種なしぶどうはどうやって増やす?

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■種なしぶどうはどうやって量産しているのか

種なしぶどうは、種がないのにどうやってたくさん作ることができるのでしょうか?

知らない方も多いかと思いますが、種なしぶどうは、接ぎ木から育ててたくさん作っているとのことです。
つまり、品種改良で種なしぶどうを育てたら、接ぎ木、つまり枝を折ってそれを植えて、育てるという方法で量産しているのです。

種なし柿や種なしバナナなども同じ方法なのかと思われます。
接ぎ木で育てたものは、またその接ぎ木を使うことができるので、だんだん増やすことができます。

実はこの方法、日本の桜の木にも使われており、日本中の桜はもともと一本の桜の木から、接ぎ木で作られているとのことです。
そのため、桜が一斉に花開くと言われています。

もし、接ぎ木でなく、それぞれ種から育った桜の木だった場合は、遺伝子が異なるので、一斉に花開くわけではなく、それぞれの桜は温度や気候に左右されて花開くタイミングが異なることになりますが、日本の桜の木は、同じ桜の木から接ぎ木で作られたため、花開く温度や気候の条件が同じなのです。

そのため、同じタイミングで桜が一斉に開花します。
もちろん、地域が異なれば、温度も変わってくるので、日本中の桜の木が同じタイミングというわけではありませんが、地域内で桜が一斉に開花するのは、そういった理由があるのです。

日本の桜は、一斉に開花するため、美しく、そして一斉に花が散るため、儚いと言われています。
これにはそういったカラクリがあったわけですが、理由を知っておくのも良いかと思います。
 



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