二の舞は踏む?演じる?

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■二の舞を演じると二の足を踏む

よく、同じ過ちを繰り返すという意味で言う時に、「二の舞を踏む」という言葉を使うのを耳にしますが、こちらは間違いです。
正しくは「二の舞を演じる」です。

この誤用は、「二の足を踏む」と混同してしまったためと思われます。
じっくり考えてみていただければ分かるかと思いますが、「二の舞を踏む」という言葉はおかしいですね。
舞は演じるものであり、踏むものではありません。

対して、「二の足を踏む」という言葉は、思い切って行動しようと一歩目は踏み出したものの、やはりためらって二歩目の足が出ずに迷うところから、ためらうとか尻込みするという意味になります。

「二の舞を演じる」という使い方よりも、「前回の二の舞になる」という言い方の方が多いと思うので、二の舞は演じるものなのか、踏むものなのかを知らない人が多くなっているのかと思われます。

いざ自分が話した時に、誤用の方を使うことがないよう、両方の言葉の意味と使い方を覚えておきましょう。
 



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