経営者目線で考える6

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前回に続き、経営者の目線で様々なことを考えてみたいと思います。

 

■ヒットした商品の名前を使うのはなぜか

アニメやドラマなど、とても長く続く作品があります。
「作者はもう十分稼いだだろう」と思われるほどのシリーズでも、長く続けるのは理由があります。

作者は十分にお金を稼いでいるとは思いますが、作品を制作するスタッフを食べさせていくためです。
スタッフは入れ替わったり、それほど高い給料ではないかもしれないので、作品に関連する会社や従業員たちを儲けさせるために、続けざるを得ないという状況のところもあるでしょう。

作者が好きで続編を作る場合もありますが、中には周囲に頼まれてやむを得ず続ける場合もあります。
場合によっては、作者の代理の人が続編を作ったり、完全に権利を引き継いで別の人が作っているケースもあるかもしれません。
それほど、ヒットシリーズの続編というのは魅力的なのです。

また、一度作品がヒットすれば、その続編も売れるはずなので、続編を作るのは自然な流れではあるのですが、中には内容に関連がないのに、名前は同じというものもあります。
有名な例で言えば、ゲームの「ファイナルファンタジー」シリーズでしょう。
かなり長く続いているシリーズではありますが、毎回ストーリーは他の同シリーズとは関わりのないものです。

ストーリーの続編となると、なかなかアイディアが行き詰まることもあり、ヒットを続けるのも難しくなることも多いのですが、ストーリーに関連がなければ新しいアイディアも出しやすくなります。
ストーリーに関連がなくとも、ゲームのシステム面が似ていれば、ユーザー側も安心して購入するようです。

ただ、ストーリーの関連がない続編を作る場合、やはり面白さが要求されます。
もし、つまらない作品を作ってしまうと、そこで大批判を受け、その後のシリーズも売れなくなってしまう可能性が高いのです。

ストーリーに関連がないシリーズが売れているのは、最初の数作品でいずれもヒットを飛ばした結果とも言えるでしょう。
シリーズのヒットが確立すれば、一度くらい評価の悪い作品ができてしまっても、もち直せる場合もあります。

また、有名作品同士がコラボレーションされることがあります。
ゲームでも多いですが、音楽業界でもアーティスト同士がコラボレーションすることがたまにあります。

これは、両方のファンがコラボレーション作品を購入する可能性が高いためで、異色のコラボであっても売れると思われるからです。
仮に失敗だったとしても、コラボ作品だからということで、ファンが離れないということもあるのかもしれません。

ヒット作品を横展開するのも売れる可能性が高いためです。
説明の必要はないかもしれませんが、マンガがヒットしたら、アニメ化したりゲームにしたりする手法です。

キャラクターが認知されれば、ぬいぐるみやTシャツなどのグッズ展開もされます。
当然こういったものは、別の新商品を作るよりも、ヒットの可能性が高いためです。

制作サイドも色々と苦労がありますが、経営者目線で考えることによって、こういったことも見えてくると思います。

 

■消費期限切れ商品の扱い

少し前ですが、肉などの消費期限の切れた廃棄品を、別のお店に仕入れしたというニュースがあり、驚かれた人も多いと思います。
ただ、これもよくよく考えてみる必要があると言えるでしょう。

廃棄と言ってしまうと、ゴミ箱に入っていたものを使いまわしていたのかというイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は単に消費期限の切れた商品というもので、汚いものではありません。

それに、消費期限が切れたからと言って、その瞬間からすぐに腐り始めるわけではないのです。
消費期限が多少過ぎてしまっても品質には問題がない場合が多いので、すぐに廃棄してしまうのももったいないという意見もあります。
もちろん、牛乳や魚など商品によっては日持ちしないものもあるので、もし皆さんが消費期限が切れた食材を食べる場合は、自己判断で気をつけていただければと思います。

消費期限の切れてしまった食材を、別の場所に仕入れるというのは、やはり良くないことです。
しかし、食品衛生法に従って、消費期限切れの商品をどんどん捨ててしまっては、地球環境にも良くないですし、会社にとっても経済的ダメージが大きいとも言えます。
多少、消費期限が切れてしまっても、加工品として再利用する方が、エコではないかという意見もあります。

知人に聞いた話ですが、スーパーでは、売っている生肉が売れ残ったら、揚げ物などの加工品としてまた売り、それも残ったら弁当のおかずにして売るというのを聞いたことがあります。
食品衛生法に引っかかっているのではないかとは思いますが、食材を無駄にしないためにはその方が良いような気もします。

もちろん限度はありますが、経営者目線で考えると、なるべく廃棄品を無くしたいというのはあります。
経営者やお店の管理者としては、消費期限切れの商品を出さないように、うまく仕入れを行ってはいるのですが、品切れの方を恐れて多めに仕入れてしまうものです。

消費期限が切れてしまった商品をどんどん捨てた方が良いのか、それともうまく使いまわせるようにするのか、よく考えた上で、食品衛生法の改善も検討していかなければならないかと思います。

 

■大企業の不正はなぜ無くならないのか

ニュースを観ていると、大企業が不正を行ったというニュースをよく耳にします。
それは良くないことではあるのですが、経営者目線で考えると、ある程度はやむを得ない場合もあります。

そもそも、なぜ不正を行うかと言えば、会社が利益を上げるためであり、会社によって様々な事情があると思われます。
経営者が悪巧みをする人で、単に儲けるために不正を行っていたなら、弁明の余地はありませんが、不正を行ってしまうケースは、大抵の場合、企業が追いつめられている場合が多いでしょう。

企業が倒産してしまうと、従業員全員がその瞬間に無職となり、その家族たちも困ってしまいます。
上場している株式会社であれば、お世話になった株主たちも大損してしまいますし、経営者たちも借金地獄となり、人生そのものが終わってしまう場合もあります。
こういったことがあるので、経営が傾いてくれば、不正に手を出してしまうのもやむを得ないとも考えられます。

もちろん、不正はいけないことはあるのですが、中小企業でも小さな不正を行うことは多いと思われます。
例えば、プライベートの外食だったにも関わらず、お客様の接待ということにして、食事代を経費にしてしまったりなどです。

当然、バレれば脱税となりますが、全ての会社を毎回チェックしているわけではありませんので、見逃されているところも多いでしょう。
突然の税務調査でバレることもありますが、その程度であれば、追徴課税を支払えば許されます。
ただ、大企業ともなれば、不正も大きなものとなり、ニュースとして取り上げられることも多いということです。

逆に不正を全くしていない企業の方が少ないくらいかと思います。
不正を全くしていない企業は、実力で利益を上げていくということになりますが、この景気の悪い時代に、経営を維持していくのはなかなか大変なことでしょう。

だからと言って不正をして良いというわけではありませんが、経営者にもそういった苦労があるということは知っておいた方が良いと思います。

 



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