思考能力が低下する要因

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今回は思考能力が低下する要因について、考察してみたいと思います。
長期的に見て能力が低下する場合ではなく、今回は一時的に思考が低下するケースを考えてみたいと思います。

 

■感情的になる

このサイトで何度か書いておりますが、他人の言動に対して怒ったり、逆に侮辱されたなどで泣いてしまったりすると、思考能力が低下してしまいます。

感情的になると、思考よりも感情が優先されてしまい、脳が思考しようとする力を弱めてしまいます。
そのため、口論になったりして、感情的になってしまうと、相手を怒鳴ったり、威圧しようとしてしまい、冷静な判断が下せなくなってしまうことが多くなります。

歴史好きならよくご存知かと思いますが、戦国時代などであまり頭の良くない武将を、侮辱して挑発すると、計略にかかりやすくなるのは、この思考能力の低下を利用しています。
頭に血が上ってしまうと、罠に気づきにくくなってしまうのです。

もちろん、これは戦争時だけでなく、現代の議論などでもよく使われる手法です。
人の痛いところを突いたりして、少し感情的にさせると、相手の思考能力が低下するので、議論を有利に進めることができるのです。

「頭を冷やせ」という言葉があるように、頭にくるような侮辱をされたとしても、感情的になるのではなく、常に冷静になって脳を働かせる必要があります。

これは、泣いてしまって感情的になる場合も同様です。
嘘泣きなら、逆に相手をひっかけることができますが、感情が爆発して泣いてしまうと、こちらも思考能力が低下する恐れがあるので、侮辱などされても、冷静さを保つ必要があると言えます。

あまり相手を侮辱したり、挑発するのは褒められた行為ではないですが、自分もそういったことで、すぐに感情的にならないように注意しましょう。

 

■気温による思考能力低下

現在、日本は猛暑に見舞われており、世界的にも地球温暖化の影響で、夏は気温が非常に高くなっているところが多くなっています。
一昔に比べ、気温も間違いなく高くなっており、今後も年々気温が高くなっていくと予想されます。

暑くなると、思考能力が低下します。
これは、体質による部分もあるので、暑さに強い人は、もしかしたら暑いほど頭が冴えるという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そういった人は稀で、普通の人は暑いと頭がボーッとしてしまい、思考能力が低下するという人が大多数かと思います。
感情的になるのと同様、頭が熱くなってしまうと、思考能力が低下してしまうのです。

そのため、頭の良い人は自然と冬好きになるのかと思います。
暑いと思考能力が低下するので、読書や頭を使う仕事などが捗らないためです。

もちろん、体質として、暑くても思考能力が低下しないという人であれば、頭が良くても夏好きという人もいらっしゃるかと思いますが、基本的に頭が熱くなってしまうと、思考能力が低下しやすいということは間違いありませんので、注意しましょう。

 

■お酒を飲む

お酒を飲み、アルコールが入ると、思考能力が低下します。
大量に飲んで泥酔してしまうと、思考能力はほぼ0となってしまい、記憶がなくなったという経験をした方もいらっしゃるでしょう。

大量でなくとも、ほろ酔い程度でも思考能力は少し低下してしまいます。
飲酒をした後に、運転や仕事をしてはいけないと言われるのも、思考能力が低下するためです。

お酒に強い人なら、それほど影響がないので、あまり思考能力も低下しないかもしれませんが、そういった人ほど大量にアルコールを摂取してしまいやすく、さすがに大量にお酒を飲んでしまうと、健康にも良くないですし、思考能力も低下してしまいます。

「酒は百薬の長」という言葉もあり、嗜む程度なら良いとされていますが、近年はお酒を全く飲まない人の方が健康になるというデータも出ておりますので、少量であっても毎日飲むのはお勧めできません。

仕事の付き合いや、友人と飲む程度なら仕方ないかもしれませんが、家で毎晩のようにお酒を飲むというような方は、健康面だけでなく、長期的にも思考能力が低下してしまう可能性がありますので、なるべく控えるようにしましょう。

 

■極度に緊張する

プレゼンテーションの司会をする時や、大勢の前で急にコメントを振られて、頭が真っ白になってしまったという経験があるという方もいらっしゃるかと思います。

これは、極度の緊張で頭が回らなくなり、思考が停止してしまうためです。
こうなってしまうと、なかなか冷静な判断力を取り戻すのが難しくなってしまいますので、とにかく落ち着いて深呼吸でもするしかないでしょう。

こうならないためにも、事前に準備しておくことが重要です。
プレゼンテーションであれば、入念に資料の準備や、質問の想定などをしておくことです。
大勢の前でコメントを振られる可能性がある場合は、何を言うか考えておくことです。

また、そういった状況に慣れてしまえば、思考能力も低下しにくくなります。
もしくは、周囲にいる人はみんな親しい人と思い込んでしまうことで、緊張しにくくなることもあります。

こういったことは対策を知らないと、無力になってしまいますので、自分なりの対策をしておき、なるべく緊張で思考能力が低下しないように気を付けましょう。

 

■多数の問題が一度に発生する

処理しなければならないことが、一度に発生すると、思考が停止してしまうことがあります。

仕事などで問題を起こした時、顧客や上司などから、色々とやらなければならないことを言われてしまうと、何から手を付けて良いのか分からなくなってしまうことがあるかと思います。
こういった時、冷静な判断ができず、思考能力が低下してしまいます。

こういう時は、慌てても仕方ありませんので、一度落ち着いて冷静になり、まず優先度を決めることです。
やらなければならないことをリストアップし、どれを一番最初にやらなければならないかを考えます。

すぐに取り掛かるのではなく、それが終わったら二番目にやらなければならないこと、三番目はどれかを考え、優先順位をつけます。
そうすることで、冷静さを取り戻し、優先順位の高いものか着手することで、解決しやすくなるでしょう。

問題が一気に発生しても、まずは冷静でいることです。
思考能力の低下を防ぐのは、冷静さを保つことが最も重要なことかと思いますので、忘れないようにしましょう。

 



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