人生に行き詰まったら

4 Comments


このサイトは自殺したい人のためのサイトではないのですが、「自殺を考えている人へ」の記事へのコメントやメールが多く、日本にいかに自殺志願者が多いかが分かります。
解決に役立つかは分かりませんが、対処方法を少しご紹介させていただければと思います。

 

■他人と比較しない

大部分の人が、他人と比較すると不幸になります。
他人の幸せが羨ましく思い、そういった人たちと比べると、自分はなんて不幸なんだろうと思ってしまいます。

確かに周囲の人たちと比べてしまうと自分は不幸という人は多いと思います。
ただ、比較をするならアフリカや東南アジアなどの貧困層の人たちと比較しないのはなぜでしょうか?

日本は恵まれている方です。物価が高いとはいえ、少し働けばそれなりにお金をもらえますし、安いものでよければ何とか暮らしていけます。
アフリカや東南アジアの子どもたちは、学校もなければ、お金もないのでろくな食事もできず、不衛生のために病気のリスクがかなり高かったりします。

不幸から逃れるためにもっと不幸な人たちと比較しなくてはいけないのは、それだけでも苦痛ではありますが、幸せな人たちと比較してしまうから自分が不幸なのではないかと錯覚してしまうのも事実です。
他人は他人、自分は自分と思えば、少しは苦痛から逃れることができます。

比較するなら他人とではなく、過去の自分と比較しましょう。
もし、1年前の自分となんら変わっていなければ、それは自分の行動を改める必要があるでしょう。

少しずつ状況を改善する努力が必要です。
あせらず、一歩一歩、今の自分から少しでも良くなるようにがんばってみましょう。

 

■捉え方を変える

考え方が常に悲観的だと、自分が不幸であるという錯覚に陥ってしまいます。

よくある例ですが、コップに半分、自分の好きなジュースがあった時、
「もう半分しかない」
と考えるでしょうか?
それとも、
「まだ半分もある」
と考えるでしょうか?

前者は悲観的な考え方となり、不幸になりやすい性格と言えます。
後者のように、あるものに満足する考え方であれば、同じ状況であってもポジティブに捉えることができるのです。

つまり、自分の置かれた状況に不満を持つと、不幸になりやすいのです。
「あれがない、これがない」
と嘆くよりも
「あれがないけど、これがあれば十分だ」
という考え方ができれば、幸福になれるのです。

自分が不幸か幸福かは、自分の考え次第ということでもあります。
同じ状況であっても、自分がどう考えるかによって、その人が不幸か幸福かが決まるとも言えます。

何か嫌なことが起きても、それをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかで、その後が大きく変わることもあります。
自分の考え方、捉え方次第で、ネガティブにもポジティブにもなるということです。

今あるものに感謝し、不満があるならどう改善すれば良いかを考え、ポジティブに考えるように心掛けましょう。

 

■悩みを箇条書きにする

自殺したい人にとっての理由は様々なものがあると思います。
大切な人が亡くなってしまったり、仕事がうまくいかなかったり、人間関係に疲れたり、うつに近い状態であったりと、人それぞれかと思います。

全てについて、対処法があるわけではないのですが、悩みや自殺したい理由を箇条書きにして紙に書いてみましょう。
いくつもある人は、全部書いてみてください。

書き終わったら、まずそれを受け入れます。
自分の状況がそんなに不幸というのは受け入れ難いですが、現実に起きていることです。

次に、それを客観的に眺めてみます。それを他人ごとのように読んでみるのです。
そうすることによって、この人はなんて不幸なんだろうと、遠くの視点から見ることができます。

次に、一つ一つについて解決法を考えてみましょう。
簡単なことではないですが、他人の相談を受けて答えるように考えてみましょう。
「傍目八目」という言葉もある通り、客観的に見ている人の方が的確に判断できる場合があります。

解決法はないかもしれませんが、このような手順を踏むことで何か見えてくるものがあるかもしれません。
また、冷静になることで、この先どうすれば良いかが閃く場合もあるかもしれません。
何も思いつかなくても、あせらずゆっくりと解決法を考えていきましょう。

また、周囲の人たちに相談することも重要です。
信頼できる人に悩みを打ち明け、一緒に解決方法を探してもらいましょう。

もし、周囲に頭の良い人がいれば、最も頼りになります。
問題によって様々な解決方法がありますが、頭の良い人はそういった方法をどんどん提示してくれる可能性が高いです。

その人に迷惑がかかるだろうからと、一人で悩みを抱え続ける方も多いようですが、自殺を考えるほど追い詰められているのであれば、周囲の人たちも必ず相談に乗ってくれると思いますので、勇気を出して相談してみていただければと思います。

 

■少しずつしたいことをする

うつ病にかかっている人は、自分をうつ病と認めたくなかったり、認めたとしてもやはり解決法がなく、自殺したいと考える人も多いようです。
うつ病であれば、精神科医に通うのがもっとも良いかと思いますが、お金がなかったり、それすらもしたくないという理由でできない方もいらっしゃるでしょう。

そうなってくると解決するのは難しいですが、あせらずに、少しずつ自分がしたいことをしてみてください。
おいしい物を食べたり、ブラブラ散歩をしてみたり、旅行に行ってみたり、したいことであれば何でも良いのです。
そうすることで、少しずつ生きる気力を取り戻せる場合もあります。

したいことがない場合は探してみましょう。
色々なことを試し、自分がしたいことを見つけるのです。
遊びでも良いし、学びたいことでも良いです。

また、うつ状態から抜け出すには、運動が効果的なようです。
散歩でも良いので、なるべく身体を動かすようにしてみましょう。
それすらやる気がなくても、あせらず、ほんの少しの距離でも良いので、自宅の周辺を軽く歩いてみるところから始めてみてください。
なるべく毎日続けた方が良いですが、体調が悪い日などは休んで構いません。
慣れてきたら少しずつ距離を長くしたり、ジョギングしたりしてみましょう。

うつ病の場合は、それすらなかなか行動に移せないかもしれませんが、どうしても何もやる気が出ない場合は、食事やトイレ、お風呂以外は、1週間寝続けるという治療法があるようです。
寝続けていると、何かをしなくてはいけないという本能が目覚めて改善するというものです。
ただ、この方法は精神科医の指示の元で行った方が良いので、やはり医師に相談していただければと思います。

 
私は自殺するという考え自体は否定しません。
あの世に逃げるという意味では、それが必要な時もあるかと思います。

ただ、確実にその方法は最終手段となりますので、その前に解決できる方法がないかを考えてみましょう。

 



関連記事

心を強くする方法

幸せになる方法2

死の恐怖克服法

このエントリーをはてなブックマークに追加

4 件のコメント 人生に行き詰まったら

  1. ラム より:

    はじめまして
    わたしは42歳の重いうつ病で
    仕事が出来ず、でも、お金が必要で
    不のスパイラルに陥っています。
    生活保護申請しましたが
    話の段階で無理と言われました。

    娘が8月に結婚し、来春には赤ちゃんが産まれます。
    息子も20歳になり
    子育てロスになり
    鬱は更に悪化してしまい

    今月末に娘の結婚式があり
    そんな前に自殺したくてもできず
    こんな歳でリストカットしました

    心の痛みを精神の苦しみを
    身体の痛みに変えました。

    もう、本当にどうしていいのか
    わかりません

    死にたいです。
    無になりたいです。

    どんなに考えても解決法がありません

    今の私の苦しみを分かってくれる
    人がいません

    苦しいです。

  2. 管理人 より:

    ラム様。
    コメントいただきまして、ありがとうございます。

    まず、精神科には受診してみましたでしょうか?
    うつ病の場合、薬ではなく悩みを解決してくれるようなアドバイスをもらえるところもありますので、一度受診されてみていただければと思います。

    精神科医も言っているのは、毎朝、強引にでも散歩をするなど、とにかく身体を動かすことが必要です。
    この辺りについては、このサイトの他の記事にも書いておりますので、もしよろしければ探してみていただければと思います。

    また、自殺したいほどおつらいようであれば、お子様たちに正直にお話されるというのはいかがでしょうか?
    あまり真剣に聞いてくれないかもしれませんが、お金の面で工面してくれる可能性もあるかもしれません。

    私も可能な限りアドバイスができればと思いますので、あきらめずに、解決方法を探していきましょう。

  3. Dead or Dead より:

    自殺してもいいという思想は素晴らしいと思います。
    ただ、ポジティブ思考を正義としているような記述はどうかと思います。
    世の中、みんながみんなアスリートにはなれません。
    みんながみんなポジティブ思考である必要も無いし、みんながみんなポジティブ思考でも良くないし、みんながみんなポジティブ思考で幸せになれるとは思いません。

    ネガティブ思考を悪と捉えられているのが非常に気分が悪いです。
    ネガティブ思考だって、そういう自信の無さが人から好かれたり、注意深くなることが仕事に向いたりとネガティブ思考にも生きる道はあると思います。
    本来は、そういう自分を大事にして!とか持っていくべきなのにポジティブ思考に全員させようとするのはどうみてもおかしいし、それでも未だに自殺が減らない原因だと思います。まぁ、ネガティブ思考を認めたところで自殺者は減らないと思いますけどね。それも否定しません。

    ただ、あなたみたいな情報の発信者の立場で安易にネガティブ思考を潰さないでください。自分も、随分前からずっとポジティブ思考になろうと試みましたが全然ポジティブになれません。今だって自殺を考えてます。

    あなたのいう、コップの話みたいな考え方もしました。でもポジティブになれません。根にあるしがらみが色々邪魔するのでしょう。

    正直、オレみたいなネガティブ思考は死ぬべきだと思います。
    でも、オレはともかく他のネガティブ思考な人達を傷つけてるように見えて非常に許せませんでした。

    まぁ、オレみたいな不用品失敗作はとっとと消えます。
    どう頑張っても、ネガティブにしかなれないし根元の闇が深すぎる。
    これ以上頑張る気力が出ない。

    以上です。
    死ぬ前のクソ野郎がスレ汚ししてしまい申し訳ありませんm(_ _)m

    • 管理人 より:

      コメントいただきまして、ありがとうございます。
      また、記事がお役に立てなかったようで申し訳ありません。

      ただ、ネガティブ思考が悪と言いたいわけではありません。
      別の記事でも書いておりますように、人の考え方や体格、性格などは千差万別であり、ネガティブ思考の人たちも当然多くいらっしゃるかと思います。

      しかし、ネガティブ思考というのはデメリットが多いと考えます。
      例えば、
      ・良いアイディアや問題解決策が浮かびにくくなる
      ・人からの印象があまり良くない
      ・元気が出なくなる
      ・何事にも挑戦しようという意欲が出にくい
      ・交友関係も悪くなることがあり、また人脈も広がりにくい
      などが挙げられます。

      これを良しとしてしまうと、やはり自殺者が増える要因になりかねません。
      千差万別の理論から、そういった方がいらっしゃるのは仕方ないのですが、そういった人でもなるべく考え方をポジティブに持っていった方が良いと思いました。

      ここの記事には書いていませんが、もう一つポジティブ思考になる方法としては、運動をすることをオススメします。
      軽い運動を毎日することで、自分に自信がつき、考え方がポジティブになる人も多くいらっしゃいます。

      運動は筋トレでもジョギングでも良いので、できるだけ毎日するようにしましょう。
      難しければ散歩や体操、ストレッチだけでも良いので、続けてみましょう。

      また、こういったことは、別の記事にも色々と書いていますので、よろしければ他の記事も読んでみていただければと思います。

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。メールアドレスを入力すると、返信があった時に通知されます。
※が付いている欄は必須項目です。

※コメント送信前に以下をご確認ください。

コメントは承認制になっております。
どんどんお気軽にコメントを投稿していただいても構いませんが、記事の内容と関係ないものは掲載されませんので、ご注意ください。
逆に、記事の内容に沿っていれば、どんな批判的なコメントでも受け入れさせていただきます。

私自身、未熟なことは重々承知しておりますので、批判的なご意見を書き込んでいただくのは大いに結構なのですが、どこをどう改善すれば良いか分からないコメントも多いため、できましたらどの部分がどういった理由でダメなのかや、改善策も述べていただけますと幸いです。