物事を多角的に考える8

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前回に続き、様々な事例から物事を多角的に考えてみたいと思います。

 

■ニュースに振り回されないこと

IT業界のニュースなど、自分の分からないような分野のニュースの場合、悪いことが起きると不安になってしまうことがあるかと思います。
しかし、悪いニュースになっているからと言って、すぐに拒否反応をしないように注意しましょう。

例えば、これから自動車の運転が人工知能により、自動運転になることが普通となってきますが、コンピューターに詳しくない人は、人工知能の自動運転で事故が起きたというニュースを見ると、
「それ見たことか。やっぱり人工知能の運転なんて信用できない」
という拒否反応が出てしまうものと思います。

ただ、よくよく冷静に考えてみましょう。
現在は、人工知能による自動運転は、一部試験的による走行のみで、一般者には適用されていませんが、確かに人工知能による自動運転といっても、100%安全というわけではなく、事故を起こしてしまうこともあるかと思います。

しかし、人的ミスによる自動車事故というのは、大小含め、毎日千件以上も起きています。
それと比べると、人工知能による自動運転はかなり安全となるはずなのですが、やはり珍しい事故ということで、1件起きてしまっただけで、ニュースで大々的に取り上げられてしまいます。

そう考えると、人工知能による自動運転の方がかなり安全であるのに関わらず、ニュースのせいで危険という間違った認識にとらわれてしまい、拒否し続けていると自分だけ時代に取り残されるということにもなりかねません。
人的ミスによる事故など、いちいちニュースに取り上げられないほど、多く起きているわけですから、視野を広げて考えるようにしましょう。

これは、ライト兄弟が飛行機を発明した頃に似ていると思います。
ライト兄弟の周囲の人々は、
「空を飛ぶ乗り物なんて危ない。できたとしても、一般の人たちが乗れるようになるはずはないだろう」
など、散々な反対意見や批判を受けていたと思われますが、今では普通に飛行機が飛んでいますね。

人間は自分の分からない分野について、拒否反応が出てしまうものなのです。
それならば、分かろうとする努力が必要なのかと思われます。

あまり批判的にならず、悪いニュースを見た時も、冷静に考えるようにしましょう。

 

■言い訳の内容を判断する

他人が失敗して、言い訳をしてきた時、内容によっては仕方がない場合もあります。
言い訳をしてきたからと言って、聞く耳を持たないというのは、少し酷かと思いますので、無視することはないようにしましょう。

例えば、重要な会議に部下が遅刻してしまった時に、
「遅刻して申し訳ありませんでした」
「重要な会議だと言っただろう!なぜ遅刻したんだ?」
「実は、ここに来る途中で交通事故を目撃して、被害者を助けていたのです」
というような理由で、それが嘘ではない場合は、あまり責められないはずです。

もちろん、遅刻の理由が寝坊とか、時間を間違えたなどの理由であれば、叱った方が良いですが、言い訳すら聞きたくないと言ってしまっては、上司としても失格です。
あまり感情的にならず、冷静に判断することが必要でしょう。

言い訳してきたからと言って、言い訳自体を否定するのではなく、きちんと内容を加味して判断するようにしましょう。

 

■なぜ男性の方が痛みに弱いのか

先日、あるテレビ番組で、腕時計の電気ショックによる目覚まし機能があり、女性たちはあまり痛がらないのに対し、男性たちは全員がものすごく痛がっていたのを見て、興味深い結果だなと思いました。
男性たちがわざと痛がっていたのではなく、本当に男性の方が痛みに対して敏感であると思われました。

恐らく、長い歴史の中で、男性の方が痛みを敏感に感じ取るようになってきたのかと思われます。

昔から、男性は狩りや戦争で、動物や人と戦うことを仕事としてきました。
もし、痛みに鈍感だったら、自分がケガをしていたのも気づかず、出血多量で死んでしまうかもしれません。
そこまで愚かではないにしても、自分に傷があれば、すぐに治療してまた戦闘態勢に入れるようにしなければならない状況もあるでしょう。
こういったこと繰り返してきたために、僅かな痛みであっても、男性は敏感に感じ取るようになっており、現代では痛みに弱くなってしまったのかもしれません。

これに対して、女性は主に家庭を守るのが仕事であり、痛みと言えば、出産の時に、男性には想像できない痛みを味わうことになります。
しかし、この痛みに敏感である必要はなく、むしろ痛みから逃れた方が得と言えます。
このため、女性は痛みに鈍感となってきて、痛みに対して強くなったのかもしれません。

また、高所恐怖症や、ジェットコースターが怖いなども、男性の方が多いようです。
これも、同じ理由で、危険を素早く察知して、それを恐怖として敏感に感じ取るようになる必要があった経緯があり、平和となった現代では男性の方が精神的に弱くなっているのかもしれません。

いずれにしましても、私の推測の域を出ませんが、女性の方が痛みや精神的に強いと言われるのは、こういったことがあるからなのかもしれません。
こういったことは非常に面白い考察ですので、皆さんもご意見があれば、ぜひコメントをいただければと思います。

 



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