霊は存在するのか
テレビなどでも、よく心霊現象や心霊写真などが出てきました(最近はあまりありませんが)。
これらの心霊現象は、怖いイメージがありましたが、本当に霊などいるのでしょうか。
■ほとんどは気のせい
怖い話を聞いていたり、怖い状況にいる場合、人は恐怖から、敏感になったり、過剰に反応したりしてしまいます。
人は、無意識に最悪の状況を想像します。
最悪の状況を考えておくことで、それが起きても対処できるようになり、また、最悪の状況が起きなければ、それはそれで安心できるからです。
例えば、学校の試験では、良いテスト結果を想像しておくより、悪い結果を想像しておき、実際は普通の点であっても安心するというのは、学生時代を思い出せば経験のあることだと思います。
こういった悪い想像が、本来何でもないものが霊に見えてしまったり、風の音が霊の泣く音に聞こえてしまったりするのです。
暗い場所にいたり、恐怖を感じる場所にいても、冷静さを保ち、何が起きているのか確かめるようにしましょう。
■心霊写真は合成?
テレビなどで心霊写真を見たことがある方も多いと思いますが、冷静に良く見てみると、ゴミが人の顔に見えていたり、撮影の失敗がおかしな写真になったりしている場合が多いのです。
また、合成写真により、心霊写真のように見せている場合もあります。
合成写真というのは、パソコンでも簡単に作れますし、アナログのカメラでも工夫すれば心霊写真のように撮ることもできます。
何のためにこういったものを作るのかと言えば、単にいたずらの場合が多いのです。
怖い写真を作って、人を脅かして楽しんだり、、話題を集めたりするのが目的の人もいるのです。
中には、本当に説明のできない写真もありますが、ほとんどはこういったいたずらですので、冷静になり、写真のトリックを見破る目を身につけましょう。
■金縛りは科学的に証明されている
眠っている時に金縛りにあったという方もいらっしゃると思います。
私も、経験があります。
しかし、これは科学的に解明されています。
金縛りは、脳が半分眠っている状態なのです。
運動を司る部分が眠っていて、意識は起きている状態になった時にこの現象がおきます。
この状態になると、身体を動かそうと思っても、ベッドから起き上がろうと思っても、動くことができないのです。
この状態から恐怖に陥り、霊を見たり、強盗殺人魔が部屋に入ってきたりといった幻覚を見ますが、これは「夢」です。
対処法は簡単です。
金縛りの原理が分かっていれば、安心できますので、そのまま眠りに付けば良いのです。
私もそういった夢を見ていましたが、原理が分かってからは、金縛りに遭っても眠れるようになりました。
■それでも説明できない現象がある
心霊現象のほとんどは気のせいということは述べましたが、中には説明できない現象もあります。
それは、私も明確には分かりません。
本当に霊のような存在があるのかもしれません。
人間のような知能指数が高い生物が、死後に魂だけを残し、この世に存在していると仮定すると、つじつまが合うケースもあるのです。
ただ、恐れることはありません。
霊が存在していたとしても、多くの場合はあなたの味方となるでしょう。
実際、死んだおばあちゃんに助けられたという話も聞いたことがあります。
あなたが誰かに恨まれている場合は、恐ろしいことが起こるかもしれませんが、そうでない場合は、霊は味方と思って良いです。
心霊を使ったいたずらや事件を起こされるようなこともありますので、日頃から人に恨まれることはしないように注意しましょう。