子どもの教育法3

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前回に続き、子どもの教育法について、少しご紹介させていただこうと思います。

 

■子どもによって教育法を変える

両親もそうですが、学校の先生たちも気をつける必要があるのが、子どもの性格によって教育法を変えた方が良いということです。
これは、会社で上司が部下を育てる時も同様に言えることです。

大抵の子どもは、褒めたりおだてたりした方が、勉強や運動に励むと思いますが、負けず嫌いのような性格の子どもであれば、スパルタのような厳しい教育の方が効果が高い場合があります。
子どもの性格が内向的か、積極的かで判断ができるかと思います。

ただ、性格というのは色々と複雑で、負けず嫌いであっても、褒めた方が良いお子さんもいらっしゃるかと思います。
分からない場合は、叱ったり、褒めたりした時の反応や、やる気を見て判断するようにしましょう。

また、天才タイプのお子さんは、周囲との調和が取りにくい場合があります。
頭が良すぎて授業のレベルが低すぎるという場合もありますが、大抵の場合は、考え方の違いから、他の人たちから孤立してしまいやすいです。

こういったお子さんは、とても個性が強く、特定の分野で天才的な能力を発揮できるタイプと思われます。
もし、そういった子どもであるということが分かった場合は、学校に通わせない方が良い場合もあります。

学校は、基礎能力を学ぶところで、平均的な社会人を育てる場です。
そのような場所に天才タイプのお子さんを通わせていると、個性を失ってしまう場合があるのです。

もし、お子さんもそれが理由で苦痛を訴えているようであれば、個性の強い子どもだけを預かる学校のような施設があるので、探してみると良いでしょう。

このように、教育法というのは1つではなく、もちろんマニュアルのようなものもありません。
自分のお子さんがどのような性格かを判断し、その子に合った教育を行うのが正しい教育法なのかと思います。

 

■比較しない

兄弟がいるご家庭では、よく兄弟同士で比較されてしまいます。

「お兄ちゃんは簡単にできたのに、どうしてあんたはできないのかねぇ」
というような言葉を親が言うのは、なるべく止めた方が良いでしょう。
もちろん、他人のお子さんと比較するのも同様です。

本人は必死に努力してもできないのに、比較されて親に嘆かれてしまったら、さらに悲しさが増すでしょう。
それを悲観して、さらにやる気がなくなったり、不良に走ってしまうかもしれません。

確かに、できの悪い子どもというのは産まれてしまいますが、これも個性と思いましょう。
勉強や運動ができなくても、他に備わった能力があるかもしれません。
できないことを嘆かずに、それを探してあげるようにしましょう。

ただ、先ほど書いたように、お子さんによっては、比較して劣っているから、負けないようにがんばろうとする子も中にはいらっしゃいます。
そういったお子さんであれば、どんどん優秀な人と比較してあげて、育てるようにすると良いでしょう。

 

■親も勉強する

残念ながら、親の頭が良くないと、遺伝によってお子さんの頭も良くならない可能性が高くなってしまいます。
もちろん、トンビが鷹を産むという言葉もある通り、必ずしもそうとは限りませんが、大抵の場合は、遺伝の影響が強くでます。

天才タイプの人が子を産むと、生まれつき備わっていた能力というのは遺伝しない場合も多いですが、努力家タイプの人が子を産むと、努力するという性格は遺伝しやすく、優秀なお子さんが生まれる可能性が高いと思われます。
なので、親がどのくらい勉強や仕事で努力してきたかが、優秀なお子さんになるかどうかの影響が強いと思われます。

ただ、あまり頭の良くない子どもが産まれてしまっても、悲観することはありません。
学校の勉強以外でも、家で親が教えてあげれば良いのです。

子どもが勉強をしたがらない場合は、家で親も一緒に勉強するようにすると良いでしょう。
勉強を押し付けるのではなく、一緒に乗り換えるようにするのです。
これをすることで、勉強の楽しさを教えることもできるかと思います。

親が子どもに教えてあげても良いですし、一緒に問題を解いてあげるのでも良いでしょう。
難しくて親が子どもに教えることができない場合は、親が勉強しておく必要があるかもしれません。

親の努力なくして、優秀なお子さんを育てるのは難しいと思います。
学校だけに子どもを任せるのではなく、両親も責任を持って、教育していただければと思います。

 

■ITを活用する

最近はPC、スマートフォンなど、IT化が進んでおり、子どもにもそういった物を持たせるご家庭が増えているようです。
ゲームやSNSなどにハマってしまうと、勉強がおろそかになるため、禁止する学校やご家庭も多いようですが、うまく活用する方法がないかを考えてみましょう。

連絡手段などの活用以外にも、お子さんの成績を記録していって、グラフなどで見える化するという活用方法もあります。
通信簿だけでは、数字だけですので、あまりピンとこないお子さんも多いと思いますが、自分の成績がグラフ化されて、国語の成績は上がっているけど、理科は下がってきているなどが見えると、やる気を出すお子さんも多いはずです。

もちろん、こういった活用方法をするには、ご両親のITの知識が必要になってきます。
PCやタブレット端末で、このくらいのことは使えるように勉強しておくと良いかもしれません。

子どもがゲームやSNSなどにハマってしまうという心配はありますが、だからと言ってそれを完全に禁止してしまうのも良くないかと思います。
子どもの友だちはみんなやっているのに、自分の子どもだけが話題についていけず、孤立してしまうかもしれません。

やり過ぎも良くないですが、全くさせないのも良くないのです。
こういった場合は、ハマり過ぎないように、時間制限をつけたり、勉強時間を確保した上で、残りは自由時間にしたりすると良いでしょう。

ただ、自分でその辺りを管理できるお子さんだったら、あまり厳しくしない方が良いです。
自己管理できるお子さんであれば、間違いなく優秀なお子さんですので、間違った方向に行かないように見守っておくくらいが良いと思います。

 
以前も申しております通り、私には子どもがおりませんので、間違いやご意見などがありましたら、コメントいただければと思います。

 



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