嘘を見抜く2

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前回は、お世辞や社交辞令を見抜く方法を少し話しましたが、今回は相手の言葉が嘘かどうかを見分ける方法を考えてみたいと思います。

 

■相手の挙動を観る

会話相手が嘘をついた際、相手の挙動にいつもと違う言動が表れることがあります。

少し動揺してどもったり、身振り手振りが多くなったりする人もいるかと思います。
人によるかと思いますが、相手の動作をよく観察するようにしましょう。

嘘をついた時に出るクセは、人によって違う場合が多く、例えば髪を触るとか、口元をよく触るようになるとか、足で貧乏ゆすりをするようになるなど、様々あります。
長く付き合っている人であれば、相手を観察することで、嘘を見抜ける可能性が高くなります。

もし見抜いたとしても、それを指摘すると、その人が意識してクセを直してしまう可能性がありますので、今後も嘘を見抜きたいということであれば、黙っている方が得策かもしれません。

あまり親しくない人の言葉が嘘かどうかを見抜きたい場合、瞳の動きを観るという方法があります。
「本当にそれは嘘ではないですか?」
と念を押して質問し、その時の瞳の動きをよく観てみましょう。

嘘をついている場合、わずかに瞳が左右に震えていることがあります。
ただ、本当のことを言っていたとしても、相手に見つめられて動揺してしまうという場合もありますので、100%ではありません。
参考程度に覚えておいていただければと思います。

 

■男女の嘘の違い

ある弁護士の話では、女性の方が圧倒的に嘘がうまいそうです。
男性の場合、嘘をつくと動揺したり口ごもったりすることが多いそうですが、女性が嘘をついても目立った違いがなく、嘘を見抜くのが非常に難しいとのことです。

確かに、夫の浮気は意外とすぐにバレるのに、妻の浮気はバレないという話はよく聞きますので、女性の方が嘘がうまいというのは確かかと思います。

夫の浮気を見抜けるのは、女性の方が観察力が高いというのも影響があるかと思いますが、女性の方が嘘がうまいというのは、脳の構造の影響が大きいかもしれません。
女性の方が脳梁が大きいため、右脳と左脳の情報交換量が多くなることで集中を分散することができ、嘘を考えながら、自分の挙動がおかしくなっていないかや、相手の考えなどまで気を配っているのではないかと私は考えます。

一方、男性は一点集中型ですので、嘘を考えることで精一杯になり、自分の挙動や、相手の考えまで配慮が及ばなくなり、動揺として表れてしまうのかと思います。

このサイトにも、脳梁についての認識が間違いだというご指摘を度々いただいておりますが、そういったご指摘も含めて総合的に考えた私の個人的な意見として書いておきます。
違うというご意見があれば、なぜ女性の方が嘘がうまいかのご説明を、ぜひコメントでいただければと思います。

男性の嘘は言動で見抜きやすいかと思いますが、女性の嘘の見抜くのは難しいので、こちらの方を考えてみたいと思います。

男性は論理的思考が強いのに対し、女性は論理的思考はあまり得意ではないはずなので、女性の言葉が嘘かどうかを見抜きたい場合は、理詰めで質問をしていけば見抜ける可能性があります。

嘘をつくと、辻褄が合わなくなることも多く、「なぜ?」「どうしてそうしたの?」と質問を重ねていくことで、はっきりと嘘だと分かる場合があると思います。
ただ、女性の場合、都合が悪くなると、相手の非を突くような話に転換する場合も多いと思います。

夫婦喧嘩で多いと思いますが、妻の浮気を指摘したり、家事をサボったりしたことを指摘すると、「あんただって元カノと会ってたでしょ!」とか「何も家事を手伝わないくせに!」など、話を反らせた上で相手を攻撃してきます。

「それは今は関係ないだろ!」
と言っても、
「関係ある!」「私だけ責められるのはおかしい」
と聞く耳は持ちません。

こういう場合は、「分かった。その話は、後できちんとするが、今はおまえの話を片付けよう」というような、冷静な対応が必要となります。
それでも自分の非を責めてくる場合は、自分の方の非を先に解決した方が良いかもしれません。

ただ、この場合、自分に非があることを認めると、女性の方の非がチャラになりかねませんので、自分の潔白を証明するか、どうしても潔白でない場合はうまく自分に非がないと言いくるめるしかありません。
その場合は、こちらも嘘をつかなければならない可能性があるので、十分に注意する必要があります。

自分より相手の方が知力が高いと思われる場合は、こういったやり取りは不利になります。
そういった人は、なるべく自分に非を作らないよう、日頃から注意する必要があります。

いずれにしましても、女性はこのような回避方法まで持ってきますので、嘘を見抜くには非常にやっかいな相手です。
基本は理詰めで質問をし、反撃してきたら、話を反らさないように冷静な対応するということが必要なのかと思います。

 

■味を見分けられるという人を試す

限定的ではありますが、味を見分けられるというのが嘘かどうかを見抜きたい場合に使える方法です。

例えば、ミルクティはミルクを先に入れるのと、紅茶を先に入れるかで、味が異なるという人がいたとします。
これを、もし実践して試すなら、ミルクを先に入れたミルクティと、紅茶を先に入れたミルクティを用意して、その人に当ててもらうということをするかと思います。

ただ、1回だけだと勘で当たってしまう場合があると思うので、何回か行わなければなりません。
しかし、1回で嘘かどうかを見抜く方法があります。

両方同じ方法で紅茶を注ぎ、一方はミルクを先に、一方は紅茶を先に入れたと嘘をつくのです。
その人が、本当に味が分かるというのであれば、両方同じ方法で、しかもどちらが先に入れたかまで見抜けるはずです。

この方法は、利き酒などでも有効です。
例えば、ビールの利き酒ができるという人を試したい場合、たくさんの銘柄のビールを用意しなければなりませんが、銘柄が2種類でもできると思います。

2種類のビールを用意して、あえて両方のグラスに同じビールを入れ、それぞれは違う銘柄のビールを入れたので当ててくれと嘘をつくのです。
本当に味が分かる人なら、両方同じ銘柄のビールで、かつどの銘柄のビールかも答えられるはずです。

相手が「本当に違う銘柄なのか?」と聞いてきたら、「分かった。じゃ同じ銘柄という回答でも良いよ」と、選択肢を増やしてあげれば、自分が嘘をつき続けることを避けられる上に、相手に嘘かどうかも含めて味を判断させるように促すことができます。

もし少しでも間違えれば、味が分かっていないということになるかと思います。
まぁ、嘘をつくので人間関係が悪化する可能性もありますので、本当に行う場合は注意して試していただければと思います。

 



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