脳と時間の関係

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人間は年を取るほど、時間の流れが早く感じるものです。
30代、40代はあっという間だとおっしゃる人も多いかと思いますが、時間の流れが早く感じるのも理由があります。

 

■記憶する作業は時間がゆっくりに感じる

脳が情報を記憶する作業をしている時は、時間の流れ方が遅く感じます。
日常生活でも体験できることが多々あります。

例えば、知らない場所に行く時はやたらと長く感じたのに、帰り道は早く到着した感じがすることがあるかと思います。
これは、知らない場所を通る時は、脳がもう一度通る時や、帰りに迷わないようにと、周囲の景色を記憶しようとします。
この記憶する作業は、時間を長く感じさせてしまいます。
帰り道は、行きで既に記憶済みのものが多いため、記憶する作業が少なくてすみ、時間の流れが早く感じるのです。

また、映画などを2回以上観る時、2度目以降の方が早く終わった感じがするのも、記憶する情報量が2回目以降の方が少ないためと思われます。

それとは少し違いますが、命の危険を感じた時に、時が止まるような感じがすることがあります。
車の衝突事故などを起こした時に、その瞬間、人の動きや車の動きがスローモーションのように感じたという体験談を聞いたことはありませんでしょうか。
これは、脳が命の危険を感じた時に、その状況から助かる方法を、脳の記憶領域からあらゆる情報を取ろうと探す処理をするために、時間の流れが遅くなったと考えられます。

よく、死ぬ間際に走馬灯のように記憶が蘇るという話を聞いたことがある方も多いと思いますが、これも同様に、脳が命の危険を感じたために、記憶から助かる情報を探すためと言われています。

どちらも脳の記憶に関係していますが、記憶するという作業をつづけていれば、時間の流れが遅く感じますので、色々と新しいことに挑戦するのは、時間を流れを感じさせるという意味で有効かもしれません。

 

■時間の重みの違い

では、なぜ子どもの頃は時間がゆっくりに感じたのに、年を取ると早く感じるのでしょうか。

これも記憶の情報量の違いが大きな要因としてあるでしょう。
子どもの頃は全てが目新しく、記憶する情報量も多いため、時間の流れが遅く感じます。
年を取って経験を積んでくれば、記憶する情報量も少なくなってきて、時間が早く感じるのです。

ただ、それだけではなく、時間の重みというものが違うというのも要因としてあるかと思います。
時間の重みというのは、例えば5歳の子どもにとっての1年は、1年/5歳ですが、50歳の人にとっての1年は、1年/50歳となり、分母が大きい分だけ1年の重みが薄れてしまいます。
これも時間を早く感じさせる要因になっているのかもしれません。

 

■集中時は時間の流れが早い

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものです。
これは、集中している時間は早く感じるということでもあります。

仕事などをイヤイヤやる時は、なかなか時間が経ってくれないものです。
これは、イヤイヤやる作業は集中力を欠くため、時間の流れが遅く感じるのです。
時計を気にしながら作業をすると、なおさら遅く感じてしまうでしょう。

楽しいことをしている時は、否が応にもそれに集中してしまうために、時間が早く感じてしまうのです。
楽しいことをする時も、時計を気にしながらやることで、少し時間を遅く感じさせることができるかもしれません。

また、イヤな作業でも、なるべく集中することで時間の流れを早く感じさせることもできるかと思いますので、心がけてみましょう。

 

■記憶力を上げる方法

大事なことを記憶したい場合、繰り返し覚えることが必要です。
脳は、何度も情報を与えられると、それが重要と認識して、記憶にとどめようとします。

記憶方法としては、記憶したいことを一度覚えてから、20分以内にもう一度覚えます。
自信がない場合は、もう何回か20分おきくらいに覚える作業をすると良いでしょう。

また、年を取るほど脳の記憶領域が埋まるため、新しいことはなかなか覚えられなくなってしまいます。
もちろん、記憶領域は個人差がありますが、記憶領域が埋まれば古い情報を消して、新しい情報を記憶しなければなりません。
忘れるということは、新しいことをどんどん覚えるためには必要なことなのかもしれません。

覚えておきたいような重要なことは、日常生活の中で何度も触れるような習慣をつけておいた方が良いでしょう。
例えば、なるべく英語を忘れたくないのであれば、毎日10分でも良いので、何かしらの方法で英語に触れておきましょう。
脳は古くて重要でない情報から消していきますので、常に新しい情報を与えていれば忘れにくくなります。

最近は、パソコンやスマートフォンを使うことが多いので、文字を手で書く機会が減りましたが、普段から字を書いていないと、久しぶりに文字を書く時に本当に忘れてしまっているものです。
そういったことを防ぐためにも、普段から文字を少しでも手で書くようにしておくと良いでしょう。

 



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