他人のためを考える

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心優しい人は、常に他人を優先的に考え、自分のことは後回しにしようとします。
他人のために生きるということは、苦しいことでもありますが、やはり人としてそのように生きることは美徳と言えるでしょう。
自己中心的に生きていると、痛いしっぺ返しを喰らってしまうこともあります。

 

■自己中心的考えは身を滅ぼす

日本人は他人を思いやることができる人が多く、自己中心的な人は少ないですが、誰しも少なからずそういった性格は持ち合わせています。
ただ、あまり自我を出してしまうと、他人に嫌われてしまうという心配から、なるべく他人のことを考えて行動するという人が多いと思われます。

自己中心的な性格な人は、生活しているうちに知らぬ間に他人に迷惑をかけてしまうことも多く、周囲から人が離れていってしまい、いつか孤立してしまう危険もあります。
しかし、他人から束縛されることも嫌いなので、自由な性格という意味では、他人からうらやましがられることもあり、カリスマ性を発揮することもあります。

そういった性格の人は、自由に行動するという部分は残し、なるべく自己中心的な考えを止めて他人のことを考えるようにしましょう。
自己中心的なままだと、いつか他人に嫌われてしまい、裏切りに遭ったり、見捨てられたりと、痛いしっぺ返しを喰らってしまうかもしれません。

仮にこの世の全ての人が、他人のことを優先して考えることができれば、戦争は決して起こりません。
例えば、そこにおいしい食べ物が一つだけあった時、みんなが自分のことだけを考えてそれを欲しいと思えば、喧嘩となり、争いに発展するかもしれませんが、みんなが他人のことを考えて譲り合って分け合ったりすれば、決して争いが起こることはないのです。

中国の偉人に孔子という人物がいます。儒学者で、多くの国の政治家に影響を与えた人物として有名です。
孔子は、弟子や生徒にも人としての魅力をずっと説いてきました。
人の魅力というのは、他人のことを第一に考え、他人を愛することだと言っています。
道徳を知る意味でもとても勉強になりますので、ぜひ孔子に関連する本を読まれることをお勧めします。

 

■心に訴える

私が一番初めに関心した物語は、子供の頃に親に読んでもらったイソップ童話の「北風と太陽」です。
内容はご存知の方も多いと思いますが、北風と太陽が旅人のコートを脱がせようと競い、北風は強風で強引にコートを吹き飛ばせようとして失敗し、太陽は旅人を熱で温めて自分からコートを脱がさせたというお話です。
これを聞いた時に、強引に何かをするよりも、その人が自らそうするように仕向けるという方が平和的に解決できる、というのが非常に印象に残っています。

似たような話で、三国志の馬謖の名言があります。
「城を攻めるは下策、心を攻めるが上策」
というものです。

城攻めで強引に城を取ろうと思えば、敵味方ともに被害は甚大なものとなります。
しかし、城主を説得し、降伏をうながして自ら開門するように仕向ければ、誰も傷つかずに城が手に入ります。

孫子の兵法書にも「戦わずして勝つ」という言葉があり、戦争をする前によくよく話し合って解決する方が良いと説いています。
戦争はあくまで最終手段であり、話し合いで解決できるのであれば、その方が良いに越したことはないのです。
平和的に解決するために、人の心に訴えるということです。

「ペンは剣よりも強し」という言葉もあります。
これは、暴力で争いを解決するよりも、新聞の記事や自らの言葉などで、大勢の人の心に訴えた方がより効果があるという意味です。

このように、暴力や争いで解決するよりも、人の心に訴えた方が何かと利も多く、平和的に解決できることが多いものです。
もちろん、戦争の話だけではなく、普段の生活でも、強引に人に要求を押し付けたり文句を言ったりせず、他人の立場に立ってその人の心に訴えるように心がけた方が良いでしょう。

 

■他人を優先的に考える

「もし、世界が明日終わるとしたら、何をしますか?」
という質問をされた場合、あなたはどのように答えますでしょうか?

多くの人は、「好きな物を最後に食べる」とか、「行きたかった場所に行く」など、自分のしたいことを答えると思います。
頭の良い人なら
「明日世界が終わると分かっているなら、原因が分かっているということだから、世界が終わらない方法を考える」
という回答をするかもしれません。

それはそれですごい答えではありますが、他人のことを優先的に考えるなら、自分のしたいことよりも、他人を喜ばせることを考えます。
「お世話になってきた多くの人にありがとうと伝える」
という回答であれば、素晴らしいと思います。

同様に、
「もし、願いが1つだけ叶うとしたら、何を願いますか?」
という質問はどうでしょうか?

「空を飛べるようになりたい」とか、「お金持ちになりたい」などの答えが普通かと思います。
しかし、他人のことを優先的に考えるなら、
「この世から全ての戦争をなくしてほしい」とか、「人が人を憎むことがない世の中にしてほしい」という回答となるかもしれません。

このようなことを最初に考えることのできる人間は少ないかもしれませんが、常に他人のことを優先して生きている人は、そのように回答するのかもしれません。

また、数十年くらい前に子供だった、ファミコンやアニメの世代は、他人のことを優先的に考え、自己犠牲の精神があると言われています。
昔のゲームやアニメは、勧善懲悪や王道のヒーローものが多く、自分の身を犠牲にしてでも仲間を助けたり、どんな困難も乗り越えて、囚われの人を助けようとする話を見てきました。
その影響で、自分の身を犠牲にしてでも他人を助けるという考えが、頭の片隅に残っているものと思われます。

まぁ、本当にいざという時にそのような行動を取れるかは分かりませんし、その世代でなくとも、少なからずそういった面を持っている人も少なくないとは思いますが、興味深い話ではあると思います。

私たちもそういった考え方を見習って、他人のためを考えていきたいものです。

 

■人の心を動かす

他人の心を動かすというのは容易なことではありません。
どんなに説得しても、なかなか心を動かさない人も多くいらっしゃいます。

ただ、そういった場合でも、人の心を動かすには、何度も訴え続ける必要があります。
手っ取り早く心を動かすには、印象に残る言葉であったり、行動が必要な場合もあります。

例えば、好きな人を振り向かせたい時に、手の込んだ物を贈ったりすると効果的かもしれません。
友達と旅行に行きたくても、友達が乗り気ではない場合に、旅行に行くとどんなに楽しいことがあるのかを話したり、旅先の写真を見せたりすると良いかもしれません、

また、職場で部下が動いてくれない場合に、リーダーが自ら率先して作業を行うと、自然についてくるという話を聞いたことがあります。
大手の社長であっても、自分から掃除をしたり、お茶汲みをしていると、部下も「社長にそんなことをさせられない」という思いもあるかもしれませんが、「この社長のためなら自分も動こう」という考えが芽生えるものです。

歴史を学んでいると、国を統治するようなトップリーダーでも、自ら農作業を手伝ったり、町に出て民衆の暮らしを見て回るような統治者は、やはり民衆から慕われて、国のために働こうと考える人が増え、国も安定するようです。

人の心を動かすというのは、なかなか難しいことではありますが、相手の気持ちになり、その人のためにどんなことをすれば喜ぶか、どんなことをすれば動きたくなるかを考えるようにすると良いかもしれません。

また、心理学を学ぶのも非常に有効かと思います。
私も今、心理学の本を買って勉強中ですが、様々な場面で役に立つことが多く、他人の気持ちを考えることができる学問です。
勉強というと毛嫌いされてしまうかもしれませんが、読書のつもりで気軽に取り組んでいただければと思います。

 



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