思考能力の鍛え方2

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前回に続き、思考能力を鍛える方法について、少しご紹介できればと思います。

 

■広い視野を持つ

何か考える際には、広い視野を持つというのは重要なことです。
「木を見て森を見ず」というように、狭い範囲内で考えていても、良いアイディアが浮かばないことが多いものです。

例えば、新製品開発の際に、アイディアを出す時にも、視野を広げた方が良い場合が多いです。
現在のカテゴリとは別の分野に目を向けたり、海外の製品と比較するなどです。
もしくは、男女や年齢層のターゲットを変えてみるなど、視野を広げて考えると、良いアイディアが浮かぶかもしれません。

何か問題を解決しなければならない時なども、広い視野があった方が良い場合もあります。
過去にどういった解決方法があったのか調べたり、全く違う分野の人の意見を聞いて、思わぬ解決方法が見つかったという事例もあります。

物事を考える際は、どうしてもそのこと一点に集中してしまい、視野が狭くなってしまうものです。
インターネットで調べたり、たくさんの人の意見を聞くということも重要ですが、業種を超えて考えてみたり、海外に目を向けるなど、視野を広げて考えてみるということが、思考能力を鍛えることにもつながるかと思います。

 

■意見が分かれる時

議論などで意見が分かれる場合、自分もどちらかの意見に賛同し、反対意見の人と対立して議論してしまうことがあるかと思います。

もちろん、それは悪いことではありませんが、反対意見の人の話もきちんと聞くようにしましょう。
自分が間違っている可能性もありますし、間違ってないとしても、一方的に反対意見の人を攻撃してしまっては、相手の心を傷つけてしまうことになります。

場合によっては、反対意見の人も考慮して、妥協案を出した方が良い場合もあるでしょう。
反対意見の人を完全に無視してしまっては、後でトラブルになってしまうこともあるかもしれません。

また、意見が対立していたとしても、両者とも正しい場合があります。
例えば、「朝起きてすぐに運動することは、健康に良いのか」という議論で、「朝の運動は、頭も目覚めて午後も活動的になるので、健康に良い」という人と、「朝起きてすぐの運動は、寝ている間に体内の水分が汗で出てしまって血流量が少ないので、控えた方が良い」という意見で対立したとしましょう。

この場合、どちらかの意見に賛同できたとしても、反対意見も、人によって体質の違いがありますのて、間違いとは言えません。
このように、どちらの意見も間違いとは言えない場合がありますので、自分と違う意見だからと言って、相手を執拗に攻撃してはならないのです。

自分の考えに執着するのではなく、議論が分かれて自分がどちらかの意見に賛同していたとしても、客観的に考え、反対意見の人の話をきちんと聞くようにしましょう。

 

■徹底的に調べる

アイディアを出さなければならない時や、問題を解決しなければならない時、徹底的に調べてみるという方法もあります。
情報収集をすることで、視野を広げたり、良いアイディアが浮かんだりしやすくなるのです。

現在はインターネットで、手軽に様々なことを調べることができますので、検索したり、専門ページなどで徹底的に調べるようにしましょう。
時間があれば、図書館に行って本を調べたり、過去の出来事を調べるのも良いでしょう。

これらの情報を集めることで、初めて正しい分析ができるものです。
重要なデータが不足していたり、知らないことがあれば、思考が間違った方向に行ってしまう可能性も出てきてしまいます。

作家の司馬遼太郎氏などは、歴史小説を書く際に、本当に徹底的に調査したようで、詳細まで非常に細かい描写をしています。
書物だけで分からなかったことは、自ら現地に赴いて、その人の子孫に話を聞くなどの徹底ぶりです。

そこまでできなくとも、とにかく可能な限り調べることで、データを集めることができ、アイディアを捻出しやすくなります。
思考をする際には、こういった情報が必要になる場合がありますので、覚えておきましょう。

 

■人の意見を鵜呑みにしないこと

日本人は、他人の意見に流されやすい傾向にあります。
特に多数派の意見に流されることが多いようです。

ある実験で、この棒の長さは、A、B、Cのどの長さと同じかという三択の問題を出し、答えはBなのですが、数人の仕掛け人全員がAを選ぶと、最後の被験者は間違いと思いつつも、Aを選んでしまうというケースが、特に日本人が多かったという結果が出ています。

これは、周囲の人と意見が異なる場合、仲間はずれにされるのではないか、という考えが無意識に起こり、それを恐れて周囲に同調するという現象のようです。
こういったことがあるため、人は周囲の意見に流されやすいと言えます。

日本人が他の人に同調しやすいのは、それだけ集団性が高いということです。
欧米などでは、個性が大事にされる文化ですので、人と違う意見だったとしても、あまり気にすることはないですが、日本では仲間意識が強いということかと思います。

多数の人が正しいと言っていても、もしかしたら間違っている場合もあります。
そのため、意見を言われたとしても、一度は疑ってみる必要があるのです。

また、頭が良いと思われる人の意見も、鵜呑みにしやすくなってしまいます。
その人が、頭の良い人だと分かっていれば、意見を間違えるとは考えにくくなるので、あまり深く考えずに正しいと判断してしまうためです。

頭が良い人でも完璧な人はいません。
どんなに頭の良い人の意見であっても、間違ってしまう可能性はありますので、鵜呑みにするのではなく、一度冷静に考えてみた上で、正しいかどうかを判断するようにしましょう。

このように、他人に意見を言われた時、すぐに鵜呑みにするのではなく、一度疑った上で、正しいかどうかを判断するようにしてみるクセをつけておきましょう。

 



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