物事を多角的に考える17

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前回に続き、様々な事例について、多角的に考えてみたいと思います。

 

■日本はなぜ現金が主流なのか

買い物の支払いについて、欧米ではクレジットカードが多く、中国などではQRコードによるキャッスレスの支払いが急増してきています。
これに対し、日本は未だに現金が主流で、Suicaや楽天Edyなどの電子マネーの支払いも増えていて、電車に乗る時は電子マネーを使用するのが一般的になってきてはいますが、買い物についてはまだまだ現金払いが現役といった状況になっております。

日本はなぜ現金が主流なのかについては、今までもこのサイトで何度か触れてきたと思いますが、日本は偽札の流通が圧倒的に少ないという要因が挙げられるかと思います。
日本のお札は、偽造が難しいというのもありますが、治安が良くて悪人が少ないという面があるのも確かでしょう。

欧米や中国などでは、偽札の出回りが多く、偽札を製造した人ではない普通の人にも偽札が渡ってしまうことがあり、発覚した時に大問題となってしまいます。
このため、お店側もお客側も現金よりも他の支払いを選択したがり、クレジットカードやQRコードによるキャッスレス払いが増えてきているというわけです。

日本は現金の信頼度が高いため、他の支払い方法をする人が少ないというわけです。
ただ、これにより、キャッシュレス化が進んでいる先進国よりも大きくIT分野で遅れをとってしまっている形となってしまっています。

他の先進国では、キャッシュレスによる支払いをすると、どういった人がどういった買い物をしているのかが、システムにより分かり、より良いサービスが提供できるようになるのに対し、日本の現金払いはそういったデータを取るのが困難なため、顧客によってどのようなサービスを提供すれば良いかが分かりにくくなっています。

システムで買い物のデータが蓄積されていれば、GPSなどと連動して、この人にはこの場所のこのお店がオススメですなどとスマートフォンなどに自動的に紹介されるようにしたりできるのですが、日本では細かいデータ分析ができず、他国に大きく遅れを取ってしまっているのです。

つまり、治安の良さが裏目に出ているということです。
もちろん、治安が悪い方が良いというわけではありませんが、例えば空き巣が多い街は、防犯カメラやドアのセキュリティが向上していくように、治安が悪いところほど防犯が発達していくという面もあります。

治安が良いというのは良いことではありますが、これによって防犯が発達しないということになると、凶悪犯罪が起きた時に対応できなくなってしまいます。
偽札が少ないから、現金払いが主流というのは、犯罪が増えるというわけではないのですが、返ってIT分野で遅れを取っているという面があるのは否めません。

皆さんもこういったことを認識し、未だ現金払いという人がいらっしゃったら、電子マネーなどをぜひ検討してみていただければと思います。

 

■やって後悔する方が良い?

よく「やらずに後悔するより、やって後悔した方が良い」という言葉を聞きます。
やる気を促す言葉かと思いますが、これが当てはまるかどうかは人によるかと思います。

これは、その人がポジティブ思考かネガティブ思考かで、どちらが良いかが異なるということです。

その人がポジティブ思考なら、やって後悔するというのも問題ないと思います。
やってみて失敗したとしても、良い経験になったと捉えることができるからです。

逆にネガティブ思考の人は、落ち込みが激しいので、やって失敗した時に、立ち直れなくなってしまう可能性があります。
もちろん、成功すれば問題はないのですが、失敗した時のことを考えると、ネガティブ思考の人に無理強いをするのは良くないと考えた方が良いでしょう。

何をやるのかにもよりますが、大きなことほど、失敗した時のダメージが大きいので、その人がネガティブ思考タイプの人だなと思ったら、あまり強くは勧めない方が良いかもしないのです。

こういった人は、やらなかったからといって後悔するということも少ないと思われます。
「やらずに後悔するより、やって後悔しろ」という言葉を言う時は、相手をよく見て使うようにしましょう。

 

■転売商法について

人気コンサートのチケットの転売や、発売されたばかりの人気ゲーム機を買い占めて、高値で売りつけるなどの悪徳商法を最近よく聞きます。
これらについて文句を言うと、転売している人は「法には触れていないから問題ない」などと言ってきます。

転売については、確かに違法ではありません。
商品を買い占めるのも犯罪ではありませんし、個人間の取引については、売り側が自由に値段を設定できるからです。

しかし、法には触れていませんが、完全にマナー違反と言えます。
その商品が欲しい人が正当な値段で買えず、高い金額を支払わなければならないというのは、完全に迷惑行為です。

騒音やタバコと同じく、犯罪ではないものの、他人に迷惑がかかる行為です。
犯罪ではないからと言って何をしても良いわけではないのです。

これに反撃するため、先日、任天堂が「ミニスーパーファミコン」という機種を発売した時、わざと品薄で販売して転売する人に買い占めさせ、その後すぐに大量に出荷するという手法を取り、欲しい人は正当な値段で買うことができ、さらに転売人に損をさせるという策を使いました。
発売日直後に買えずに悲しんだ人も多いようですが、任天堂のこの対応に歓喜する人も多かったようです。

転売人にはいい気味ですが、他人の恨みを買うと恐ろしいことが起きると認識しておきましょう。

 

■サッカーの時間稼ぎについて

先日、ロシアで行われたサッカーワールドカップで、予選リーグの日本対ポーランド戦で、日本は負けているにも関わらず、決勝トーナメントに行けるからという理由で、時間稼ぎをするという作戦を取りました。
これには賛否両論あったようですが、私はこの作戦を疑問に思わざるを得ませんでした。

おそらくサッカーファンほど賛成の方の作戦だったとは思いますが、私はサッカーはそれほど好きというわけではありません。
ただ、このサッカーはエンターテインメントのはずであり、このような時間稼ぎ作戦を取るべきではないと思うのです。

観客はお金を払って試合を観に来ていますし、テレビ観戦している人も広告を観ることでスポンサーがお金を出しています。
つまり、魅せる試合をしなければならないはずであり、このような作戦を取って勝つためだけに試合をするというのは、スポーツマンシップに則っていませんし、観客のことを考えていない作戦です。

私がサッカーをあまり好きでないのは、このスポーツマンシップに欠けるという部分が大きいです。
怪我もしていないのに、敵側のファールがほしいために大げさに痛がるのは、その例です。

バレーボールでは、北京オリンピックでセッターの竹下佳江選手が指を骨折していたのに、監督以外にはそのことを告げずに戦い、銅メダルを取ったという話もあります。
なのに、サッカーでは大して怪我をしていないのに、大げさに痛がるというのがどうにも見苦しいのです。

最近は、あまり大げさに痛がるとイエローカードを与えられるようになったようですが、本当にスポーツマンシップに則るなら、例え骨折していようとも痛がらずにプレイを続けようとするはずなのです。
もちろん、そのようなスポーツマンシップに則っていない選手ばかりではありませんが、サポーターも態度が悪い人が多く、恐らくこのようなことを私が書いただけでも文句を言われてしまうので、この辺にしておきたいと思います。

選手やサポーターの皆さんには、こういったことの改善を願いたいものです。

 



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