政治のあるべき姿
今に始まったことではないですが、このところ政治の混乱ぶりは以前にも増しています。
東日本大震災などの影響もあるかと思いますが、本来の政治のあるべき姿から遠のいているような気がします。
では、本来あるべき政治の姿とは、どういったものでしょうか。
■国民のための政治
近年は、民主党にしろ自民党にしろ、本人もしくは党ことばかりを考え、国民の意見をないがしろにする行動が増えています。
本当に国民のことを考えているのであれば、党の領域を超えて、大連立をするなりして、みんなで国難と不況に当たっていくべきです。
しかし、ほとんどの政治家が自分のこと、もしくは党のことしか考えていないので、他の党を批判する意見や、国民のことを無視する政治ばかりが目立ちます。
本来の政治の姿とは、国民のための政治でなければなりません。
国は、国民から税金を徴収し、国民に対して政治を行う以上、国民を無視して良い訳がありません。
それが、近年、マスコミを通じて見る限り、全く機能していないように見受けられます。
東日本大震災の復興もしなければなりませんし、景気を回復させるのも政府の仕事です。
党内、もしくは他党と争っている場合ではありません。
政治家の皆さんには、どうかこのことに気づいてほしいものです。
■不況を脱するには
この不況を脱するには、会社が元気にならなくてはなりません。
税金などを優遇し、会社に経済力が戻れば、社員への給料も増え、景気も回復します。
ところが、今は増税の話が持ち上がっており、増税すると景気が悪くなり、税収も落ちます。
税収が下がれば、また増税し、さらに景気が悪くなるという悪循環になってしまうのです。
国にお金がないのであれば、増税するのはやむを得ませんが、単に増税するのではなく、ケースバイケースで決めていく必要があるかと思います。
例えば、ガソリン税については、業務用の車については免税し、一般車両については、多めに取ったらいかがでしょうか?
会社の経費が浮けば、会社が元気になります。
一般車両を高くするのは、税収確保のためと、豊かな国民に税金を払ってもらう目的があります。
高速料金も同様に、業務車両については無料、一般車両については、少し払ってもらうようにすれば良いと思います。
道路建設費用は回収できていると思いますが、税収確保のために、一般車両に負担してもらうと良いと思います。
また、消費税にしても、ヨーロッパなどで行なっているように、単に増税ではなく、衣食住に関わる物やサービスは0%とし、それ以外の家電製品や車などは20%にするなどとすると、格差も少なくなり、税収も確保できると思います。
■税金の使い道
我々国民は、全員が税金を納めています。
国民には毎年、確定申告で、1円単位まで細かく申告させるのに、政府はその税金の使い道をはっきりと示していません。
国民に1円単位で申告させているのなら、政府も1円単位で、税金を何に使用したかを報告しなければ、おかしいのではないでしょうか?
それが、使途不明金やら不正な経費やらで、どんどん無くなったりしています。
また、税金の無駄使いも目立ちます。
国家予算を使い切るための無駄な道路工事や、必要もない公務員宿舎の建設、莫大な建設費のかかる設備投資など、挙げればキリがありません。
公務員の給料も高いと思います。
日本が不況ですので、それに合わせて公務員の給料もカットする必要があるはずですが、景気が良い時の給料のままとなっており、莫大な人件費がかかっています。
公務員をクビにできないのも問題です。
そのせいで天下りを止めることができません。
まずは法律を改正し、公務員を解雇できるようにしてほしいものです。
■頭の良い政治家が必要
現在の政治家に、頭の良い人が一人もいないというのが致命的だと思います。
一人でも頭の良い政治家がいれば(地位が高くないと駄目ですが)、素晴らしいアイディアをどんどん出して、国を良くしてくれると思います。
こういう頭の回転が速い人というのは、理系脳の人が多いのですが、残念ながら政治をやるのは、ほとんどが文系の人たちです。
文系の人が頭が悪いというわけではなく、文系の人たちは記憶力や知識に優れているので、少し政治家に理系を入れると良いと思います。
理系の人たちはあまり政治をやりたがらないと思いますが、こういう救世主が現れることを願っています。