教養を身につける
知識や教養を身につけることは非常に重要なことです。
また、経験や勉強で得た知識を活かすことも、人生にとって大きな意味を持ちます。
教養を身につける術や、それを活かす方法はどうすれば良いでしょうか。
■知ったかぶりをしない
会話や会議などで、分からない言葉が出てきた時は、知ったかぶりをせずに、素直に意味を聞く習慣をつけた方が良いでしょう。
分からないまま話を進められてしまうと、内容そのものが分からなくなってきたりする場合もあります。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」
という言葉にある通り、その時は聞くのが恥ずかしいかもしれませんが、知らないままでいるのはずっと恥ずかしいということです。
どうしても話の腰を折りたくない場合はスルーしても良いですが、話が終わってから聞くか、後で自分で調べるようにしましょう。
■賢人のマネをする
歴史に名を残すような賢人は、自分は質素な生活をして国民を想い、国を正しい方向に導いてきました。
また、人を思いやることを忘れず、常に他人のために力を尽くしてきました。
多くの学生を教え、道徳を説いたりもします。
道徳というのは、小学校で授業があった方もいらっしゃるかもしれませんが、人として正しい道を示すことです。
こういった賢人たちは、歴史書を調べれば、どの時代、どの国にも必ず登場するものです。
好きな賢人を見つけ出し、賢人のマネをするのも良いと思います。
マネをすると言っても、歴史上の人物だと、イメージも行動も分からないですが、自分の想像で良いのです。
また、何か重大な決断をする時も、
「あの人ならこう考えるだろうな」
というような活かし方もあるかと思います。
賢人になりきることで、そういった人物に近づけるかもしれません。
教養を身につけるというよりは、心構えの問題かもしれませんが、試していただけたらと思います。
■旅に出る
よく「自分探しの旅に出る」
という方がいらっしゃいますが、これはどんなことが自分が好きなのかを探すための旅に行くという意味です。
大抵の人は、自分の本当に好きなことや、やりたいことに気づいていないと思います。
旅に出ることで、様々な経験をして自分のやりたいことを探すことができます。
人によっては、そのまま旅先でやりたいことを見つけて、仕事にしてしまう人もいらっしゃいます。
私も何度か旅に出て、色々と考えてみたことがあります。
私は海外に住んでみた時、結局日本で仕事をする方が良いなと思いましたし、最も自分の経験が活かせる仕事がしたいとも思いました。
大きな方針転換はありませんでしたが、自分が進むべき道を再確認したような感じがしました。
自分探しの旅なら、やはり一人旅で、海外が良いかと思います。
なかなか、お金や時間が取れない方も多くいらっしゃるかと思いますが、転職のタイミングなどに前職でお金を貯めておけば、可能かと思いますので、もしそういった機会があれば、検討していただければと思います。
私も転職のタイミングで、オーストラリアに1年在住しました。
非常に良い経験でしたし、友人も増えました。
教養が身についたかどうかは分かりませんが、経験という意味では得るものは大きいと思います。
■独学が必要な分野
「餅は餅屋」
という言葉がある通り、専門的なことは専門家に任せるのが一番良いのですが、任せっきりでは危険な分野があります。
それは、医療です。
人によってはお医者さんに絶大な信用を寄せている方も多いと思いますが、お医者さん任せでは危ない場合もあります。
医師も営利目的で働いていますので、上からの指示で、それほど必要もない薬をどんどん出したりしてしまっているようです。
もちろん、医師によっては、きちんと患者さんに親身になって、必要な処置をほどこす方もいらっしゃいますが、大手の病院などでは、組織化、マニュアル化された医師がほとんどで、機械的に薬を出す場合も多いのです。
薬も人によっては副作用が出てしまう場合もあるので、不要な薬を出すような医師は信用できません。
薬害のニュースは、昔からも結構ありますが、これは薬の副作用によって被害が出てしまった患者さんのことです。
薬の知識がないことによって引き起こされてしまうケースと言えるでしょう。
ですので、一般の方でも、少しだけ医学を勉強しておくと良いと思います。
と言っても本格的に勉強する必要はなく、本やインターネットなどで、どういった食事が病気を予防できるかとか、この症状の場合はどういった治療法があるかを調べる程度で良いのです。
私も医師ではないですし、専門的な知識もありませんが、食事の栄養を気をつけることで、ほとんどの病気が予防・治療できるということを読んだことがあります。
どの情報が正しいのかは分かりませんが、手放しで医師を信じて薬を飲むよりも、自分で薬の成分や、他の治療法がないかなどを調べる習慣をつけておく方が良いと思います。
また、独学をしておいた方が良い分野として、法律があります。
もちろん、トラブルの時は弁護士に任せて良いのですが、法律をある程度知っておいた方が、いざという時に裁判で有利になったり、無用なトラブルを避けられたりします。
本格的に勉強するとなると大変ですので、トラブルになった時や必要になってから法律を調べても良いのですが、犯罪に関わる部分はとっさの判断が必要な場合がありますので、その辺りは予め調べておいた方が良いかもしれません。
■持っている知識を活かす
知識や教養を身につけても、身につけただけでは何の役にも立ちません。
それを活かすことが必要です。
学校の先生や研究員などならそのまま活かすことはできますが、そうでない人はなかなか活かす機会がないかもしれません。
しかし、知識をひけらかすようなことはせず、必要に迫られた時に必要な知識を使うようにしましょう。
「知識が少ない人ほど知っている知識を使いたがる」
という言葉は、知識を持っている量が少ない人ほどそれを使いたがるという意味ですが、知識を十分に持っている人は、知識をひけらかすようなことはしません。
知識の量が多いので、いちいち知識を無意味に披露していてはキリかないからです。
賢人のような振る舞い、必要な時に知識や経験を役立てるという心構えを持ちましょう。
教養は人の心を豊かにし、人の道を正しく導いてくれるものです。
決して道を踏み外すことなく、人として正しい行いを続けていきたいものです。