災害対策を考える2

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2016年4月14日、熊本県で震度7の大地震が起こり、その後も震度6以上の地震が度々ありました。
被災された方、避難生活を続けていらっしゃる方々には、おつらい状況かと思いますが、心からお見舞い申し上げます。
今回の大地震で、学習することがありましたので、少しまとめてみたいと思います。

 

■大地震の後の警戒すべきこと

私も予想外だったのですが、今回の熊本地震では、震度7の地震の後に、さらに強い地震が起き、その後も何度も震度6以上の地震が起きました。
最初の地震に耐えた家屋も、その後の大きな地震によって、倒壊してしまったところが多かったようです。

今回は直下型地震でしたので、津波の心配はありませんでしたが、大地震が重なったことにより、被害が拡大してしまったようです。
最初の地震の後、もう余震程度しかないであろうと予想して、家で寝てしまった人が、次の大地震で家屋が倒壊してしまい、生き埋めになってしまった方もいらっしゃいました。

確かに今回はめずらしいケースではありますが、地震が大きかった場合は、余震も大きい可能性があるということは、注意しておいた方が良いと言えます。

大地震の後に警戒しなくてはならない災害は、津波、地震によって発生する火災、余震による家屋倒壊、土砂崩れがあります。
冬は雪崩の心配もありますし、雨が降れば土砂災害の他、洪水が起こる可能性もあります。

また、場合によっては火山が誘発される場合もあります。原子力発電所がダメージを受ければ、放射能漏れから被爆の恐れもあります。
これらの付近に住む方々は気をつけなければなりません。

特に、大地震が起きた時は、電話やインターネットなどの回線が寸断されたり、混み合って情報が得られにくくなります。
ラジオやワンセグなどで情報を得られる場合もありますが、自分で二次災害の予想するようにしましょう。

自分の家の状況や、周囲の環境を見て、どこに避難すべきか判断する必要があります。
家が傾いていたり、壁や柱にひびがあれば、余震で倒壊する恐れがあるので、家にいない方が良いでしょう。
海が近ければ、津波を警戒して高台に逃げたり、山が近ければ、土砂災害を予想して避難所に逃げるようにしましょう。

様々なことに注意しなくてはなりませんが、自分の状況を冷静に見極めて行動する必要があると言えます。
今回の熊本地震を被災されてしまった方々のためにも、これらを教訓にして覚えておくようにしましょう。

 

■エコノミークラス症候群とは

熊本地震のニュースで、エコノミークラス症候群という言葉を度々、耳にしました。
エコノミークラス症候群という名前を耳にしても、イマイチ何のことか分からない方も多くいらっしゃるかと思いますが、実は最悪死に至る恐ろしい症状です。

エコノミークラス症候群とは、いすに長時間座っていた人が、血流が滞ることで足の静脈に血の塊となる血栓ができてしまい、その血栓が肺に詰まって呼吸困難を起こしたり、心臓に血栓が詰まれば心停止を招く恐ろしい病気です。
主に飛行機のエコノミークラスで多く起こったために、このような名前が付けられていますが、会社で長時間、あまり身体を動かさずにデスクワークを行っていた人が発症する場合もあるのです。

今回の熊本地震で、何度も大きな地震があり、家で寝るのが怖いということで、車中泊をする人が多かったのですが、このエコノミークラス症候群により、何人もの方が亡くなってしまいました。

車の中は比較的安全ですので、車中泊をすること自体は、賢明な判断と言えます。
しかし、車中泊をする場合は、エコノミークラス症候群に気をつけなければなりません。

予防策としては、こまめに車の外に出て、軽い運動をしたり、足をマッサージすることです。
あまり熟睡してしまうと、身体も動かせなくなりますが、余震やトイレのために起きた際に、身体を動かすようにすると良いでしょう。

また、血流を良くするために、水分補給も必要です。
ただ、アルコールやコーヒーなどのカフェイン類は、利尿作用があるので、返って血流が悪くなる要因となりますので、注意しましょう。

エコノミークラス症候群については、普段の生活でも発生する可能性があるので、十分注意するようにしましょう。

 

■避難生活とその後

大地震の後の避難生活ですが、家を失ってしまった方には、大変な状況が続くかと思います。

家が倒壊したり半壊してしまうと、そこを狙って盗みを働く物取りが必ず現れます。
なるべく早めに、貴重品や必要なものを家に取りに言ったほうが良いのですが、この場合、余震によってさらなる倒壊を招く危険がありますので、くれぐれも注意しましょう。

避難生活では、衛生面や病気などにも注意が必要です。
冬ではインフルエンザ、夏では熱中症や食中毒に、特に注意が必要となります。
とは言っても、対応は難しいですが、これらの危険があるということは、頭に入れておいた方が良いでしょう。

持病がある人は、薬の調達に困る場合があります。
医療施設は災害時でも機能している場合が多いですが、緊急の患者さんで手一杯となりますので、薬が必要な方は避難生活でも困らないよう、予め準備しておくようにしましょう。

被災をしたら、食事の贅沢は言っていられません。
救援物資がなかなか届かないところもあるため、十分に食事を得られない場合もあります。

しかし、こういった場合、周囲の他の人たちも、十分な食事を確保できないのであり、自分だけのことを考えてはなりません。
ゆずり合い、助け合いの精神で、物資が届くまで何とか乗り切っていただきたいと思います。

また、その後をどうするかを考えましょう。
もちろん、家を失ってしまった方が、すぐにその後を考えるということは難しいでしょう。
その場合は、避難生活を続けてゆっくりと考えていただければと思います。

賃貸だった人で、家族の心配もないような方は、すぐに引っ越しを考えましょう。
身が軽い人はすぐに引っ越した方が状況は良くなりますし、避難生活を続けてしまうと、その分物資を使ってしまうことになります。

私もいつ災害が起こっても良いように、常に身を軽くしています。
必要な物は鞄にまとめていますので、自分の住む賃貸物件が倒壊などしたら、すぐにでも移動できるようにしています。
引っ越しの手続きなどは後で処理すれば良いのです。

もちろん、家族がいらっしゃったり、その土地を離れられないなど、移動が難しい方が多いのは分かっていますが、もし私のように身が軽い方であれば、すぐにその土地から逃げるというのも良いかと思います。

家を失ってしまった方で、その土地の復興に時間がかかりそうな場合は、避難生活を続けるよりも、早めに引っ越しをした方が状況が良くなる場合もあります。
先祖代々の土地で、引っ越しが難しいという方は、復興を待つしかないかもしれませんが、そうでない方は引っ越しを検討してみましょう。

復興を待つ場合は、何年もの時間が必要と思われますので、かなりの覚悟が必要でしょう。
いずれにしましても、被災直後にそのようなことをすぐに考えるのは難しいと思いますので、避難生活を続けながらじっくり考えていただければと思います。

 

■災害対策本部がすべきこと

今回の熊本地震では、救援物資が滞っていたというニュースを耳にしました。
災害対策本部が、各避難所にどのくらいの物資が必要かを把握していなかったようです。

災害対策本部は、自衛隊の救助部隊を派遣したり、道路の復旧作業をしたりしているとは思うのですが、救援物資の管理もしなくてはならないはずです。
それなのに、避難所によって、物資が多すぎたり、全然足りていなかったりと、的確に供給がなされていなかったようです。

システムがないとか、的確に指導できる人がいないといった問題とは思いますが、仮にそのようなシステムがなくても、やろうと思えばEXCEL一つで避難所の管理くらいはできるはずです。
担当者を決めて、避難所がどこにどのくらいあり、どの避難所に何人くらいの被災者がいて、どのくらい物資が足りないのかを、電話やネットで聞く人と、データを管理する人と、物資運搬の連絡担当者がいれば良いだけの話です。

災害対策本部という組織を作っているにも関わらず、その程度ができないというのは全く信じられませんが、こういった時のために莫大な税金を払っているわけですから、国や地方自治体にはきちんと仕事をしてほしいものです。

5年前に東日本大震災があり、その時にも問題になったかと思うのですが、全く経験が活かされていないようです。(当時の政権は民主党でしたが)
誰か頭の良い人が1人でもいれば、その辺りも改善されるかとは思うのですが、残念ながら今の政治家にはいらっしゃらないようです。

我々としては、そういったことの声を挙げる必要があるかと思いますが、選挙である程度、政治家を選べますので、その辺りも考慮したいものです。

 



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