鳥が電線で感電しないのはなぜ?
■鳥はなぜ電線で感電しないのか
電線には電流が流れているのに、鳥は電線に止まっても感電することはありません。
なぜ鳥が電線で感電しないのかご存知でしょうか?
電線には確かに電流が流れていますが、電流の流れが1本につき1方向のため、1本の電線に触れる分には問題ないのです。
1本の電線に触れても、電気の流れとしては、体の方に行くよりも、電線の方が電気が伝わりやすいので、体の方には電流が流れないのです。
しかし、流れの方向が違う2本の電線を同時に触ってしまうと、電気の流れが変わり、体の中を電気が通ってしまうので、感電します。
凧揚げが危険なのも、流れの違う電線を2本以上を同時に糸が触れてしまうと、糸に電気が通り、さらに人にまで落雷のように電気が通ってしまう可能性があるためです。
電線は身近なわりに、こういったことを知らないと危険なものですので、覚えておくと良いと思います。
まぁ、最近は電線を地中に埋めて、安全性や景観を保つようにする街も増えてきており、電線が地中に埋まっているなら何も危険はないのですが、やはり電線を全て地中に埋めるというのは、莫大なお金がかかるので、時間がかかると思います。
狭い道を歩いていて電柱が邪魔だと思うことも何度もあるので、電線の地中化はぜひにも進めていただきたいものですが、電線が上にあるところでは、凧揚げなどしないようにしましょう。