政治について思うこと4

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先日は都知事選も行われ、政治に対する国民の意識も高まっているようです。
前回に続き、政治について思うことを書いていきたいと思います。

 

■保育所問題はどうすれば解決するのか

何年も前から取り沙汰されている、待機児童問題ですが、政治家の皆さんも解決に四苦八苦されているようです。
もちろん、その解決方法は簡単ではありませんが、そもそもの原因を考えてみましょう。

なぜ待機児童問題が起きるかと言えば、都市に人口が集中してしまっているからに他なりません。
田舎の過疎化が進み、若者が都会に集まってきてしまうため、都会は人口密集地となり、様々な問題が発生します。
これにより、子どもを産んだ後、母親が働くために子どもを保育園に預けたくても、そういった人が多すぎるために、保育園不足となり、待機児童が発生するというわけです。

もちろん、昨今の不況により、本来母親が子どもの面倒を見れば良いところを、母親も働かなくては家計が厳しいというご家庭が増えているのも要因です。
景気回復については、別の記事を参照していただければと思いますが、都会に人口が集中しすぎるのも問題があります。

都市に人口が集中してしまっているため、いくら都知事が保育園をたくさん作っても、根本解決にはなりません。
田舎の過疎化の方も、同時に問題が発生しています。
田舎の高齢化が進みすぎているため、町や村がどんどん寂れていってしまい、そこに住んでいる人たちの生活が不便になっていっているのです。

老人ホーム不足も同様に、都会に人口が集まり過ぎているせいです。
また、田舎の医師不足も、田舎の過疎化が原因です。
このように、都市人口集中化、田舎の過疎化は、様々な問題を生んでいます。

原因が分かれば、解決策も見えてくると思いますが、この都市人口集中を解決しなければならないということです。
田舎に住んでいる若者が都会に出てきてしまうのは、田舎にはやりたい仕事がないからというのが大きな要因かと思いますので、簡単に解決できる問題ではありませんが、解決策はあるはずです。

若者の上京を阻止するというのもそうですが、都会から若者を呼ぶために、農業や漁業を促進したり、観光客を誘致するということです。
そのくらいは、すでに行っているところも多いとは思いますが、農業や漁業の支援は、知事はもちろん、政府の援助も必要でしょう。

農業や漁業に取り組む人には、税金を優遇したり、これから行おうとする人に、説明会の無料開催や、開業資金の援助をするなど、対策は色々とできるはずです。
こういったことは、都会の知事側だけでは解決できないことです。

政治家の皆さんには、知恵を振り絞って解決に努めていただきたいと思います。

 

■知事にしてほしいこと

先日、都知事選がありましたが、どうも東京都知事の方針として、しっくり来るものを掲げていらっしゃる候補者はいませんでした。
税金を節約するとか、東京オリンピックに力を入れるとかいうのは当たり前の話で、それを前面に出されても投票先の判断はできかねます。

私も東京に住んでいますが、知事に要求したいことは、道路や上下水道などのインフラの老朽化対策、電線を地中に埋める、水不足にならない循環システムを作る、などです。
これらは、東京都知事以外も同様に取り組んでほしいことです。

インフラの老朽対策についてですが、道路や線路などは1964年の東京オリンピックの時に、急速に建設されたのですが、それからもう50年以上も経ち、トンネル崩落事故などもあるように老朽化が目立ちはじめています。
また、上下水道管も老朽化が進んでいて、暑さで下水道管が破裂してしまったり、上水道管が腐敗することで、上水道の水が徐々に汚染されてきています。
これらを少しずつ、新しい物に交換していくことにこそ、お金をかけるべきかと思います。

電線を地中に埋めるというのは、すでに行っているところもあるようですが、電線が街の景観を悪くしてしまっているということと、災害時に電線が切れたりして火災を発生したりすることがあるという点から、電線を地中に埋める必要があるということです。
災害時でなくとも、電線が切れてしまうと危ないですし、風雨などで常に電線が切れるリスクにさらされているということもあります。
電線が切れてしまうと、当然周辺の世帯が停電する可能性も高いです。
全ての電線を地中に埋めるのは、簡単ではないですが、少しずつ行っていく必要があるかと思います。

水不足にならない循環システムというのは、海水や下水道の水を浄化して、上水道に循環させるシステムの開発に資金を援助するということです。
今年も、関東では水不足となっていますが、原因としては、暖冬で雪が少なかったことと、平野に雨が多くとも、ダムのある群馬県などに雨が少ないことから、水不足になっています。

そもそも地球温暖化などの要因で、異常気象となるのが当たり前の状態となっているのに、水不足対策ができていないというのも大問題かと思います。
日本は雨の多い国ですが、異常気象で雨がほとんど降らない年というのが出てこないとも言い切れません。

海水や下水道の水を、キレイな水にすること自体はすでにできているので、後は大量の水にそれを適用するシステムを作るだけですので、それに税金を投資して開発を促進し、雨が降らなくても水不足にならないようにしてほしいものです。

 

■犯罪者予備軍を取り締まる

凶悪犯罪は後を絶ちませんが、犯罪者になるかもしれないという犯罪者予備軍を取り締まる法律というものが必要なのかもしれません。

現在は、犯行予告などをネットの掲示板に書いたら、威力業務妨害で逮捕されたり、誰かを脅せば脅迫罪とはなりますが、凶悪犯罪については未遂ですので、執行猶予が付いたり、懲役刑にならなかったり、懲役刑になったとしても、非常に短い期間で刑務所を出てきてしまう場合が多いのです。
これでは、その後に凶悪犯罪に走ってしまう可能性も高いと言えます。

また、犯行予告や脅迫などを行わずに、突然凶悪犯罪を行うような人もいます。
ただ、こういった人は、高い確率で、直前の言動が不審になるものです。

これらを解決するには、犯罪予備軍をどこか施設に拘束して監視できるような法律を作る必要があるのかもしれません。
もちろん、そういった兆候があっても、凶悪犯罪に走らない人もいるので、判断は非常に難しくなるでしょう。
また、そういった法律があると知った予備軍は、兆候が出ないように気をつけてしまうということもあるでしょう。

しかし、うまく法律を作れば、ストーカーも取り締まれる可能性もあります。
ストーカーは直接危害を加えない限り、被害者につきまとっているだけではなかなか逮捕することができませんが、犯罪予備軍ということで拘束することができれば、最悪の事態を回避して解決できる可能性もあります。

どういった基準で犯罪予備軍と判断されるのかや、拘束する場所、期間はどうするかなど、様々な問題はありますが、これらを明確に決めていって、少しでも凶悪犯罪を減らしていただきたいと思います。

 



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