医療の知識20

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前回に続き、健康に役立つかもしれない知恵を少しご紹介させていただこうと思います。

 

■肩こり対策

肩こりでお悩みの方も多いと思いますが、要因は様々であり、一概にこうすれば治るというものはなく、原因によって対策が変わってきます。

まず、肩たたきやマッサージをするのは、逆効果になる場合が多いです。
気持ちがいいので、効いているような感じもしますが、一時的に痛みが緩むものの、長期的に行っていると筋肉が固くなっていき、肩こりを悪化させてしまう可能性が高いということです。

一般的な肩こりの対策としては、筋トレや体操が有効と言われています。
肩こりの要因としては、首や肩の筋肉量が少ないなどで血流が悪くなっていることも多いので、肩を中心とした体操やストレッチが良いでしょう。
できれば、全身の体操、ストレッチをした方が健康的と言えます。

筋トレをするのは、首の筋肉をつけるのも有効です。
頭はボーリングの球ほどの重さがあり、これを首の筋肉で支え続けているわけですから、首の筋肉が弱いと肩がこりやすくなります。

首の筋トレというのは難しいのですが、簡単に行う方法としては、両手を頭の後ろで組み、頭を押すと同時に頭は後ろに力を入れて10秒くらい押し合うということをすると良いかと思います。
その後、片手をおでこに当てて同様に押し合うというのも行い、3回ずつくらい行うと良いでしょう。
筋トレについても、できれば全身を行った方がより良いと言えます。

姿勢を正すということも重要です。
パソコンや読書、スマフォを見る時など、姿勢が悪く、頭が下を向いていると、やはり首に負担をかけ続けてしまいますので、いくら首の筋力がついていても、肩こりの原因となってしまいます。
自分の姿勢が悪いと思ったら、気づいた時だけで良いので、姿勢を正すということを心がけましょう。

改善しない場合、血流が著しく滞ってしまっている場合もあります。
この場合は、循環器内科で診てもらいましょう。

また、肩こりの要因が筋力不足や血流停滞ではない場合もあります。
神経系や脳の異常で慢性的な痛みを感じているケースも稀にあります。
何をしても改善しない場合は、総合診療科を探して受診してみるのも良いかと思います。

 

■便秘対策

女性は便秘でお悩みの方も多いと思います。
なぜ女性の方が便秘になる人が多いのかというのは、恐らく筋肉量の違いが挙げられるかと思います。

お腹の筋肉量が少ないと、血流が悪くなり、腸の動きも鈍ります。
男性の方が筋肉がつきやすいので、自然に筋力がつきにくい女性の方が便秘になりやすいと考えられます。

なので、なるべく腹筋などの運動をすると良いでしょう。
運動を習慣的に行うことによって筋肉がつき、腸の動きも活発化しますし、血流もよくなります。

食事に関しては、食物繊維が豊富なものを食べるようにしましょう。
また、1日の最後の食事から、次の日の最初の食事までは8時間以上、飲み物以外は何も食べないようにしましょう。
食事と食事の間が8時間以上空くと、腸が活発に動き、排便の準備をしてくれるのですが、間隔がなく食事が連続してしまうと、その準備ができなくなるため、便秘になりやすくなるということです。

排便をする時間帯はいつでも良いのですが、なるべく毎日同じ時間帯にして習慣づけた方が良いとも言えます。
時間帯が不規則だと、便秘になりやすくなるかもしれません。

例えば、毎朝起きてすぐに排便をしていると、習慣となってきて、起きたらすぐにトイレに行きたくなるようになってきます。
便意がなくても、いつもの時間帯になるべく排便をした方が良いですが、いきみ過ぎるのもあまり良くないので、無理はしない範囲で実行しましょう。

トイレでの体勢としては、身体の構造上、上半身を少し前に倒して前かがみになると良いと言われています。

また、何か考え事をすることで便意をもよおす場合があります。
トイレで本を読む人は、本屋さんで立ち読みをしただけで便意をもよおすことがあるそうですが、条件反射的なものがあるのかと思います。
何を考えた時に便意をもよおすかは、人によって違うと思いますので、自分に合ったことを考えるようにすると、スムーズに排便ができるかもしれません。

便秘は症状が悪化すると、危険な状態になる可能性もありますので、なるべく早めに改善するようにしましょう。

 

■電磁波の影響

電磁波による人体への影響は、様々な説があり、何の影響もないという人もいれば、悪影響があるという方もいらっしゃいます。

ただ、私の知人に電磁波アレルギーという病気にかかってしまった人がおりますので、人によっては悪影響があるというのが正しいのかと思われます。

電磁波というのは、機械が作動した時に周囲に見えない電気や磁力の波動が出ることで、近代社会では電磁波が飛び交っていることになります。
微量な波動ですので、人体に影響はないと思われていましたが、電磁波アレルギーという病気にかかる人が出ている以上、無害とは言えなくなってきています。

近年は電磁波が、心臓が悪い人のペースメーカーに誤作動を起こしてしまう危険があるので、電車内や病院内で携帯電話やスマフォを使用することを禁止されていたり、飛行機の離着陸時も電子機器の使用を禁止されているのは、電磁波によって飛行機の機械が誤作動を起こすのを防ぐためです。
ただ、電磁波によってペースメーカーを止めてしまうという事例や根拠もないため、最近では携帯電話やスマフォの使用を禁止するというところは減ってきているように思います。

しかし、電磁波を浴び続けると、人体に影響が出る可能性があり、これが電磁波アレルギーを起こしていると考えられます。
電磁波アレルギーを発症してしまうと、パソコンやスマートフォンに近づいただけでも、頭痛や吐き気などを引き起こすようになり、人によっては仕事ができなくなってしまうということもあるでしょう。

私も、仕事も趣味もパソコンや家電製品を使うので、電磁波アレルギーというのは恐ろしい病気ではありますが、予防法はあるかと思います。
予防法としては、パソコンなどの電子機器を長時間使用することを避け、寝る時もスマフォや家電製品などを近くに置かないことです。
電子レンジなどは、強い電磁波を出しますので、使用中はもちろん、使用していない時もなるべく近づかない方が良いです。

また、スマートフォンや携帯電話の通話をなるべく少なくするようにしましょう。
スマフォや携帯の電波は非常に強いですし、電話を顔に近づけるという行為が、電磁波を多く受ける要因になります。
今はメールやチャット、SNSなどで他人と気軽にやり取りできますので、なるべくそういった手段で連絡をするようにしましょう。

電磁波アレルギーというのは、間違いなく現代病ではありますが、かかってしまう人が増加している傾向にあります。
電子機器をよく使うという方は、十分に注意してください。

 



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