男女の違い6
■成績に男女差はない?
前回、脳の機能に男女差はないものの、環境によって差が現れる場合があるということを書きました。
これがなぜかというのは、前回考察しましたが、今回は学校の成績などについての男女差を見ていきたいと思います。
学業の成績などでも、データは男女ともにほぼ同程度の成績の国が多く、これは文系も理系もそれほど大きな男女差がないというところが多いようです。
つまり、学業の成績については、男女差はほほないということのようです。
先進国については、女性が理系に興味を示す人が大幅に減ることで、先進国ほど女性が活躍できる場が減っているということは前回書きましたが、成績自体に男女差がないということは、女性が理系に興味を示せば、先進国でも女性が活躍できるということなのかと思います。
ただ、この成績をもう少し詳しく見てみる必要があるかと思います。
この学業の成績というのは、あくまで平均を見ているわけですから、その分布を解析する必要はあるでしょう。
国によってかなり異なるものの、男性は成績の良い人と悪い人が多く、女性は平均点付近に多く分布されているという国が多いようです。
これは、男性は優秀な人と成績の悪い人が多く、女性は平均的な人が多いということになります。
平均すれば、大体男女ともに同じくらいということになるようですが、それだけ女性には落ちこぼれが少ないということでしょう。
裏を返せば、男性には落ちこぼれる人が多く、優秀な人も多いということになるのかと思います。
女性は、子どもを産むという大役があり、さらにその子どもを育てなければならないという責任感から、常識的な人が多くなるということに対し、男性は仕事をしなければならないということから、力を発揮できる人と、力をあまり発揮できない人に分かれ、力を発揮できない人は落ちこぼれやすいということなのかもしれません。
もちろん、成績の分布は国によって異なりますし、必ずしも上記のような分布になっているわけではありませんので、一概にそうとは言い切れませんが、少なからず男女の成績の分布によって、上記のようなことを言える国が多いということなのかと思います。
■男性は育児が嫌い?
育児をする男性は、先進国ほど低いというデータがあります。
最近は、イクメンという言葉も出てきて、育児をするパパが好まれておりますが、データとしては、そういった男性はまだまだ少ないようです。
経済的に余裕のある大企業の場合は、男性の育休も取りやすくなってきてはいるようですが、中小企業などではやはり難しいですし、男性社員としても、育休を取りづらいと考える人はまだ多いと言えます。
そのような会社の事情もありますが、そもそも男性は育児をしたがらないというのも、理由としてあると思います。
自分と血がつながっている子どもであっても、あまり自分の子どもが好きではないという男性も多いようですし、そもそも子どもが嫌いとか、興味がないという男性も少なくありません。
女性は、自分自身で子どもを産みますので、当然自分の子どもは大切にします。
自分のお腹の中で10ヶ月も育て、激痛に耐えて苦しんで産んだ子どもですので、愛情が生まれるのはごく自然なことでしょう。
そのため、自分の子どもでなくとも、子どもが好きという女性は多いのです。
男性が、あまり子どもが好きでないのは、子どもはまだ理性に乏しく、自分の言うことを聞かないなどの理由かと思います。
こういったことは、男性ホルモンや女性ホルモンが関係しているのかもしれません。
女性ホルモンが強ければ、子どもに対する愛情も増え、育児にも積極的になれるということなのかと思います。
女性ホルモンが低い男性は、あまり育児に興味を示さないどころか、育児を嫌うという人も出てきてしまうい、子どもと遊ぶのも面倒だと考えるのかもしれません。
ある程度は仕方のないことかもしれませんが、女性ホルモンのコントロールなどは、不可能ではありませんので、そういった対策を考えるのも一つの手段だとは思います。
■女性は空間認識力が弱い?
以前、男性の方が空間認識力が高いという記事を書きました。
これについては、賛否ありますが、基本的に脳の男女差がない以上、空間認識力についても、男女差はないと言うべきなのかもしれません。
ただ、産まれた直後は脳の機能に差はなくとも、成長するにつれ、男性の方が空間認識力を高める機会が多く、鍛えられやすいというのはあるのかと思います。
前回の、理系に興味を持つのは男性が多く、男性ホルモンが関係しているというのもありますが、男子の方がおもちゃや外で遊ぶことで、空間認識力が鍛えられやすいのではないか、とも思います。
また、女性の空間認識力が男性より低くなってしまうのは、男性社会が押さえつけているためだという研究結果もあるようですが、男女差がこのように出るのは、やはり適材適所のためではないかとも思います。
確かに男性社会が女性を押さえつけているという面もあるとは思いますが、それはごく一部の男性に当てはまるものの、ほとんどの男性はそのような考えではないと思いますし、仕事をする男性が多い以上、空間認識力も男性の方が高くなりやすいのは仕方のないことだと思います。
それに、大半の人は女性にも、社会で活躍してほしいと考えているはずなのですが、それができないのは女性自身がそれを望んでいるという理由もあるとは思います。
先ほど書いた適材適所というのは、今までも何度も書いておりますが、男性が仕事をして、女性は家を守るというものです。
こう書くと、また男女差別などと言われてしまうかもしれませんが、女性が子どもを産み、そのまま子を育て、家のことをするというのは、ごく自然なことかと思います。
■女性が活躍する社会が良いのか?
アベノミクスの一貫で、女性が活躍できる社会にするという方針がありました。
特に日本では、政界にも女性が少なく、あまり女性の活躍が目立っていないというのも理由の一つとして挙げられます。
前回書いたように、日本であまり女性の活躍が目立たないのは、日本人女性の女性ホルモンが高く、男性ホルモンについては他国よりも低いからかもしれません。
男性ホルモンが多い女性ほど、理系に興味を示したり、難しい問題に挑戦しようと考えるのかと思いますので、社会でも活躍するようになります。
しかし、日本の女性は女らしい人が多く、男性ホルモンが少ないので、あまり社会で活躍していないのかもしれないということです。
もちろん女性が女らしいというのは、素晴らしいことではありますが、男性がそれを望んでいるという理由もあるかと思います。
もともと日本は戦国時代を経て、政治も男性中心で行われてきたので、そういった文化がそうさせたというのも大きな理由かと思います。
こういった要因から、日本では女性が活躍する人が少ないのかと思いますが、政府の方針や世の中の流れとしては、女性をもっと社会で活躍させるという風潮になっています。
ただ、果たして女性がそんなに活躍する社会が良いのかと、疑問に思う時もあります。
と言いますのも、先ほどからも書いているように、女性が家を守り男性が外で仕事をするというのが、人類として自然なことであり、そこを無理に変えて、女性を社会で活躍させるのが、良いことなのかということです。
政府が女性を活躍させたいのは、日本は超少子高齢化時代を迎えており、男性だけでは人手不足になっているからというのが主な理由かと思うのです。
また、現在結婚している女性が外で仕事をするという人が多いのは、景気が悪く、夫の給料だけでは家計が厳しいというのが最も多い理由だと思います。
つまり、女性自身が望んで外で仕事をしているという人は少ないのではないかということです。
実際、専業主婦になりたいという独身女性も多いというデータも出ており、景気が良ければ、夫が外で働き、妻は専業主婦になる家庭が多かったはずなのです。
私も、女性が外で仕事をしたいというのであればそれで良いと思いますが、専業主婦になりたい人は、無理に外で働く必要はないと思うのです。
もちろん、経済的に厳しいのであれば仕方ないですが、基本的に外で仕事をするのは男性がやるという方が、適材適所になっていると思います。
男性社会だから男女差別が耐えない、という意見をよく聞きますが、男性社会の方が自然な流れであり、男女が同じくらい活躍する社会の方が、やや無理がある社会のような気がするのです。
難しい問題ではありますが、これについては様々なご意見があると思いますので、皆さんがどうお考えなのか、ぜひコメントなどいただけますと幸いです。