物事を多角的に考える13

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前回に続き、様々な事象から物事を多角的に考えてみたいと思います。

 

■本当の流行語とは何か

毎年、年末になるとユーキャンの流行語大賞のニュースが話題になります。
しかし、ユーキャンの流行語大賞には毎年違和感を感じていますし、それは私だけではないようです。

流行語ということは、その年にどれだけその言葉が露出されたかや、日本の人々に使われたかなどが評価基準になると思うのですが、ユーキャン流行語大賞は、あまりそれに当てはまっていないように見受けられます。

これは、ユーキャンの審査員の偏見によって決められているからの一言に尽きます。
実際、2015年のユーキャンの新語・流行語大賞は、「トリプルスリー」という言葉でしたが、ニュースをよく観る私でさえ、この言葉を流行語大賞となった時、初めて耳にしました。

ニュース番組の日本国民へのインタビューでも、「聞いたことがない」とか「知らない」という声が多く、野球ファンにとっては常識なのかもしれませんが、それ以外の人たちは初耳だった人も多かったようです。
こんな言葉が流行語大賞を取るのは、審査基準がズレているしか言いようがありません。

毎年、ユーキャンの流行語だけがニュースで注目されますし、過去の流行語といったらこのユーキャンのものが歴史に刻まれていますが、本当の流行語が反映されていないので、このような文化が構築されているのは疑問を感じます。

流行語はユーキャンを基準にするのではなく、ネットなどできちんと国民からアンケート形式で投票できるようになっているものを採用すべきかと思います。
多くの国民が投票したのであれば、間違いなくそれがその年に流行った言葉であり、こちらの方が信憑性があります。

マスコミの皆さんにも早くこのことに気づいていただき、対応を行ってほしいものです。

 

■広告の数字マジック

以前、このサイトでも少し書きましたが、広告には数字のマジックが使われています。
以前書いたものの他のマジックを少し書きたいと思います。

食品に健康効果の高い成分が含まれるものを書く場合に、単位を変えて表示されるものがあります。
例えば、飲み物にビタミンCが1g配合と書かれているものより、ビタミンC 1000mg配合と書かれている方が、多く含まれているような感じがします。

1gは1000mgですので、両方同じ量なのですが、後者の方がお得感が増しますので、後者の表記を使われる場合があります。
そのため、買う側はきちんと見定める必要があります。

1000mgよりも2g配合の商品の方が成分量が多いので、実際は2gの方がお得なはずなのです。
同様に、成分量が2倍と表記するよりも、200%と表記した方が多いような気がしますが、実際は同じ意味です。

また、キャベツの2個分の食物繊維が含まれていますという食品がある場合なども、疑問を持たなければなりません。
キャベツの食物繊維というのは、それほど多くはないからです。

このように、イメージで元の食品の成分量が多いと思うものを利用して、その何倍も成分量を含んでいますと謳う商品がありますので、注意する必要があります。
同じような気になる表記があった場合は、比較されている食材の成分量を調べてみるようにすると良いでしょう。

 

■電車の席を譲る時

電車で、老人や妊婦さんに席を譲ろうとすると、「いえ、大丈夫です」と断られることがあるから、席を譲りたくないという意見があったのを、ネットのニュースで見たことがあります。

ご意見はごもっともですが、それなら何も言わずに席を立てば良いのではないかと思います。

確かに、老人に席を譲ろうとすると、「私はそんなに年寄りではない!」と怒られる場合もありますし、妊婦さんだと思ったら、単に太っている女性だったという場合もないわけではありません。
このようなケースもあるため、席を譲るのをためらうのも分かります。

なので、席をゆずるのではなく、黙って席を立ち、少し場所を移動すれば良いだけの話かと思います。
老人や妊婦さんで、席に座りたければ座るでしょうし、それを遮って他の人が座る可能性も低いかと思います。

老人や妊婦さんが座る必要がないのであればのそのまま立ち続けるだけの話ですから、断られて気まずくなることもなくなります。

また、若者が優先席に座っていて、目の前の老人に席を譲らない場合、その若者を注意する時は気をつけましょう。
もしかしたら、その若者は足を悪くしているかもしれませんし、何かの重い病気を抱えているのかもしれませんし、仕事の徹夜明けなどで体調がすぐれないのかもしれません。

つまり、その若者は自分が優先席を必要とする人物である可能性があるのです。
元気そうな若者が優先席に座っていて、どうしても注意したい場合は、座っている人の健康状態を質問してから、なぜ席を譲らないのかなどを聞いてみましょう。

 



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