男女の違い5

0 Comments


前回の記事内容には間違いがあり、大変申し訳ありませんでした。
いただいたご意見なども踏まえ、男女に違いについて分かったことなどを書いていきたいと思います。

 

■脳に男女差はない?

基本的に、脳に男女差はないと考えるのが、正しいようです。
統計データには、様々な成績の男女比があり、また国によって男女の差が大きく開いていたり、男女差がなかったりするところもあり、一概に何が正しいかを言うのは難しいところではあります。

ただ、産まれた時から脳に男女差があるわけではなく、環境によって男女に差が開いたり、開かなかったりするということがあるのかと思われます。

以前の記事で、男性の方が空間認識力が高くなるとか、女性の方が観察力が鋭くなるということを書きましたが、それも国や環境による影響で差が開くものであり、以前の記事としては日本国内の話とするというのが正しいのかと思います。

日本などは特に男性社会となっていて、男性の方が社会で活躍しているという偏見から、男性の方が頭が良いと思われがちですが、基本的に脳に男女の差はなく、女性は妊娠して育児のために家に入ることが多いとか、男性の方が力が強くなりやすいということから、男性社会となっているだけということです。

他の国などでは女性が、社会で男性同等もしくはそれ以上に活躍しているところもありますので、脳に男女差はないと考えるのが正しい解釈のようです。

 

■環境による影響

環境よって、知力に差が開く場合があると書きましたが、先進国では女性が理系を避ける傾向があるようです。
理系の成績自体は、男女差はそれほどないようですが、発展途上国に比べ、女性が理系に興味を示さない人が多くなるようです。

アメリカなどでは、理系に興味を示す女子も多いようですが、それでも半数以下ですし、他の先進国や、特に日本では女子が理系を避ける人が多いという傾向にあります。
男子も理系より文系の方を好むという国が多いですが、それでも理系のくくりでは、男女比は男性の方が大多数という国の方が多いようです。

理系が少ないから頭が良くないというわけではないですが、記憶を中心とする文系よりも、難しい問題に挑戦する理系に進んだ方が、より賢くなると思われるので、理系に興味を示す女性が少ないと、それだけ活躍する場面を失ってしまいかねません。

先進国では、特にコンピューターや機械、科学などの分野が発展しますので、それだけ高度な知力が要求されます。
多くの先進国では、こういった分野に挑戦していくのは、男性が多くなってしまっています。

先進国ほど、女性自身が女子は理系が得意ではないという思い込みがあったり、周囲の人たちも理系に進む女子があまり良い目で見られないという理由があるのかもしれません。
また、先進国ほど、娯楽が充実しておりますので、女性はグルメやファッション、旅行などに興味を示しやすくなるのに対し、男性はゲームや車、コンピュータなどに興味を示しすやすくなるという面もあると言えます。

理系に進む男子も多いというわけではないですが、女子に比べるとかなりの差が出てきてしまうのは、何か根本的な理由があるのかもしれません。

 

■なぜ理系に興味を持たないのか

なぜ女子の方が、理系にあまり興味を示さなくなってしまうのかは、詳しいところは分かりませんが、想像するに、やはり長らく男性が仕事を担当し、様々な問題を解決してきたという経緯があるからかと、私は思います。

男性ホルモンの影響により、男性の方が筋力が付きやすいというのは、以前からも書いておりますが、同様に男性ホルモンが多いほど、難しい問題にも興味を示しやすくなるのではないかということです。

以前も書きましたが、男性と女性の最大の違いは、女性が子どもを身ごもることで、出産をした女性はそのまま家で子育てをするところが多かったと言えます。
夫の方は、家族を養うために外で仕事を担当することになるというのが自然な家庭でしょう。

大昔から、男性が狩りや農業、戦争、政治をしてきたのは、この役割の違いによるもので、男性の方が筋力が付きやすいのも、こういった経緯を経ているためです。
筋力と同様、男性は頭も使わなければならない場面が多かったはずです。

狩りがうまくいかなければ、もっと良い武器や罠を作ろうと、頭を使って解決してきました。
農業で、自然災害や害虫などで作物が育たなければ、どうすればそれらを防げるかを考えてきました。

こういったことを担当してきたのが多くの男性であり、男性ホルモンが多いほど、難しい問題にも興味を持ちやすくなるのではないか、というのが私の考えです。

アメリカでは、女子も理系に興味を示す人が多いのは、アメリカ人女性に男性ホルモンがやや多いのかもしれません。
理系に進む女子には国からの優遇があったり、自由な風土だからという影響もあるかもしれませんが、他の先進国では理系に進む女子が少ないのが現状です。

ただ、女性であっても、理系に興味さえ示せば、男性同様の活躍ができるというのも、脳に男女差がないことから言えることです。
しかし、数が少なければ、それだけ女性が活躍するという社会が遠くなってしまうことにもなります。

もちろん、理系でないから頭が悪いというわけではありません。
文系の方でも、頭の良い人はたくさんいらっしゃるわけであり、理系が少ないから知力が低い国になるということではありません。

ただ、先進国ほど理系脳が必要になりますので、先進国で活躍するなら理系に進む人が多いほど、国が発展するわけです。
そのため、先進国で女性が活躍するには、それだけ理系に進む女子が増えた方が良いわけですが、興味を示さない限りはなかなか増えないということになってしまいます。

男性ホルモンの話は私の想像ではありますが、仮にそれが正しいとしても根本的な解決は難しいので、国から理系女子を優遇したり、社会の偏見を取り除くなどの対応が必要なのかと思われます。

 



関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。メールアドレスを入力すると、返信があった時に通知されます。
※が付いている欄は必須項目です。

※コメント送信前に以下をご確認ください。

コメントは承認制になっております。
どんどんお気軽にコメントを投稿していただいても構いませんが、記事の内容と関係ないものは掲載されませんので、ご注意ください。
逆に、記事の内容に沿っていれば、どんな批判的なコメントでも受け入れさせていただきます。

私自身、未熟なことは重々承知しておりますので、批判的なご意見を書き込んでいただくのは大いに結構なのですが、どこをどう改善すれば良いか分からないコメントも多いため、できましたらどの部分がどういった理由でダメなのかや、改善策も述べていただけますと幸いです。