子どもの教育法4

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前回に続き、子どもの教育について考えてみたいと思います。

 

■アメとムチ

教育は厳しすぎても甘やかしすぎても良くないです。
アメとムチのバランスを取ることが重要です。

昨今は子どもを甘やかしすぎるご家庭が増えているようです。
これは、少子化の影響により、過保護になる家庭が増えているためだと考えられます。

厳しさが足りなければ、子どものいたずらやいじめの制限がかからなくなり、善悪の判断ができない子どもになってしまう可能性が高まります。
子どもが、先生や親の言うことを聞かなければ、時には体罰が必要であるはずなのですが、昨今は学校側もモンスターペアレントのようなものに萎縮してしまい、厳しい教育がされていないように見受けられます。

以前も書いた通り、行き過ぎた体罰は虐待となり、虐待は良くないことではありますが、体罰は必要です。
私が学生だった頃は、授業中に少し騒いだだけでも殴る先生もいたものですが、現代ではありえないとおっしゃる方も多いでしょう。

体罰が全くない教育をしてしまうと、子どもの悪さの歯止めがかからなくなり、非行や犯罪に走ってしまう可能性が高まってしまいます。
また、体罰もなく、厳しさが足りない教育だったことで打たれ弱くなり、社会人になってからも、ちょっとした精神的ダメージで、うつ病になったり、自殺しやすくなってしまうこともあるでしょう。

こういったものは、子どもの教育を厳しくすることで、防ぐことができる可能性があると思います。

逆に、厳しすぎても問題が生じてきてしまいます。
甘やかしすぎるよりは厳しすぎる教育の方がマシではありますが、厳しすぎると精神的に病んでしまう子どもも出てきてしまうでしょう。

厳しすぎる教育に耐えられるお子さんだったら問題ないかもしれませんが、お子さんによっては、反抗的になって凶暴性が増してしまうか、逆に精神的ダメージが大きすぎて病気になってしまう子も出てしまうかもしれません。

そのため、アメとムチのバランスが大切なのです。
時に厳しく、時に優しく接するのが良いかと思いますが、母親、父親のどちらかが厳しく、もう片方が優しくするのも良いかもしれません。

私の家庭では、父親は鬼のように厳しく、母親は仏のように優しい家庭だったため、バランスが取れていたと思います。
私が子どもの頃、弟をいじめたり、いたずらなどしようものなら、父親に殴られたり、家から追い出されたりしたものですが、母親が必死になってかばってくれたのを覚えています。
父親が凶暴というわけではなく、厳格な父ではありましたが、今では良い思い出となっていますし、教育的にも良かったのではないかと思います。

ご家庭が片親などで、分担するのが難しい場合は、やはり時に厳しく、時に優しく教育していくのが良いと思います。

学校では、教員にまかせるしかないですが、あまり学校に口出しすれば、学校側が萎縮してしまい、厳しい教育が行われなくなってしまいますので、子どもがいじめられたなどがあっても、子どもがいじめられないよう、ご家庭でお子さんを厳しく鍛えるなどの対処が必要なのかと思います。

 

■子どもに片付けをさせる方法

以前、テレビ番組で得た知識ですが、子どもに自分から片付けをさせる魔法の言葉があるそうです。
子どもが自分の部屋を散らかして、片付けられないというお子さんも多いかと思いますが、「片付けなさい」といってもなかなかできない子も多いものです。

そこで、魔法の言葉というのが、「これはどこに片付けるの?教えて」と言うのです。
こうすることで、子どもが親に片付ける場所をしっかり教えていき、自然に片付けが進んでいくとのことです。

この場合、つきっきりで片付ける場所を聞き続ける必要があるため、親の時間も取られてしまいますが、これを繰り返すことで、子どもが自分から片付けるようになるとのことです。

子どもは親に何か教えるということが大好きらしいです。
自分の成長を親に見せたいというのが理由なのかもしれません。

私も試したことはないので、これを続けて、本当に自分から片付けを進んでやるようになるかどうかは分かりませんが、子どもの教育には効果的なのではないかと思いました。

 

■自分の身は自分で守らせる

以前も書きましたが、子どもの身は子ども自身に守らせるべきです。

先日、子どもの交通事故を防ぎ、自らが犠牲となって、子どもを守ったというニュースがありました。
もちろん、美談であり、立派な行いとは思いますが、子どもへの教育がしっかりしていれば、亡くなることもなかった事故なのではないかと私は思いました。

これは、子どもの注意力が高ければ、最初から起こらなかった事故です。
子どもが道路を横断する時だけでなく、常に様々なことに注意できる子であれば、自分から事故を回避できるのです。

しかし、大人が子どもを守れば守るほど、子どもの注意力は育たなくなり、子どもの危険が増えます。
大人が四六時中、子どもを守っているわけにもいきませんので、自分の身は自分で守らせる教育をするのが最も良いと考えます。

子どもに体力をつけさせ、いざという時に動けるように教育しましょう。
病弱なお子さんや、体力が弱いお子さんには、知恵をつけさせましょう。
学校の勉強以外にも、自分から様々なことを考えさせ、世の中にはどのような犯罪があるか、どのような事故があるかを教え、どういった対処をするのが良いかを考えさせるのが良いかと思います。

特に注意力は重要です。
子どもにもニュースを見させて、事件や事故などが、もし自分の身に起こったらどうするかを聞いてみましょう。

注意力については、他の記事にも書いていますので、そちらも参考にしていただければと思います。
いずれにしましても、過保護にすればするほど、お子さんは弱くなってしまうものですので、どうすれば自分の身を自分で守らせることができるのかを考え、教えていくようにしましょう。

 



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