢く生きる知恵なのでしょうか。
あまりにもオリジナリティがなく、他人にとって読む意味がほとんど感じられませんでした。
通りすがり様。
コメントいたただきまして、ありがとうございます。
おっしゃる通り、テレビやネットニュース等で見た内容もお伝えしておりますが、ただ、外出禁止の規制するよりは、免疫力を高めるように全国民に呼びかけるべきという私の意見は、あまりニュース等では見かけません。
こちらの私の意見については、どうお考えでしょうか?
よろしければ、ご意見いただけますと幸いです。