生活の知恵4

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前回に続き、生活に役立つかもしれない知恵を少しご紹介させていただければと思います。

 

■お金の節約について

経済状況が厳しいご家庭の主婦や一人暮らしの人が、スーパーを何件も廻って、一番安いところで買うという話をテレビなどでよく耳にしますが、苦労の割にはメリットが少ない気がします。
確かに、がんばって何十円も得をしたというのは事実でしょう。

しかし、毎回の買い物で十円や百円単位で節約するよりも、もっと高価な買い物の時に値切り交渉をして、何千円や何万円も節約する方がよほど効率が良いと言えるでしょう。
賃貸契約や車、貴金属類などの高額な商品はもちろんですが、家電製品などでも値切り交渉はできます。

高価な物ほど、値切り交渉が入った時のために、最初から少し高めの金額に設定されていることも多く、値切り交渉をしないと損をする場合もあります。
もちろん、全てのお店、全ての商品が高めの金額に設定されているわけではありませんが、多少高めの買い物をする場合は、ダメ元で値切り交渉をするのも手かと思います。

値切り交渉が嫌だという方や、もっと安く買い物をしたい場合は、ネットで最安値を調べるサイトなどを利用すると良いでしょう。
代表的なものに、「価格.com」というものがあります。

もちろん、ネットの場合はオンラインショッピングが基本ですので、そこからさらに値切り交渉はできませんが、オンラインショッピングは無駄な人件費や運送費、小売店の仲介などが無い場合が多く、最初から安い値段が設定されています。

ネットだと、実際に商品が手に取れないというデメリットはありますが、店頭で商品を確認してネットで安く買うという人も増えています。
ただし、この方法はお店に迷惑がかかるので、なるべく避けましょう。

 

■必要なものは節約しない

お金に苦しい人は、がんばって水道や電気を節約して何とか生活しているという話も聞きますが、生きていくために必要なものを節約するのはあまり得策とは言えません。
もちろん、無駄に電気や水道、ガスなどを使ってはなりませんが、節約しすぎることによって、自分の生活を脅かすようであれば、その節約は止めた方が良いでしょう。

例えば、水道代を節約するために、トイレのタンクに水を入れたペットボトルを入れて、毎回の水の流れる量を節約するという人がいらっしゃいます。
確かに、大の時の水量が減って、水道代の節約になるのですが、メーカー側の意見としては、それは危険とのことです。

大の時の水の量はメーカー側もきちんと計算していて、あまり水の量を少なくすると、トイレが詰まりやすくなり、ひどい時には逆流が発生して水道業者を呼ばなくてはならない事態となってしまいます。
一回水道業者を呼ぶと、8千円くらいかかるので、水道代をちまちま節約していたお金が逆にマイナスになる可能性があるのです。

また、水道代の節約のために風呂に入らなかったりシャワーに浴びないというのは、非衛生で病気になりやすくなってしまいます。
電気代節約のために、冬の寒い時に暖房を使わなかったり、逆に夏の暑い時にクーラーを使わなかったりすると、体調を壊してしまうかもしれません。

節約することは良いことなのですが、それによって自分の健康や生活を脅かすほどであれば、避けた方が良いことになるので、ほどほどにしましょう。

お金が厳しいという人は、経費を削ることを考えるよりも収入を増やす方を考えてみましょう。
近年は不況が続いて就職が厳しい時期ではありますが、就職以外にもお金を稼ぐ方法はあります。

色々な可能性を考えて、必要なものを節約しなくても良い生活をするようにしましょう。

 

■お店のポイントカードは得か?

家電製品店やドラッグストアなどでは、よくポイントカードを発行しています。
ポイントカードも種類が色々とあり、次の買い物で値引きされたり、ポイントが貯まると値引きされたりして、お得感があります。
ただ、じっくり考えてみると、それほどお得ではなかったりします。

例えば、次の買い物の時に10%値引きされるポイントカードがあるお店と、最初から10%値引きされているお店のどちらが得かを考えてみましょう。
1万円の商品の場合、最初から10%値引きされるお店は9千円となります。ポイントカードのお店は、1万円を払って、1千円分のポイントが付きます。
この時点では、両者の金額は同じですが、次の買い物でまた1万円の商品を買った場合を考えてみましょう。

最初から10%値引きされるお店は、9千円ですので、合計18,000円支払ったことになります。
対してポイントカードのお店は、前回の1千円分のポイントを引いて9千円を支払うことになりますが、ここでの10%のポイントは900円となります。
19,000円支払って、ポイントが900円分ですので、18,100円の出費となり、最初から10%値引きされるお店より100円損をしています。
さらに、ポイントカードなので、次に買い物をした時でないと900円分を使うことができず、お店もその系列のお店でないとポイントを適用できません。

つまり、ポイントカードよりも最初から安いお店を探した方がずっとお得なのです。
ポイントカードのようなものは、単なる客寄せなので、本当にお得かどうかをよくよく見極める必要があります。

もちろん、ポイントカードをお店が発行しているのに、使わない場合は損をすることになりますが、消費税分も得をしないポイントカードを発行しているお店もありますし、カードが邪魔になるだけの場合もあります。
私も好きなお店のポイントカードは持つようにしますが、あまり使わないようなお店では、ポイントカードを作らないようにしています。

 

■電動歯ブラシを使う

話は変わりますが、私も電動歯ブラシを使うようになりました。
電動歯ブラシの効果がイマイチ信用できなかったので、今まではずっと普通の歯ブラシを使っていましたが、普通の歯ブラシでがんばるよりも、電動歯ブラシの方がよほど汚れを落とせて虫歯予防になると聞いたので、乗り換えました。

私は半年に一度くらいは歯医者さんに通っているので分かったのですが、普通の歯ブラシの時はブラッシングの力が強いと言われていました。しかし、電動歯ブラシにしてからは、それも言われなくなって状態は良くなりました。
ブラッシングの力が強すぎると、歯が削れてしまい、虫歯にもなりやすくなってしまうようですが、電動歯ブラシで力を入れすぎるということはありませんので、非常に有効かと思います。
普通の歯ブラシでも力を入れすぎなければ問題ないのですが、私の場合はどうしても無意識に力を入れてしまうようです。

また、普通の歯ブラシだと1回20分くらいブラッシングしていて、腕も疲れてくるのですが、電動歯ブラシの場合は5~10分程度で良く、腕も疲れません。

唯一のデメリットとしては、電動なので電池が必要になるという点ですが、充電式ものもありますし、乾電池式のものであっても、エネループのような充電できる乾電池がありますので、たくさんの乾電池を用意する必要はなくなります。
このように、電動歯ブラシはメリットが多いので、もしまだ試していない方がいらっしゃったらお勧めしたいと思います。

 

■ジャンクフードの中毒性

スナック菓子やジュースなどを止めたくても止められないという人も多いかと思います。
私もそういったものは大好きでよく食べるのですが、あまり食べ過ぎると太ってしまったり、健康を害するのではないかという不安もあります。

こういったジャンクフードは中毒性があります。
近年、脂肪分や糖分が多いものを摂取すると、快楽中枢を刺激し、中毒症状が現れることが、アメリカの研究で分かりました。

麻薬の中毒症状に近いものですので、注意する必要があります。
以前も、コーラを飲み続けるとカフェイン中毒になり、コーラを無性に飲みたくなるという話を耳にしましたが、これも同じような中毒症状です。

コーラもそうですが、ソーダやジュースにも大量に糖分が入っている場合があるので、甘すぎる飲み物は注意が必要です。
野菜ジュースにも糖分が多いものもありますので、野菜ジュースだからと言って安心はできません。

もちろん、そういったスナック菓子やジュースを、一切摂取してはいけないというわけではありません。
たまになら良いですが、多量に摂取すると、中毒症状が現れるので危険です。
ジャンクフードと呼ばれるものは、おいしいものが多いのでどうしても食べてしまいがちですが、健康面を考えてなるべく欲求を制御するようにしましょう。

 



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