子どもの教育法11

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前回に続き、子どもの良い教育法やいじめ問題などについて考えてみたいと思います。

 

■いじめられる方が悪いのか?

いじめは、いじめられる方が悪いというご意見もありますが、いじめられる方が悪いというわけではありません。
いじめる方が当然悪いのではありますが、ただ、いじめられる側は一切悪くないというわけでもないかと思います。

このサイトでも記事に書きましたが、いじめられている子どもが強い意志、体力、精神力を身につけていればいじめられる可能性は減ってくるため、そういった教育を親がすることで改善する可能性があります。
こういったことは、子どもはなかなか気づきにくく、いじめられるのは、いじめてくるヤツが悪いとしか思わない場合が多いので、両親が対応を考えなくてはならないのです。

学校やいじめっ子の親に文句を言って解決する場合もありますが、この解決方法では子どもが弱いままなので、また別のいじめっ子にいじめられるかもしれませんし、このまま成長しても会社でいじめに遭うという可能性も高いでしょう。

なので、いじめ解決として子どもを鍛えることを提案しております。
これは学校側で行うのは難しいので、ご両親が考えてあげる必要があります。

詳しくは以前の記事に書いているのでそちらをご参照いただければと思いますが、他人に文句を言っているだけでは改善しない場合があるということは覚えておきましょう。

いじめっ子の方が悪いというのはその通りなので、もし自分の子どもがいじめっ子の方だった場合は、叱って止めさせる必要があります。
いずれにしろ、いじめ問題は親が解決できる問題と思いますので、どのような教育をすれば良いかをよく考えるようにしましょう。

 

■大学生になると遊んでしまうのはなぜか

大学受験に合格し、大学に入学すると、勉強をあまりせずに遊んでしまう子どもも多いものです。

これは日本特有のシステムが原因と思われます。
海外ではお金さえ払えば大学への入学は簡単なところが多く、卒業するのはきちんと勉強していないと難しくなります。
これに対して、日本の大学は入学するための試験が難しく、卒業は比較的簡単になっています。

そのため、受験勉強は大変なので必死に勉強し、大学に入ってしまえばもう勉強をする必要がないと考えてしまいます。
また、勉強しないと親に怒られるという罰から開放されるという反動も大きいものと思われ、つい遊んでしまうということもあるかと思います。

海外では、卒業するのが難しいので、大学できちんと勉強しなければならず、もし卒業できないと高い授業料を払い続けなければならないため、大学で必死に勉強することになります。
日本もそういう形にすれば、大学で遊んでしまう子どもも減るとは思うのですが、一斉に改変するのが難しいのか、相変わらず受験が大変で卒業は簡単なままです。

日本で、大学入学してから子どもが遊んでしまうのを防ぐには、勉強の楽しさを教えておく必要があります。
勉強がつらいから受験も大変で、苦労して合格したから、その反動で遊んでしまうのです。

勉強は楽しいものという教育をしていれば、受験も苦ではないですし、大学に入ってからも自主的に勉強するようになるはずです。
勉強が楽しいものと教えるには、以前も書きましたが、親が一緒に勉強や宿題をやってあげたり、クイズ形式で問題を出したり、勉強をしたことについてよく褒めるなどすることです。

親が忙しいとなかなか難しいかもしれませんが、少しずつこういったことをして積み重ねていくことで、子どもが勉強に対してプラス思考になり、勉強が楽しいものとなっていくかもしれません。
勉強の楽しさを知れば、大学に入学しても、勉強を全くせずに遊んでしまうということはなくなるでしょう。

 

■悪を暴力で懲らしめるのは悪いことなのか?

先日、ネットニュースで、アンパンマンがバイキンマンをパンチで懲らしめるのは良くないので変えてほしいというクレームがあり、これについての賛否で論争がありました。
まぁ、こういった親は論外と言いたくなりますが、そういったご両親が増えてきているのは事実かと思いますので、これについて書いておきたいと思います。

この話はアンパンマンに限ったことではなく、悪人を懲らしめる話は、昔話の桃太郎などから始まり、ウルトラマン、仮面ライダーなどのヒーローもの、ゲームやアニメ、映画など、様々あり、アンパンマンがダメなら、これらも全て悪人を懲らしめる暴力がダメということになってしまいます。

悪人を暴力で懲らしめることができないと、悪人のやりたい放題の世の中になってしまいます。
当然、話し合いで解決すれば良いという反論があるのかと思いますが、話し合いで解決できるなら最初からそうしていますし、そんな平和的な解決ができるなら、そもそも何も問題など起きないのです。
悪人が聞く耳を持たず、間違った信念を貫いているから、やむを得ず愛の鉄拳で懲らしめているのです。

もちろん、暴力自体は良くないことではありますので、都度どういった解決方法が最善なのかを考える必要はあります。

親としては、そういったことを理解して子どもを教育しなければなりません。
なまじ、ヌルい教育をしていると、自分の子どもが犯罪者になりかねないのです。

もし、こういった暴力的な表現をするアニメやゲーム、映画などが、暴力的な人を生み出しているとおっしゃるなら、日本にももっと悪人が多くなっているはずなのです。
これだけ日本の犯罪率が低いのは、何が善で何が悪なのかを、こういったコンテンツを通して子どもが学んでいるためです。

子どもの頃からこういったものを見ることによって、悪いことをすれば痛い目に遭うということを脳裏に焼き付けられ、悪人になることを防いでいる面が強いと思います。
アンパンマンのパンチのシーンで、「パンチは寸止めしています」とテロップを入れてくれ、という要求もあったそうですが、悪いことをしても痛い目に遭わないんだ、と子どもが思ってしまうと、その子どもたちが大人になった時の犯罪率が増加してしまう可能性は高いでしょう。

もっと言うと、例えば通り魔が襲ってきた時に、「話し合おう」と言っても聞くわけがないですし、通り魔を殴ったりせずに無傷で捕らえようとするなら、命の危険にさらされる可能性が高くなるので、誰も助けてくれなくなります。

甘い教育や、子どもに対して甘い親が、逆に世の中を少しずつおかしくしているのではないかと思えてなりません。
親としては、どういった教育が正しい教育なのかをよくよく考え、実行するようにしましょう。

 



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