価値観の違いはどうして出るか
人間には、いろいろな人がいます。
それは、見た目に限らず、性格や考え方まで、様々な人間がいます。
価値観や考え方の違いにより、争いが起こったり、問題が起こったりします。
どうして、人によってこんなに価値観や考え方が違うのでしょうか?
■十人十色
四字熟語に「十人十色」という言葉があります。
これは文字通り、人によって考え方や性格は様々という意味です。
十人もの人がいれば、十人とも考え方が違うということです。
このサイトの「戦争をなくすことはできない」でも紹介した通り、人に限らず、生物は遺伝的に色々な性格に生まれるようにできています。
性格や考え方もそうですが、身体的特徴もそうです。
頭の良い人もいれば、頭の悪い人もいる。
背の高い人もいれば、背の低い人もいる。
性格の良い人もいれば、性格が悪い人もいる。
これは、同じ身体、同じ性格の人間だけが生きていると、環境が劇的に変わった時に、絶滅する恐れがあるためです。
人間が絶滅しないよう、様々な種類の人間になるように遺伝的に組み込まれています。
■他人よりも優れているなら感謝する
もし、あなたが他人よりも容姿が優れているなら、容姿が悪い人に感謝しましょう。(口には出さないでください)
人類全員の容姿が良ければ、あなたの容姿は「普通」なのです。
もし、あなたが他人よりも頭が良いなら、頭の悪い人に感謝しましょう。(口には出さないでください)
人類全員の頭が良ければ、あなたの頭脳は「普通」なのです。
背の低い人がいるから、背の高い人がいる。
性格が悪い人がいるから、性格が良い人がいる。
ということです。
全員が優れているなら、何の差もないのです。
■配偶者に求めるもの
人は、自分のないものを、配偶者に求める場合があります。
容姿が優れていない人は、容姿が優れている人を、背の低い人は、背の高い人を求めるといった具合です。
これは、無意識に子供の遺伝を考慮していると言われています。
容姿が悪い人同士が結婚して子供を産めば、容姿が悪い子供が生まれる確率は高いでしょう。
背の低い人同士が結婚して子供を産めば、背の低い子供が生まれる確率は高いでしょう。
そのため、配偶者には自分が持っていないものを補う人を選ぶ傾向が強いようです。
ただ、価値観や考え方については、配偶者にも求めるものは違います。
■他人の価値観を否定しないこと
価値観や考え方が合う人を見つけたら、その人を大切にしましょう。
そういった人なかなか見つかりません。
価値観や考え方が合う人は、相性も良いと思います。
話も合いますし、行動を共にしても楽しいでしょう。
これは同性・異性問わずです。
しかし、他人と価値観や考え方がかなり違っていたとしても、相手の意見を否定しないようにしましょう。
否定してしまうと、相手に悪い印象を与えるだけでなく、あなたを拒絶してしまうかもしれません。
稀に、自分と考え方が違う人に興味があるということで、仲良くなるケースもありますが、ほとんどの人は考え方が合う人と付き合いたくなるものです。
もし、あなたの配偶者と価値観や考え方が違うのであれば、我慢が必要となる場合もあるでしょう。
決して相手の価値観を否定せず、受け入れましょう。
否定せずに受け入れ、自分の価値観も話すようにしましょう。
そうすれば、夫婦円満に過ごすことができると思います。