思考能力の鍛え方3

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前回に続き、思考能力の鍛え方や、思考する時にどのような考え方をすれば良いかなどを、少しご紹介させていただこうと思います。

 

■盲点を見つけるには

何かを実行する際、盲点となる部分を見つけて、対応策を考えておくと良いといったようなアドバイスを聞いたことがあります。
確かに、計画には見落とされているものがつきものであり、それを予め探しておいて、対策を取るのは重要ではありますが、これは一人で考えていても見つけるのは難しいものです。

そもそも、盲点と言っているのに、それを一人で見つけるのは無理があります。
盲点が見つかるなら、盲点とは言いません。見つからないから盲点なのです。

盲点を探すなら、一人で考えるのではなく、様々な人に意見を求めることです。
自分では気づかなかったことでも、たくさんの人の目が様々な視点から見ることで、穴が見つかることがあるのです。

例えば、独立して起業する際、どのようなリスクがあるかなど、自分でいくら網羅したと思っても、経験者に聞いてみたら、意外なことが落とし穴になるというアドバイスをもらうことなどは、多々あることでしょう。
もしくは、まったく関係のない業種の人の意見を聞くと、違った視点から意見をもらうことができ、問題点が見つかることがあるかもしれません。

何か大きなことを計画し、実行する際は、自分一人で考えるには限界がありますので、様々な人の意見を聞くことです。
なるべく多くの人に聞くようにして、自分一人では見つけられなかった盲点を探し出し、対策を取るようにしましょう。

 

■説明の仕方を変える

何かを他人に説明しなければならない時、一回の説明では伝わらないことがあります。
相手が頭の回転の悪い人だと、なかなか理解できないということもあるかもしれませんが、説明する側が、うまく説明できているかを考える必要もあります。

説明する人が、あまり頭の良くない人だと、説明の仕方がワンパターンとなってしまい、同じ説明を何度も繰り返してしまいます。
説明されている側は、言葉が聞き取れなかったわけではなく、その説明では理解できない場合があるのです。

この場合、何度その同じ説明をされても、理解するのは難しいでしょう。
これは、説明を受けている人の頭が悪くなくても起きることです。

説明する人が頭の良い人であれば、説明の仕方を変えるはずです。
頭が良い人ほど、相手の立場に立つことができ、どういう説明の仕方をすれば良いかが分かるからです。
簡易的な説明で理解できなかった場合は、より具体的に説明すれば理解してもらえることもあります。

質問して、うまく回答を引き出せなかった場合に、質問の仕方を変えるというのは、刑事ドラマや裁判などでもよく使われますが、これも同じようなことです。
相手が、質問の主旨を理解しておらず、意図した回答をしてもらえなかった場合に、質問の仕方を変えて、本題に導くというものです。

一回の説明で、相手が理解できなかった場合は、どのような説明の仕方をすれば良いかを、相手の立場に立って考え、ワンパターンな説明をするのではなく、様々な角度から説明をするようにしてみましょう。

 

■デメリットとメリットを考える

選択肢に迷った時、デメリットとメリットを抽出し、よりメリットが大きい選択肢を選ぶようにした方が良いでしょう。
当たり前のことと言われるかもしれませんが、意外とこれをしない人が多く、長い時間迷ってしまう人も多いのも事実です。

選択肢のそれぞれについて、どのようなメリットとデメリットがあるのか、箇条書きで抽出し、他の選択肢のメリット、デメリットと比較して、どの選択肢が最もメリットが大きいのかを考えましょう。

ただ、メリットが少なかったとしても、その一つのメリットが重要であるために、その選択をした方が良い場合もあります。
逆に、デメリットが少ない場合でも、そのデメリットの影響が大きいために避けた方が良い場合もあるでしょう。

喫煙は、百害あって一利なしと聞きますが、タバコもメリットがないわけではありません。
今ではそう考える人が少ないですが、昔はタバコを吸う姿が格好良いと思う人も多かったですし、タバコがおいしいというのもあるでしょう。
また、タバコを吸うと冷静になって頭が冴えると言う人もいらっしゃいます。

私はタバコを吸ったことがないので分かりませんが、喫煙のメリットが0だとは思っていません。
ただ、健康のことや、経済面で損をしたり、他人に迷惑がかかることなどのデメリットがあまりにも大きいため、お勧めできないということになるのです。

また、デメリットが0というものはあまりないとは思いますが、デメリットがあるものを選択する場合は、どうしたらデメリットの影響を防ぐことができるかなどを予め考えておくようにしましょう。

 

■自分で考える

よく、科学的根拠があるからとか、誰かが言っていたから、あなたは間違っているというような意見を聞きますが、こういった発言を聞くと、あなたご自身はどう考えているのですかと聞きたくなります。

以前も書きましたが、科学的根拠や統計データは信頼できるものですが、分析の仕方を間違えると、間違った方向に行くことがあります。
科学的根拠があるから、絶対にこうだという発言をする方は、まず自分の頭でしっかりと考えたかを自問した方が良いでしょう。

自分の頭でしっかりと考えたなら、科学的根拠はこのように出ているので、こうするのが良いと思いますという発言になるはずなのです。
科学的根拠だけを振り回して、人の意見を否定するのは乱暴と言えます。

科学的根拠は、あくまでデータであり、人と議論する場合は、様々なデータを基に自分の考えを述べなくてはなりません。
一つの科学的根拠を例に出して振り回すのは、分析不足ではないかと疑われてしまう場合もあるのです。

実際、このような一つの科学的根拠を例に出して、人の意見を否定するような人は、他のデータを見ていない場合も多く、間違った方向に行ってしまっている人も少なくありません。
このデータがあるからとか、専門家がこう言っているから、絶対にこうだというのではなく、冷静にデータを分析して、自分の頭で何が正しいのかしっかり考えるようにしましょう。

様々なデータを見てしっかり分析している人は、絶対にこうだというような発言は決してしないものです。
何かまだ見落としているデータがあるかもしれないと考えるはずですし、もしかしたら自分が間違っているかもしれないと思うからです。

科学的根拠や統計データを見ることは、もちろん大切なことです。
これらのデータは信用できますが、見落としがあったり、分析の仕方を間違えたりすると、正しい考えにたどり着かない場合がありますので、そのことを肝に銘じておき、しっかりと自分の頭で考えるようにしましょう。

 



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