体罰は禁止すべきか

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このサイトの「子どもの教育法」という記事で何度も書いている体罰についてですが、体罰の必要性や、体罰がないことに対する社会への影響など、改めて考えてみたいと思います。

 

■体罰の影響

先日、東京都で体罰と暴言を禁止する条例案が検討されているというニュースがありました。
実験的に体罰を禁止している国もあり、そういった国は暴力的な犯罪が減ったというデータもあります。

体罰を禁止すべきという声もたくさん挙がっておりますが、本当に体罰は禁止した方が良いのでしょうか?

確かに、体罰を禁止にした国は、暴力的な人が減るという傾向にはあるようです。
体罰を行わないことで、いじめをする子どもや不良になるような子どもにも、口で言い聞かせるということなのでしょう。

もちろん、それで治まるのであれば何の問題もないと思いますが、こういった不良やいじめっ子というのは、少し口で言ったところで、聞かない子が多いと思われます。
根気よく毎日のように口で叱っていれば、いずれは治まるかもしれませんが、現代のような共働きで忙しいご両親にとっては、時間的にも難しいことではないでしょうか?

体罰を行わないことで、暴力的な子どもが減るというのは事実かと思います。
体罰自体が暴力と言えば暴力ですので、中途半端な体罰のみでは、子どもが反抗的になり、暴力的な犯罪に走ってしまうということなのでしょう。

これについては、私も異論はなく、暴力的な人が減ること自体は良いことではあるかと思います。
しかし、体罰を禁止した場合、別の悪影響が出る恐れがあります。

 

■体罰がない影響

体罰を禁止した国は、暴力的な犯罪が減るというデータがありますが、体罰がないことによる悪影響についてのデータはあまり公表されていません。
以前このサイトでも、子どもの教育法の記事で書きましたが、体罰を禁止した国は、うつ病や自殺率、ニート、麻薬や詐欺などの犯罪などか増加しているのではないでしょうか?

体罰を禁止すれば、当然子どもに対しての教育は甘くなり、子どもの精神力が弱くなってしまいます。
これにより、うつ病やニート、自殺志願者が増えるかもしれません。
また、いじめや不良などへの歯止めがかからなくなり、麻薬や詐欺、窃盗などの暴力的でない犯罪が増える可能性が高まります。

昨今、成人式での暴動や、ハロウィンや花見などでのバカ騒ぎなども、教育が甘いことの影響が出始めているからではないでしょうか?
バイトテロやバカッターと言われるSNSへの不謹慎な動画や画像の投稿も、そういった影響かしれません。

厳しい教育がされなければ、少しキツイ仕事をさせられたからとか、上司にいじめられたからという理由ですぐに自殺してしまうようになるかもしれません。
体罰がないという教育は、そういった甘い教育につながってしまう可能性があるのです。

体罰を行うことで、子どもが精神的ダメージを受け、心に傷が残るという科学的根拠があるというご意見もありますが、それは百も承知していることです。
精神的ダメージを与えなければ、体罰ではありません。

子どもが悪さをするから、体罰をするわけであり、身体的にも精神的ダメージを与えるのを目的としています。
これによって、今行っていることが、やってはいけないことと学ぶわけであり、これが教育でもあります。

上の意見を言うような人は、体罰と虐待の区別がついていない可能性もあるのではないでしょうか?

 

■体罰と虐待

昨今、虐待のニュースも多く聞かれており、データ上でも虐待の件数が増えているようです。
虐待が増えているというデータは、近隣からの報告が増えたためという理由もあるかもしれませんが、近年の不況によるストレスから、実際に虐待が増えているのかもしれません。

虐待については、私も反対です。
これについては、禁止するのは当然と考えます。

何度も書いておりますが、虐待と体罰は明確な違いがあり、虐待というのは、必要以上に子どもを叩いたり、暴力的な言葉を浴びせて極度な精神的なダメージを与えることです。
対して、体罰というのは、子どもが悪さをした時に、諭すために叩くという行為です。

怒るのと叱るのも同様の違いがあります。
怒るというのは、自分が感情的になって、その感情を他人にぶつけることで、叱るというのはその人のために言葉で諭すという意味です。

子どもに対しては、体罰は必要と考えておりますが、子どもが悪さをしたとしても、何度も叩くようでは虐待となりますので、やり過ぎてはいけません。
日常的にしつけと称して毎日のように子どもを叩いたり、部活動の指導だから言って部員を殴って鼓舞するような行為は虐待であり、体罰ではありません。

虐待を受けた子どもは、立ち直れないほどの精神的ダメージを受け、その後の人生に悪影響を与えてしまう可能性があります。

しかし、これは虐待の話であり、体罰ではありません。
体罰は、あくまで子どもが悪さをした時に、やむを得ず罰として一度だけ叩くようなことであり、虐待とは区別すべきです。

現代の人は、専門家もマスコミも、虐待のことを体罰と言っている人が非常に多く、そのため体罰はダメという風潮になってきているように見受けられます。

東京都の、体罰と暴言を禁止する条例案については、虐待を禁止するなら何の問題もないのですが、体罰を禁止するというのは違うのではないかと思うのです。
今一度、国民全員が、虐待と体罰の違いについて理解する必要があるのではないかと私は思います。

 

■子どもによって対応は異なる

人は千差万別であり、子どもによって教育法は異なるというのも事実です。

子どもによっては、少しの体罰でも、大きな精神的ダメージとなり、人生が狂ってしまうという人もいるかもしれません。
逆に、虐待をされたことで、精神的に非常に強くなり、大人になってから大活躍できたという人もいらっしゃるでしょう。

ただ、こういう人は、稀なケースであり、そういう人だけをピックアップして議論すべきではありません。
あくまで、一般的な子どもについて、どうするのが良いかを考えるべきだとは思います。

大抵のお子さんは、悪さをしたとしても言葉だけで諭せば大丈夫かもしれませんが、不良に走ってしまうような子どもは、大抵の場合、そういった言葉など聞く耳を持たないものです。
状況や、お子さんの性格によって対応を考え、必要であれば体罰を与えることも必要かと思うのです。

子どもの教育は、学校に委ねられているところもありますが、親の教育が最も重要であり、子ども一人ひとりがどういった性格かを見極め、個々に対応するというのが最良の教育法かと思います。

皆さんも虐待と体罰の違いをしっかりと理解した上で、子どもにどのような教育をするのが良いかを考えるようにしましょう。

 



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