渦のまわり方は南半球と違う?

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■渦のまわり方は北半球と南半球で違う?

渦のまわり方は、北半球と南半球では逆になると聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、正しくは渦のまわり方ではなく、台風のまわり方です。

台風は、北半球では左回り、南半球では右回りとなります。
これは、地球の自転が関わっています。

北半球の場合を簡単に説明したいと思います。
北を上とした地球を思い描いていただいて、地球は西から東、つまり右方向に向かって自転しています。
台風の卵となる雨雲は、赤道付近の南側の方が、北側よりも強く慣性の法則によって右に向かって動きます。

これは、赤道付近の方が自転によって右方向に引っ張られるためと考えられます。
南側が右方向に移動するため、台風の渦が反時計回りになるということです。

南半球では、これの逆が起こり、北側の方が強く東側に引っ張られるため、渦が時計回りになるようです。
詳しく知りたい方は、ご自分で調べていただければと思います。

台風の渦の向きはこのように決まりますが、水道やお風呂の水を流した場合、北半球と南半球で渦の向きが違うということにはなりません。
水道やお風呂の水を流した時に、地球の自転は関係ないからです。

これらの渦は、その時の水の流れで渦のまわり方が変わります。
例えば、右手前から左側に向かって水が流れれば、反時計回りの渦になり、北半球であろうが南半球であろうが、同じ動きになります。

台風の向きが決まっているので、水の渦の向きも北半球と南半球で異なるというこのような誤解が生じたのかと思いますが、間違えないように注意しましょう。
 



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