子どもの教育法5
前回に続き、子どもの教育法について、考えていきたいと思います。
■なぜ若者の自殺者が増えているか
昨今、若者の自殺が増え、ニュースなどでも、いじられた末の自殺者が報道されたりしています。
では、なぜ若者の自殺者が増えているのでしょうか?
昔と比べていじめが増えたからでしょうか?
答えは否です。
調べていただければ分かると思いますが、いじめ自体は昔の方がはるかに多かったようです。
体罰も、昔と比べると、報道によって学校側が責められることで、だいぶ減ってしまいました。
テレビの報道やネットニュースなどによって、自殺問題を昔よりも聞くことが多くなったということもあるかもしれません。
若者の自殺者の数自体はそれほど増えてはいませんが、昔よりも子どもの数が減っているため、自殺率は確実に上がっています。
では、なぜ若者の自殺者が増えているのでしょうか?
私は、親の教育に問題があると考えます。
例え自分のお子さんが、いじめに遭って家に帰ってきたら、皆さんはどうするでしょうか?
恐らく、いじめっ子の親や学校に苦情を出すのかと思いますが、これが子どもを甘やかすことになり、子どもの精神力を弱めてしまうことになります。
子どもがいじめられて泣いて帰ってきたら、「どうして、いじめられたくらいで泣いて帰ってきたんだ。やり返して来い!やり返してこなければ家に帰ってくるな!」というくらいの厳しさが必要なのです。
これを、いじめっ子の親を責めたり、学校側の問題だと文句を言ってしまうと、子どもの精神力がどんどん弱くなり、例えそれでいじめが止まったとしても、別の場所でいじめに遭った時に、子どもは耐えることができません。
社会に出てからも、会社の人たちや、顧客に嫌がらせをされることもあり、精神力の弱い若者は、自殺しかないと追い詰められてしまうこともあるのです。
もちろん、自殺するにも様々な理由があり、こうすれば全ての自殺を食い止められるというものはありません。
しかし、親の教育によって、子どもの精神力を鍛えることで、ある程度は防ぐことが可能と考えられます。
以前の記事にも書いておりますが、子どもを甘やかし過ぎることなく、厳しさと愛情をもって教育に励んでいただければと思います。
■マスコミの報道について
上の問題については、マスコミの報道にも問題があると考えられます。
ニュース番組などで、いじめられたり、体罰によって若者が自殺したというニュースでは、どうしても自分や番組の好感度などの問題から、親の味方をしてしまうことが多いようです。
これでは、親の方に責任があるとは誰も気づくことができません。
親の教育で、厳しく子どもを育て、子どもの精神力を強くしていれば、防げる可能性が高いものであり、いじめた側や学校を批難しているようでは永遠に解決しない問題です。
体罰については、学校側の責任だろうというご意見もあるかもしれませんが、前にも記事で書いた通り、体罰は必要なものです。
子どもが悪さをした時に、口で言っても聞かない子には、一発平手打ちをするくらいの体罰をしなければ、子どもが調子に乗って不良になったり、犯罪に手を染めるということにもなりかねません。
ただし、やり過ぎは虐待となります。
子どもが悪さをした時でも、先生が何十発も殴ってしまえば、虐待となりますので、これは暴行罪として被害届を出しましょう。
体罰と虐待は、全く違うものなのですが、マスコミはこれを混同して報道しているようで、体罰はダメだという伝え方になってしまっているようです。
体罰のない教育をしてしまっては、子どもの精神力がどんどん弱くなってしまいます。
お子さんによっては、非行に走る子も出てしまうかもしれません。
体罰は必要なものですので、マスコミの方々にも、こういった認識を持ってほしいものです。
■いじめを法で禁止できるか
いじめは、確かに良くないことではありますが、子どものいじめについては、完全に無くすことは不可能でしょう。
子どもは、理性が育っていない面もあり、子ども同士の優劣がはっきりしてくると、どうしても弱いものいじめをしてしまうのです。
いじめを法律で禁止してしまってはどうかという意見もあるようですが、これはかなり危険と私は考えます。
もし、いじめを法律で禁止すれば、いじめ自体は少なくなるとは思いますが、凶悪犯罪が増えてしまう可能性があります。
いじめっ子は、法でいじめを禁止されたことで、ストレスを溜め込み続けてしまうと考えられます。
いじめで解消できないストレスは、どこかで爆発することになります。
ストレスをうまく発散する方法があれば、間違った道に進むことはないでしょうし、ほとんどのお子さんは大丈夫だと思いますが、やはりいじめっ子ほど、悪さをしたがるもので、犯罪に手を染めてしまうお子さんが出てきてしまうのも、否定できないでしょう。
また、いじめができないストレスの解消法が、真っ当なものなら良いですが、ストレス発散法がタバコとか麻薬とかに走ってしまう場合も少なくないと考えられます。
いじめは問題ではありますが、こういった問題も考えられるため、法で規制するのは止めた方が良いかと私は思います。
■赤ちゃん言葉で話さない
話は変わりますが、赤ちゃんに赤ちゃん言葉を話すのは、あまり良くないそうです。
「○○でちゅね~」
という話し方です。
赤ちゃんは、言葉を何とか理解しようと、親の言葉をしっかり聞くようにしているようですが、赤ちゃん言葉は正しい言葉の使い方ではないため、正しい言葉をまた覚えなければならず、二度手間となってしまうそうです。
脳にとっては良さそうな気がしないでもないですが、研究機関によると、赤ちゃん言葉を教えると、その子の頭が多少悪くなる可能性があるとのことです。
真偽は定かではありませんが、赤ちゃん言葉を使わない方が無難かと思われます。
まぁ、赤ちゃんに対して普通の言葉で接するのも可愛げがないかもしれませんし、自分の子どもの可愛さのあまり、赤ちゃん言葉になってしまうのも分からなくはないですが、よくよく考慮して接していただければと思います。