生活の知恵14
前回に続き、生活の役に立つかもしれない知識を少しご紹介させていただければと思います。
■部屋干しのメリット
乾燥機付きの洗濯機を使っていらっしゃる方には関係のない話ですが、外に洗濯物を干すと、雨で濡れてしまう心配があったり、風で飛ばされてしまう可能性もあります。
私は洗濯物を外に干すスペースがあまりないので、毎回部屋干しなのですが、部屋干しのメリットは多数あります。
外出中に雨が降っても、洗濯物が濡れてしまう心配がないことや、強風でも飛ばされることもないというのもありますが、他にもたくさんのメリットがあります。
太陽光が強い時に、衣類を外に干していると色褪せてきてしまうという問題が発生します。
よく、本屋さんで外に置いてある本の表紙が白くなってきてしまうのを見たことがある方も多いと思いますが、毎回外に衣類を干していると、この現象が起きて徐々に色が褪せてきてしまうということです。
絵画などの美術品は、絶対に外に置かないという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、これも同じ理由です。
太陽光が当たらないように部屋干しすれば、色褪せることはありません。
部屋干しなら、洗濯物を通行人に見られるという心配もありませんし、衣類が盗まれることもありません。
部屋干しのデメリットとして、乾きにくいとか、部屋がジメジメしてしまうとか、嫌な臭いが発生してしまうというものがありますが、一つ一つ対策を考えてみましょう。
梅雨時期などでは、洗濯物を部屋干しすると乾きにくいという問題があります。
部屋干しをする場合、首振りの扇風機を必ず使って、常に洗濯物に風が当たるようにしましょう。
風を当て続けることで、洗濯物が乾きやすくなります。
とは言いましても、部屋の中の湿度が高いと乾きにくくなってしまいます。
この場合は、除湿機を使ったり、エアコンのドライ機能を、扇風機と併用して使いましょう。
これで、部屋のジメジメ問題も解決します。
部屋干しの嫌な臭いですが、これは洗濯物がなかなか乾かないことによって、菌が付いてしまい、その菌の排泄物によって臭いが発生します。
上の対策で、乾きやすくすれば臭いはつきにくくなりますが、さらに部屋干し用の洗剤や、臭いを抑える柔軟剤のようなものも売っていますので、洗濯をする時に使うようにすれば、より臭いは発生しにくくなります。
このように、部屋干しのデメリットの対策ができれば、部屋干しの方が色々と利点が多いものです。
もし、外干しで悩んでいるという方がいらっしゃったら、検討してみていただければと思います。
■足の冷え対策
少し前にテレビ番組で知った情報ですが、家で足が冷たくなってしまって、スリッパだけではなかなか暖まらないという時、すぐに足を暖める方法が紹介されていました。
スリッパの内側にアルミホイルを入れ、足とスリッパの間にアルミホイルがくるようにするというものです。
なかなか斬新なアイディアではありますが、原理的には理に適っているものかと思います。
アルミホイルは熱伝導率が高いので、足のわずかな熱をアルミホイルを通じてスリッパに伝えてスリッパを暖め、そのスリッパの熱で足を暖めやすくするということかと思います。
私はまだ試していませんが、かなり効果があったとネットでも話題になったようです。
冷え性の方には、これからの冬の季節は悩むことが多くなると思いますが、この方法で足の冷え対策ができるかもしれませんので、興味があれば試してみていただけばと思います。
■針に糸を通す
私も一人暮らしなので、服のボタンが取れてしまった時など、自分でボタンを縫ったりするのですが、針の穴が小さいと、なかなか糸が針の穴を通らず、苦労しています。
よく聞く方法としては、糸の先を唾液などで濡らし、尖らせることで針の糸に通すというものです。
ただ、この方法は目の良さと手先の器用さをかなり要求されますので、歳を取ってくると難しくなってきます。
他の方法として、手のひらに糸をのせて、糸の上に針の穴がくるようにして当て、別の手でグリグリと針を回すようにすると、自然と糸が針穴に通るという方法もあるようです。
私はまだ試していませんが、これもテレビの情報番組で紹介されていましたので、信頼性は高いと思います。
ただ、針の穴が小さすぎると、この方法でも駄目かも知れませんので、別の方法もご紹介しておきます。
私がいつもやっているのは、糸通しという道具を使うということです。
この道具を別途買わなければならないですが、この道具なら針の穴が小さくても、ほぼ確実に糸を針穴に通すことができます。
糸通しの使い方は、まず針穴に糸通しのひし形の部分を通して、その後に糸通しのひし形の部分に糸を通して、糸通しを引っ張って針穴から引き抜くだけです。
糸通しは高くはないので、もしお困りの方がいらっしゃったら試してみていただければと思います。
■瞑想をする
近年は、集中力アップなどに瞑想を活用する方も増えているようです。
瞑想は、様々な効果があるようで、身体の調子が良くなったり、食欲が出てきたり、快適に眠れるようになったなど、人によって効果が異なるようです。
瞑想と言っても、難しく考える必要はなく、要は何も考えずに目を閉じて静かにしていることです。
姿勢も特に決まっているわけではありませんが、オーソドックスなものは、あぐらをかいて、手を正面の下の位置くらいに置いて組み、姿勢を正して目を閉じるというものでしょう。
時間は20~30分くらいで良いようですが、もっと短くても毎日行っていれば、効果は出るようです。
この時、何も考えないようにしなければなりませんが、それもなかなか難しいという人は、呼吸に意識を集中するようにします。
呼吸の数を数えるようにすれば、自然と無意識になるということです。
私の場合は、瞑想をするとすぐに眠くなってしまいますし、集中力が高すぎて、逆に時間を忘れてしまう方なので、瞑想はしていませんが、様々な人が実践して効果を出しているようですので、もし集中力がほしいとか、生活を改善したいという方などがいらっしゃったら、検討してみると良いと思います。