確率を考える

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競馬や宝くじなどのギャンブルを一度は試してみた方も多いと思います。もしくは、どっぷりハマってしまって大損した方もいらっしゃるかもしれません。
こういったギャンブルのような、確率によって当たりや外れがあるものは、やる前に確率をじっくり計算してみる必要があります。

 

■宝くじは確率が低い

宝くじの高額賞金の当たる確率は非常に低く、確率を計算できる数学に強い人は、絶対に宝くじを買わないそうです。
私も宝くじは買ったことがありませんが、1等が当たる確率は200万分の1くらいだそうです。

宝くじの種類も色々ありますし、種類によって確率も変わりますが、200万分の1と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。
確率を聞いても、多くの人は、
「買わなければ当たらないし、誰かが必ず当たる」
とおっしゃいます。

確かにおっしゃる通りなのですが、イメージが湧きやすいように例を出します。
「東京ドームに、トランプのカードを裏返しにびっしりと敷き詰めて、表は全て白紙なのですが、1枚だけハートのエースがあります。
それを当てれば、3億円差し上げます。参加料は1回300円です。」
というゲームをした場合、あなたは参加しますでしょうか?

宝くじはそれとほぼ同じです。
途方も無い確率ですし、数回やったくらいではほぼ100%当たらないでしょう。

2等や3等などももちろんありますが、こちらも確率は何十万分の1くらいで、確率はかなり低いです。
数千円がもらえる5等くらいが当たって満足する方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に宝くじはお金をドブに捨てるようなものです。

ナンバーズのようなものも、計算するともっと確率が低いものです。
賞金が高額になるほど、当たる確率は低くなりますので、よくよく考えてやるようにしましょう。

 

■ギャンブルは運営者側が儲かる

宝くじに限らず、競馬やパチンコなどは、運営者側が儲かるようにできています。
ラスベガスなどのホテルは、カジノで儲けることができる分、ホテルの宿泊費用が安くなっています。

基本的にギャンブルは、外れてしまう多くの人が、当たりの人と運営者へお金を払うシステムになっています。
我々はそのことを念頭に置いておき、ギャンブルをするかどうかを決める必要があります。

もちろん、ギャンブルが楽しいということは否定しません。
宝くじも当たりを期待するのではなく、「夢を買っている」とおっしゃる方も多くいます。

私も海外でカジノを楽しんだ経験がありますが、やはりお金を稼げるものではありません。
ゲームによって、勝てる確率が変わりますし、頭を使うことである程度勝つことができものもあります。

ルーレットなどはほぼ運ですが、ブラックジャックなどは、確率を考えて次を引くかどうかを決めれば勝率は上がります。
競馬や競艇なども、予想屋を使ったり、過去のデータの調査や、自分の目で馬や選手を見ることで、勝率を上げることはできるでしょう。
ただ、それでもやはり運の要素が強いので、ギャンブルにハマるということはオススメできません。

ギャンブルを行う場合は、使うお金の上限額を決めておき、楽しむ程度に留めるようにしましょう。

 

■保険は加入する前によく考える

生命保険や、自動車保険なども、加入する前によく考える必要があります。

自分に万が一のことがあった時に、残された家族が生活に困るような場合は、生命保険に入っておいた方が良いと思いますが、健康に気を遣っていて、注意力や警戒心も高く、普段から運動もしているような人は事故や病気になる確率も低いと思いますので、生命保険に入るのは不利かと思います。
また、自動車保険の場合は、強制加入の自賠責保険もありますので、あまり運転しないような人は無理に加入する必要はないかもしれません。

保険の営業が多いので、やむを得ず加入してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、無駄な保険は入らない方が良いと思います。
保険もギャンブルと同じで、保険金が下りなかった人が、保険金を使う人と運営者にお金を払うシステムです。
自分が事故に遭えば保険金が下りてきます(当たり)が、何もなければ払い損(外れ)となります。

ただ、確率や万が一のことを考えると、入っておいた方が良い保険というものはあります。
例えば、少し長めの海外旅行に行く際は、トラブルに巻き込まれる可能性も高いので、海外旅行保険に入っておくと良いと思います。
盗難や病気などで保険金が降りるので、いざという時の備えとなります。

また、住宅保険も入っておいた方が良いかもしれません。
どんな災害が起こるか分かりませんし、自分は悪くなくても、アパートなどで隣人が火事を起こして被害に遭う場合もあります。

自分にどのような保険が必要で、どれが不要かをよく考えて判断するようにしましょう。

 

■占いのカラクリ

特に女性は占いが好きな人が多く、年末年始には何かと占いの話題も多いものです。

占い師が行うような占いは、統計学に基づくものが多く、誕生月が何月の場合はこういった人が多いとか、名前の画数が何画の人はこういう性格の人が多いとか、手相にこういう線があると、こうなる運命になる人が多いといったように、7、8割の人に当てはまったとしても、全ての人に当てはまるわけではありません。

占いの種類も色々とありますので、一概に統計学を用いているわけではありませんが、それ以外では、ランダムの要素も強くなってくるので、当たる確率は低くなってしまうかと思います。
中には、守護霊や人のオーラが見えるという方もいらっしゃるようですが、それについては私も原理は分かりません。
本当の見えるのかもしれませんし、単にその人の雰囲気から色々と読み取れるのかもしれません。

ただ、占いが全く信じられないものという訳ではありません。
占いも複数の占いを組み合わせることで、当てはまる確率も上がるようです。
占い師の方も、過去のデータや、色々な占いを研究して当たる確率を上げる努力をしていらっしゃる方も多いと思いますので、それを仕事にしている方は、本当に当たる占いなのだと思います。

また、テレビや雑誌などでよく見かける星座占いや、血液型占いは、当たる確率はあまり高くないかと思います。
地球上に人口が70億人以上もいるのに、運勢が12種類や4種類しかないわけがありません。
こういった占いは、バイオリズムからある程度算出しているとは思いますが、ランダム性が高い場合も多いと思います。

占いを信じるのは悪いことではありませんが、これも確率などを考えるようにした方が良いでしょう。

 
このように、世の中には、確率を計算して行動した方が良いケースがあります。
よく考えてそれを行うかを決めるようにしましょう。

 



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