医療の知識22
前回に続き、健康に役立つかもしれない知識を少しご紹介させていただこうと思います。
■くしゃみや咳は手で抑えない方が良い?
近年、新型コロナウイルスの影響でマスクをする人が増えています。
日本では花粉症の季節と重なり、マスクの需要が高まっており、マスクの品薄状態が続いています。
しかしマスクをしているから安全ということではなく、マスクの隙間からウイルスが侵入してくてくるので、マスクの効果は薄いという専門家の意見も多いです。
マスクは、飛沫を防ぐ効果は高いので、基本的に風邪などで咳やくしゃみなどの症状が出ている人がつけるものであり、健康な人はマスクをつけない方が良いとのことです。
健康な人がみんなマスクをしてしまうので、マスク不足となり、本当に必要な医療現場などでマスクがなくなってしまい、大問題となってしまっています。
マスク不足を解消するためにも、健康な人はマスクをしないようにしてマスクを買うのを控えましょう。
ただ、自分は健康と思っていても、知らぬ間に何らかのウイルスに感染していて、ウイルスをばらまいてしまっているということも、可能性としてないわけではありません。
なので、くしゃみや咳をする時は注意が必要です。
マスクがない場合、くしゃみや咳を手で抑えるという人が多いとは思いますが、手でくしゃみや咳を抑えると、手にウイルスが付着してしまい、その手で色々なところに触ると、接触感染が起きてしまう可能性が出てきます。
かと言って、くしゃみや咳を抑えないと、近くの人にウイルスをばらまいてしまうことになります。
海外では、腕を口元に持ってきて、肘辺りでくしゃみや咳を抑えるというのが普通だそうです。
しかし、この方法は服に唾液の臭いがついたり、コートなどは毎日洗濯するわけにはいかないので、汚したくないという人も多いと思います。
このような時は、ハンカチで抑えると良いかもしれません。
ハンカチなら毎日洗うこともできますし、他の人に迷惑をかける心配も薄いでしょう。
花粉症の人は大変かもしれませんが、最近は周囲の人に新型コロナウイルスと思われてしまうケースもあるため、「私は花粉症です」と書かれたステッカーまで登場しているようです。
また、どうしてもマスクがないという人は、手作りのマスクを作ったり、マスクを洗濯して再利用するなど、色々と工夫をしている人も多いです。
新型コロナウイルスが猛威を奮っていますが、正確な情報を得るようにして、頭を使って切り抜けていくようにしましょう。
■自分に合う枕を探す
自分に合った枕を探すというのは、人によってはなかなか難しいものです。
私も朝起きたら首を痛めていたり、頭痛がすることもあり、色々な枕を試してきました。
枕が合ってないせいで、寝ても疲れが取れなかったり、肩こりが取れないという人も多いかもしれません。
枕は何でも良いと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、今使っている枕が、実は自分には合ってなく、体の不調につながっていてそれに気づいていない可能性もあります。
私の場合、頭痛予防になるかと思って高い枕を使っていたのですが、逆に頭痛が起きるようになったので、低い枕に変えました。
今のところ、低い枕の方が起きた時に頭痛になる確率は低いですが、低すぎる枕は、横向きになった時に、頭が下に落ちてしまうので、寝返りがうちづらくなり、横向きになってしまうと首を痛めてしまう恐れもあります。
ほとんど寝返りをうたない人なら良いかもしれませんが、あまり寝返りをうたないと血流が悪くなるため、健康には寝返りをうった方が良いとされています。
そのため、低すぎる枕はあまりおすすめできません。
一番良いのは、枕をオーダーメイドすることですが、オーダーメイドは金額が高いというデメリットがあります。
他の方法としては、バスタオルを畳んで枕にするという方法もあります。
これなら高さを自由に変えられますし、よだれを垂らしてしまっても、バスタオルを洗うだけで良いというメリットもあります。
しかし、バスタオルを枕にすると、寝ている間に潰れてしまうので、高さを保つことができない可能性があります。
オーダーメイドの枕を買うほどではないという人や、金額的に厳しいという方は、自分に合った枕を探してみましょう。
先ほどの、バスタオルを枕にする方法で、高い枕が良いのか、低い枕が良いのかなどを試した上で、買うというのも良いかもしれません。
また、枕の硬さが重要な場合もあります。
バスタオルの枕では柔らかすぎるので、これが合わないという方は、硬めの枕の方が良いかもしれません。
色々な枕をためして、自分に合った枕を使って眠るようにしましょう。
合わない枕を使っていると、眠っている間に疲れを取るどころか、逆に疲れが溜まってしまったり、首などを痛めてしまうかもしれません。
睡眠は人間にとって大事な時間です。
自分に合った枕を使うことで、疲れを十分に取り、快適な睡眠が取れるようにしていただければと思います。
■歯磨きをする時
歯磨きをする時、洗面台でひたすら磨く方も多いと思います。
歯磨きをする時間が短いならそれでも良いかもしれませんが、歯磨きの時間も有効に使うようにすると良いかもしれません。
テレビを見ながら歯磨きをするという方も多いかもしれませんが、ネットニュースやメールをチェックしながら歯を磨くというのも良いでしょう。
私はそれに加えて、スクワットやふくらはぎの筋トレも行っています。
スクワットは、言うまでもなく脚の筋肉を鍛えるためのものです。
歳を取ると筋力が衰えやすくなってきますが、脚の筋肉は非常に重要で、脚の筋肉量が減ると歩行困難になってきたり、最悪寝たきりにもなってしまう可能性もあります。
若い人は筋肉がつきやすいので、それほど心配はいりませんが、筋力を維持するためにも習慣づけておくと良いかもしれません。
ふくらはぎの筋トレというのは、直立で立って、かかとを上げて背伸びをして、またかかとを落とすというのを繰り返すものです。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉が足に溜まった血流を心臓に戻す役割を担っています。
ふくらはぎの筋肉が衰えると、足に溜まった血流を戻す力がなくなり、むくみの原因ともなってしまいます。
なので、歯を磨きながらふくらはぎの筋トレを行うのが良いと思います。
また、この時同時に骨密度を鍛えることができます。
かかとを落とす際に、ストンと思い切りかかとを落とすと、全身の骨が刺激され、骨密度を鍛えることができます。
骨密度が低くなってくると、骨粗鬆症となったり、骨折をしやすくなってしまいます。
加齢により、骨密度は低下しやすくなりますので、毎日歯磨き時にこのかかと落としを行って、骨密度を鍛えると良いと思います。
このように、歯磨きをする間にも色々なことができますので、なるべく時間を無駄にしないためにも、できることは習慣にしておくと良いでしょう。