医療の知識18

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前回に続き、健康について役に立つかもしれない知識を少しご紹介させていただこうと思います。

 

■頻尿対策

夏から秋、秋から冬になるにつれて、トイレに行く回数が多くなる人が少なくないかと思います。

これはごく当然のことで、夏は暑いので汗をかくため、体中の水分が汗として出る量が多くなります。
そのため、尿として排出される水分量が減るのですが、秋や冬になるにつれて涼しくなってくると、汗として出ていた水分が、尿として排出されることになるので、トイレに行く回数が増えてくるわけです。

寒くなってトイレに行く回数が増えるのは、自然なことでもありますので、病気というわけではありません。

しかし、あまりにトイレに行く回数が増えてしまって困るという方もいらっしゃるかと思います。
この場合、一度トイレに行くのを我慢してみましょう。

頻尿になっている場合、1回の尿の量が少なくなっているはずです。
膀胱は、300~500mlも溜めることができますので、トイレに行きたいというのは、脳の勘違いである可能性があるのです。

一度、限界までトイレを我慢することで、膀胱はこんなにも尿を溜めることができると脳に分からせることができれば、頻尿が改善する可能性があります。
トイレに行く回数が多くて困っているという方がいらっしゃったら、試してみる価値はあるかと思います。

もし、トイレに行く回数が多いにも関わらず、毎回尿の量が多いという場合は、水分の取りすぎと思われますので、水分の摂取を減らすようにしましょう。

こういった対策を行っても頻尿が改善しない場合は、何らかの病気の可能性もありますので、泌尿器科などを受診していただければと思います。

 

■不眠対策

以前もこのサイトで、不眠の解決法を書きましたが、夜眠れない場合は、いっそのこと眠らないという方法もあります

目が冴えてしまって眠れない時は、起きて本でも読むと良いでしょう。
本を読んでいれば眠くなるかもしれませんし、眠くならなくても時間の無駄にはなりません。

夜眠らないと、次の日の昼に眠くなってしまって困るとおっしゃる方も多いと思いますが、昼は眠らずに我慢する必要があります。
一度、これを乗り越えることができれば、次の夜はすぐにぐっすり眠れるようになると思いますので、結果的に不眠を解決できる可能性があるのです。

普段の睡眠時間が短いのに、昼間も眠くならないし、夜もあまり長く眠れないという方は、もともと睡眠時間が短くても大丈夫な体質の方かもしれません。
寿命が短くなる可能性があるので、自己判断でお願いできればと思いますが、この場合は夜の平均睡眠時間を短くしてみましょう。

夜は全く眠くならないのに、昼間はやけに眠くなるという人の場合、自律神経失調症の可能性があります。
この場合は、生活習慣が乱れていたり、過度なストレスがかかっている場合があります。

規則正しい食生活を心がけたり、適度な運動、ストレスのかからない環境に身を置く、ストレスを上手に発散するなどの解決方法が考えられます。
それでも改善しない場合は、精神科医に相談してみましょう。

睡眠というのは人の大切な休息時間であり、身体や脳の修復時間でもあります。
規則正しい睡眠時間を守るというのも、健康維持に大事なことですので、たかが睡眠と侮ることなく、良質な睡眠が取れるように心がけましょう。

 

■サプリメントは摂取した方が良い?

サプリメントというのは、栄養補助食品ということですが、積極的に摂取した方が良いものなのでしょうか?

答えとしては、あまりオススメできるものではないということです。
人によっては、摂取した方が良い方もいらっしゃいますが、あまり積極的に摂取するというものではありません。

あくまで栄養補助ですので、基本的には栄養は食事から取る必要があります。
どうしても、食事から取ることができない成分を、サプリメントで補助するという使い方なら問題はないと思います。

ただ、あまり積極的に取るものではありませんので、足りない成分があったとしても、他の食材からその成分が摂取できないかなどを調べてみた方が良いと言えます。

また、サプリメントを多量に摂取する人は、死亡率が高くなるというデータもあるようです。
サプリメントに頼りすぎると、肝心な食事の方がおろそかになり、結果的に栄養バランスが偏りやすいということなのかと思います。

普段からサプリメントを多量に摂取しているという方は、一度見直して、食事の栄養面などを勉強してみると良いかもしれません。

 

■代謝が良いと寒がりになる?

新陳代謝が良い人は、身体が熱くなるため、外気との温度差が大きくなり、寒がりになるというネットの記事がありました。
これは、真剣な記事ではないので、冗談まじりとは思いますが、ちょっと私もどういうことなのか、考えてしまったので、この記事でも書かせていただこうと思いました。

確かに、身体が熱くなれば、それだけ冬などは外気との温度差が大きくなりますが、身体が温まっている状態なので、それほど寒くは感じないはずです。
にも関わらず、この記事を書いた人は、自分が代謝が良いから寒がりになると言っているのです。

私が思うに、この人は代謝が悪いのではないでしょうか。
本当に代謝が良い人であれば、少しの運動で身体が温まりやすいので、冬の寒さに強くなります。

外気との温度差は生じますが、身体が暑くなれば、むしろ外気の温度が涼しく、心地良いとも思えるはずなのです。
なので、寒いと感じるということは、その人が代謝が悪く、身体が温まっていないのではないかということです。

その人は、自分が運動はよくするし、代謝が良いと言っていましたが、別の要因で代謝があまり良くないのかもしれません。
別の要因というのは分かりませんが、例えば、食事に偏りがあって、血流が悪くなっているかもしれませんし、睡眠が不規則とか、ストレスの影響などもあるかもしれません。

もしくは、そういう体質の場合があります。
体質というのは厄介なもので、要するに個人差のことなのですが、人によっては運動などをしてもあまり新陳代謝が良くならないという人もいるかもしれないということです。

私は、恐らく代謝が良い方なので、冬でも少し外を歩けばすぐに温まり、マフラーは全くいらないような体質なので、寒さには強いようです。
その代わり、夏の暑さに非常に弱く、人よりも夏バテがひどいと思われます。

なので、代謝が良いと寒がりになるというのは間違いかと思われます。
代謝が良い人ほど、血流が良く身体が温かくなりやすいので、暑がりになるというのが正しい解釈かと思います。

 



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